HAMMOCKS for Hiker | ハンモックユーザーレビュー2025 by TRAILS research (後編)
取材・文・構成:TRAILS
『HAMMOCKS for Hiker』は、野営ギアとしてのハンモックを中心に、ハイキングの旅を拡張してくれるギアとしてハンモックを紹介している。
前回まで全4回にわたって『ハンモックギア2025』をお届けした (記事はコチラ)。今回は『TRAILS research』として、会場に遊びに来てくれたリアルなハンモック・ハイカーたちのインタビューを、前編・後編に分けてレポート。
今回の後編でも、ハンモックの野営での雨対策や、ハンモックでの過ごし方をアップデートできるちょっとしたアイテムなど、ハイカーたちのリアルなTIPSを紹介してもらった。実践的な工夫が詰め込まれたユーザーたちのレポートから、ぜひ今後のヒントを見つけてほしい。

今回インタビューした10人のハンモック・ハイカーたち。
雨の日対策で大きめのタープを。周辺ギアはMYOGしたものを使用。

虫対策のため、タープ&バグネットまでセットになったオールインワンのHENNESSY HAMOCKをセレクトしたササキさん。
使用ギア:[ハンモック] HENNESSY HAMMOCK / エクスペディションA-SYM ZIP [タープ] ENO / ハウスフライ™ レインタープ
ジトさん:ハンモックは自分はずっとHENNESSY HAMMOCKを使っていて、もう使い始めて15年くらいになると思います。ずっと同じのを使ってるので、今日はHAMMOCS for Hikerで今のハンモックをたくさん見れて、とても楽しかったです。
ちなみにHENNESSY HAMMOCKSは、子供と一緒に使ったりもしてて。ネットが付いているから子供が落ちないという安心感もあって。
今日はHENNESSY HAMMOCKのタープを取り外して、ENOのハウスフライ™ レインタープに付け替えて使いました。雨の日の対策で大きめのタープに変えた仕様です。

アルコールストーブと風防はMYOGしたものを持参。
あといろいろMYOGしたものも持ってきているのですが、アルスト (アルコールストーブ) と風防も自作したものを持ってきました。アスルトは、中にカーボンフェルトを入れて、液漏れと炎が大きくなりすぎないようにしたものを。風防はゴトクとしても使えるものをMYOGしました。
夏場は森林限界下で、よくハンモックを使ったハイキング&キャンプを楽しむ。

夏場はハンモックでのハイキング&キャンプを楽しんでいるコンドウさん。
使用ギア:[ハンモック] Warbonnet Outdoors / Blackbird [タープ] EXPED / Hammock Trekking Tarp
コンドウさん:HAMMOCKS for Hikerは、1回だけ来られなかったときがありますが、それ以外はすべて参加させてもらっています。なので、7回目の参加ですね。
自分は、夏のハイキングではずっとハンモックを使っていて、それで野営もしています。主に森林限界下の山ですね。タープ泊やツェルトと比べても、ハンモックの方が地面の状態に左右されずに張れる安心感があるんですよね。
今日はタープは、雨が結構降る予報だったので、EXPEDのHammock Trekking Tarpを選びました。これは長辺3.6mで大きいので、雨の吹き込みを防ぎやすいので。

この日は雨対策で、雨の吹き込みを防ぎやすい大きめサイズのEXPEDのHammock Trekking Tarpを使用。
前に山のなかで小さめのタープで雨にザーザー降られたときに、端の方が濡れて水滴が中に落ちてきちゃったんですよね。それで今日は、キャンプがメインということもあって、このEXPEDのタープにしました。
ハンモック・キャンプを充実させるための、スマホ固定クリップが活躍。

普段はハンモック・キャンプをベースに、その周辺をハイキングするスタイルで楽しんでいるミムチさん。
使用ギア:[ハンモック] ENO / SuperSub™ Ultralight Hammock, [タープ] TRAIL BUM / CTタープ
ミムチさん:HAMMOCKS for Hikerに参加したのは、今回で2回目です。ハンモックを使い始めたのは5~6年前くらいですね。
今日は、リッジラインにクリップを付けて、ハンモックに寝ながらスマホで映画などを見れるようにしてみたんです。これが結構うまくいって、昨晩は快適にハンモックのなかで過ごせました (笑)。大活躍しました。

ハンモックに寝ながらスマホで映画などを見れるようにしたクリップ。
あと自分は基本的にバグネット付きのスタイルにしているのですが、今日はLELEKA HAMMOCKのハンモック・モスキートメッシュ・プラスを持ってきました。下部の開口部から入るのは、ちょっと癖があるかなと思ったけど慣れました。なにより110gと超軽量なのがよいですね。
雨対策でドア付きのタープを。キルトはハンモック用にカスタムオーダー。

ドア付きタープで快適に雨を凌いだナリさん。
使用ギア:[ハンモック] 凌 / ゲッカビジン 二重織り, [タープ] Hummingbird Hammocks / ペリカンタープ
ナリさん:このHAMMOCKS for Hiekerは3回目の参加です。普段は山の中でハンモックで野営して、ハイキングと組み合わせて遊んでいます。
ハンモックは凌のゲッカビジン 二重織りを使ったんですけど、座るスタイルでの安定感と寝た時のゆったり感がよかったです。
タープは雨対策で、Hummingbird Hammocksのペリカンタープを持ってきました。前後がドア型になっていて、閉められるものです。昨日はかなりどしゃ降りでしたけど、このタープだったから、かなり快適に過ごせました。普段は、通常の長方形タープを使うことの方が多いです。

アンダーキルトはカスタムオーダーで幅を広めにしたもので、ハンモック全体が覆えるサイズに。
キルトは、ENLIGHTENED EQUIPMENTのRevelation APEXをカスタムオーダーしたもので、ハンモックと合わせるために幅をワイドにしてハンモック全体を覆えるサイズにしました。実際使ってみて、思い通りのサイズ感だったのでよかったです。
10年前から前からハンモックを愛用。以前は「吊るし訓練」を。

10年前からハンモックを使用しているスーさん。
使用ギア:[ハンモック] Jindaiji Mountain Works / PB UL Hammock, [タープ] Jindaiji Mountain Works / PB Tarp 8×10 [アンダーキルト] Montkage Products / Mino
スーさん:ハンモックを始めたのは10年くらい前で、当時は周りの仲間でHENNESSY HAMMOCK (以下、ヘネシー) が流行っていたんです。
周りはヘネシーで野営してみる「吊るし訓練」という遊びを仲間とやってました。僕はヘネシーを持ってなくて、BYERのハンモックに、オールウェザーブランケットバイヤー (Grabber) をタープ代わりにしたスタイルで寝てました。
今日は去年買ったハンモックの初張りです。雨対策で、荷物が濡れないようにENOのギアスリングを組み合わせました。

雨の日対策で使用した、 ENOのギアスリング「Underbelly™ Gear Sling」。
今後は、パックラフティングと渓流釣りを合わせて遊んでみたいと思っていて、それにハンモックも組み合わせてみたいなと思って思っています。

2016年にスタートして、今回で7回目を迎えた『HAMMOCKS for Hiker』。
前編・後編でレポートしたユーザーレビュー。ハイカーたちのハンモック・ハイキング、ハンモック・キャンプの実践から生まれた、TIPSをいろいろ語ってくれた。
また来年のHAMMOCKS for Hikerもお楽しみに!
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