TRAILS REPORT

そこに山があったからだ。〜Because It’s There 〜♯03;山口貴史(ifyouhave)

2016.01.29
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■ifyouhave始動

ーー研究所にはいつまでいたんですか?

「辞めたのは2014年だから、去年(取材は2015年12月)ですね。」

ーーifyouhaveを始めたのも2014年ですよね。じゃあ研究所を辞めると同時に始められたわけですね。

「そうですね。やめてすぐに準備をはじめました。そろそろ自分が主体でやりたいなと思って。」

ーー辞められる前から平行してTiMNEYの試作も始めていたんですか?

「研究所時代はそんな時間もなかったんですが、TiMNEYの基本的な設計はさっきも言ったとおり、2009年の時点でほとんどできていたんです。そのときからいつか製品化できたらいいなとは思っていたけど、研究所にいた時期は一旦ストップしていました。」

ーーでも、他の仕事をしないでこれ一本でやっていくのも結構な決断だったと思うんですけど、なぜこの道で行こうと思ったんですか?

「シナジェティクスの研究もこの先もやりたいと思っていて、現在も少しはやっているんですけど、それをお金に変えるとなるとちょっと今の段階では難しい。でも普通に会社に勤めるという気持ちもなかったし、そんな大きく儲けなくてもいいとも思っていました。やりたいことはいろいろあったんですが、仕事としてはこれがいいかなと。(働く)場所も選べるし。それと働き方として、アメリカのMLDとか最初に見たときは人数が少なかったのか、『ハイキング行くから2ヶ月休みます』とかあったじゃないですか。それがすごくいいなと思っていたんですね。それで休んでも許されるような仕事なんだって。むしろしっかりフェイールドテストしてて、逆に信頼できるんじゃないかっていう。それもやろう思った理由のひとつかもしれないですね。『それなりに面白いものができれば買ってくれる人はいるだろう』って、結構楽観的に考えていました。」

ーーTiMNEYの商品化はどのくらいでできたんですか?

「形はほぼできていたんでデザインにはそんなに時間はかからなかったけど、素材や加工の工場を探すのにはそれなりに時間がかかりましたね。求めるクオリティが出せて、コストが見合う工場を探すのに。あと一個作ることと製品として量産することの違いはやっぱりすごく感じましたね。特にコストの面で。縫い物なら最初は自分で縫えばいいけど、工場に頼むとロットがあるじゃないですか。」

ーーまあ50個作るのと500個作るのでは値段も変わってきますからね。ifyouhaveはクラウドファンディングで登場してきたこともトピックとして大きかったと思うのですが、やってみて反響はどうでしたか?

「いま思うと、あそこで失敗すると大変だったなって思いますね。うまくいかなかったらその後どうするか全然考えていなかったんで(笑)。そのあと同じネタでクラウドファンディングするのも難しかったし、自分の資金だけで出すのも難しかっただろうし。ラッキーだったのはクラウドファンディング自体のファンがいて、普通に売ってても買わないけど、あれでやってたから買ったっていう人が結構応援してくれたんです。そういえば、一個目は川崎さん(日本のUL黎明期のキーパーソン川崎一氏のこと。TRAILSでは『土屋智哉のMeet The Hikers! ♯1』ゲストで登場しているので参照のこと)が買ってくれました(笑)。」

ーーそうなんだ! さすが川崎さん、目が早い(笑)。クラウドファンディングという仕組みがあったからifyouhaveを始めることができたと思います?

「そうですね。それで話題にもなったし。とくにTiMNEYはロット生産なんで一定数最初に注文が取れるというのはよかったです。初期費用をあそこで集めることができたんで。作るのがバックパックとかみたいな縫い物なら最初は自分で縫えばいいからやらなかったと思いますけど。でも最初に財布とかサコッシュとか出すよりも変わったもの出す方が良いだろうなっていうのはありました。」

ーー確かに最初のプロダクトがチタン製品ってインパクトありましたね。同時期にSora Titanium Gearとかも出てきたけど、それ以前日本のコテージ・マニュファクチャラーでチタンを扱っているとこってなかったと思うし。それと同時にifyouhaveにはウォレットとかナップサックとか縫い物系のプロダクトもある点がユニークだと思いますけど、ミシンは昔からやってたんですか?

