EVENT

『LONG DISTANCE HIKERS DAY 2019』予告編と、年末のごあいさつ

2018.12.28
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『TRAILS 2.0』を掲げてスタートした2018年は、PCT & GHTハイカーでもあるライター根津貴央の正式加入、TRAILSの出版レーベル第二弾、“ 些細でリアルなトレイルカルチャー ” を発信するハンドメイドのコミュニケーションツール『ZINE – IN THE TRAIL TODAY』のリリース。

さらに掲載記事もこれまで通りハイキングカルチャーはもちろん、パックラフティングカルチャーを発信する記事も増え、1年間の記事総数は約2.5倍に増加。トレイルカルチャーの新たなステージが始まると同時に、まさに『TRAILS 2.0』にふさわしい幕開けとなる1年でした。記事をご覧くださったみなさん、本当にありがとうございました。

今年ラストを飾る記事は『LONG DISTANCE HIKERS DAY 2019』の予告編!このイベントは、日本のロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーを、ハイカー自らでつくっていく。そんな強い思いで立ち上げたイベントです。

トレイルの状況もトレイルを取り巻くカルチャーも、日々変化しています。この “現在(いま)” の情報やカルチャーを定着させていくためには、ウェブマガジンや書籍というメディアだけではなく、できるだけリアルタイムで、リアルハイカーが集う場が必要でした。

次回が4回目となるこのイベント。カルチャーを醸成させていく上でも、続けていくことの重要性をひしひしと感じながら開催しています。

ロング・ディスタンス・ハイキングに興味がある人には、旅の刺激を手に入れるゲートとしても楽しんでほしい。そしてすでにロング・ディスタンス・ハイキングを経験した人には、同じ旅の仲間との出会い、旅のバイブスを交換しあう場としても楽しんでほしい。そう思っています。


What’s LONG DISTANCE HIKERS DAY?


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日本のロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーを、ハイカー自らの手でつくっていく。そんな思いで2016年に立ち上げたイベントです。ロングトレイルを歩いたハイカーが、リアルな旅の体験を発信できる場。ロングハイキングの旅の情報や知恵を交換できる場。旅のあとのライフスタイルについて語り合える場。そんなふうに、ロングハイキングの旅を愛するハイカーにとって、最もリアルな人と情報が交流する場となればと思っています。

数百キロ、数千キロにおよぶ歩き旅とは、どんな体験であり、どんな感覚を与えてくれるものなのか? 映像や雑誌などの情報からだけでは感じられない、ハイカーの生の言葉で語られる旅の記憶や記録。またそのハイカー自身の人柄。そこには旅への憧れや臨場感を刺激してくれる、豊かでリアリティある情報が溢れています。ぜひ、あなたの旅のきっかけをつかみに遊びにきてください。


TOPICS1 / リアルなハイカーが語る、リアルな旅の世界


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当日は、ロングトレイルを歩いたハイカーが、20名以上も登壇します。

トーク内容は、ガイドブック的なものではなく、きわめてパーソナルな体験をベースにしたものです。それぞれが感じたロングトレイルの世界、そしてリアルでディープな旅の記憶と記録を語るコンテンツ。ネットでは手に入らない、本物の体験をした人だからこそ話せる内容ばかりです。

アメリカのアパラチアン・トレイル(AT)やパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)、ジョン・ミューア・トレイル(JMT)はもちろん、ニュージーランドのテ・アラロア、ラップランドの北極圏トレイルなど、さまざまなトレイルの情報や旅のストーリーを紹介します


TOPICS2 / 「ロングディスタンスハイカー」という熱病について語りあう、ディープなトークセッション


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「スイッチが入ったきっかけ」、その初期衝動こそが今年いちばんフォーカスしたいテーマのひとつです。そもそもハイカーたちは、なぜ何百キロ、何千キロの道のりを歩こうと思ったのか。自分を突き動かしたその「スイッチ」がどこにあったのかに迫ります。

また、ロング・ディスタンス・ハイキングは、当然ながら楽しいことも辛いこともある。光と影は表裏一体。というわけで、「ハイカーハピネス」「ハイカーシンドローム」と題して、何を思い、感じながらトレイルを歩き、大自然の中で暮らしていたのか。さらには歩く前と歩き終えたあとの人生はどう変わったのか。そんな十人十色のリアルを、ハイカー自ら赤裸々に語ってもらいます。


TOPICS3 / 国内外のロングトレイルの最新情報 New Year’s Topics


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これは3年連続でお届けしているおなじみのクラシカルなコンテンツ。ロング・ディスタンス・ハイキングから帰ってきたばかりのハイカーが、そのホットな現地情報を共有してくれます。今年は、日本のトレイルの最新状況もあわせて紹介!

トレイルの “現在(いま)” を知ることができる貴重な内容なので、特に今年歩こうと思っている人は必見です。


TOPICS4 / 日本のロングトレイルの現在とこれから: みちのく潮風トレイル、信越トレイル、北根室ランチウェイ


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2019年、東北の海岸沿いを貫く「みちのく潮風トレイル」がついに全線開通! 国内最長の1,000kmにおよぶロングトレイルはいかなるものなのでしょうか。ルートや魅力について詳しく紹介します。

また、今年10周年を迎えた「信越トレイル」、年々人気が高まっている「北根室ランチウェイ」に関しては、最新状況に加えて、現在抱えている課題、今後の展望などについて話をします。日本のロングトレイルの現在とこれからを知ることができる、稀有なコンテンツです。


TOPICS5 / 女性ハイカーだけのクローズドな座談会、WOMEN’S HIKING TIPS


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このイベントが立ち上がった2016年に企画し、次で4年連続の開催となる『LONG DISTANCE HIKERS DAY』の目玉 & 定番コンテンツであり、かつ大人気のコンテンツでもある『WOMEN’S HIKING TIPS』。

そもそも、世の中に流通するロング・ディスタンス・ハイキングの情報自体が少ない状況において、女性向けの情報はなおさら少ないもの。メディアの情報は男性目線のものが主流で、アウトドアショップの店員さんも男性が多い。女性ならではの不安や悩みを相談する機会は意外とないという背景から企画した、女性同士でぶっちゃけ話 & 情報交換をするクローズドな座談会です。

ロングトレイルを歩いた女性ハイカーがリアルな経験を語りつつ、役に立ったアイテムなども紹介。当日来場された女性ハイカーと登壇する女性ハイカーとの小さなセッションも予定しています。

[MOVIE]


イベントの開催日時および会場について


【日時】
2019年2月16日(土)、2月17日(日)
11:45 開場、12:00 開始、19:00 終了予定

【会場】
Three Eight Nine MITAKA (JR三鷹駅より徒歩4分)
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-37-31

【申し込み方法】
詳細につきましては、あらためて2019年1月中に告知しますので、しばらくお待ちください。

* * *

TRAILSは、2019年も引き続き『TRAILS 2.0』として、新たな企画や仕掛け、試みにトライし、より一層、日本のトレイルカルチャーを盛り上げていけるよう頑張ります。

この一年、本当にお世話になりました。
TRAILS編集部一同、読者の方々はもちろん、イベントに参加してくださった方、ご協力いただいた関係各所のみなさま、すべての方々に感謝します。

2019年もよい旅を!
Happy Trails!

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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