「ちゃんとやりだしたのは最近ですね。」

ーー難しくなかったですか?

「それほど難しくはなかったですけど、ちゃんとしたミシンを使うことが重要だと思います。あとはやっていくなかでの、『慣れ』が大きいかな。家庭用のミシンだと糸の調整やセッティングに手間取ったり、パワーが足りないとか問題がありましたけど、ミシンを変えたらストレスなく縫えるようになりました。」

冬の間は暖房が大変なので、ダイニングの一角に作業スペースを設けて製作しているとか。ミシンはbaby lock EP9600。

冬の間は暖房が大変なので、ダイニングの一角に作業スペースを設けて製作しているとか。ミシンはbaby lock EP9600。

ーー実際メーカーを始めて1年以上経ってみて、どうですか?

「売り上げも月によってバラつきはあるし、ストーブとかは冬場は夏に比べるとだいぶ売れる数が減るとかもちろんあるんですね。僕の場合は財布(Wallet Coin Custum)があったのが去年は助かりましたね。財布って誰でも使うものだけど、やっぱりアルコールストーブはなんだかんだ使う人少ないじゃないですか。始める前はあまりちゃんとそういうこと考えていなかったんですけど、実際やり始めると季節物とか年間通して売れるものとか、いろいろあるなっていうのはわかりましたね。」

ーーなるほどね。メーカーを生業にするんだったらそういうことも考えてラインナップ組んだ方がいいと(笑)。

「『袋モノは売れる』とハイカーズデポ土屋さんはじめ何人かに聞きましたね。(笑)サコッシュとか、ミニショルダーとかは価格的にも買いやすくて普段使いできるものはよく売れるみたいですね。」

ーーじゃあNapPackもそういう目論見で?

「あれは普段からナップサックを使ってて、こうだったらいいのになというアイデアがあって作ったんですよ。サコッシュつくらないのと言われますけど、僕自身が使わないんで、使わないものを出すのはどうなんだろうと思ってやってないです。売れそうなのばっかり作っても面白くないですしね。」

ーーじゃあifyouhaveのシンボルというかフラッグシップはTiMNEYだけど、売り上げを支えているのはWallet Coin Customなんだ。

「NapPackが出るまではそうでしたね。NapPackは割と好評で、もうちょっと厚手の生地でも作ろうと思っています。僕もふだんから使ってるんですが、薄いシルナイロンだと毎日使うには生地の耐久性が足りないので。思いっきりさっきいった普段使いもできるものですね(笑)」

鎌倉ハイカーズミーティング2015にて、勝俣隆さんの袋飯を作るお手伝い。/山口

鎌倉ハイカーズミーティング2015にて、勝俣隆さんの袋飯を作るお手伝い。/山口

■日本のULが得たもの、失ったもの

ーーいま日本のガレージメーカーシーンって盛り上がっていると思うんですよ。 Off The Grid(2015年4月に調布の京王フローラルガーデンアンジェで開かれた国内インディペンデント・メーカー、ディストリビューター、リテーラーが集って開かれた屋外展示会。)みたいな展示会イベントが始まったり、Mt.FABs(OgawandとWanderlust Equipementを中心に国内のコテージ・マニュファクチャラーが集うオープンファクトリー兼ショップ)みたいなまさにいまの日本のコテージ・マニュファクチャラーの横の広がりを象徴するような場所ができたり。その当事者としては、いまのシーンはどのように見えていますか?

「Off The Gridは僕にとってはすごく良いタイミングで始まってくれましたね。たくさんの人に直接見てもらえる機会ができたのはありがたかったです。こんなイベントが始まったこと自体が盛り上がりを象徴していると思いますし、少し前だったら考えられないことだと思います。Mt.FABsもみんなでお互いに協力して盛り上げようという、同じメーカー同士が仲良くやっているというのはすごくいいですよね。僕なんかは、Mt.FABsの代表であるワンワン(粟津創氏)とオガワン(小川隆之氏)のお世話になってるだけですけど、とてもよくしてもらってます。でも今はガレージメーカーも増えたし、そのメーカーのギアを買う人もすごく増えたから、そのおかげでifyouhaveがなんとかやれているというのもありますが、僕がULに最初に興味を持った2008年頃とはだいぶ状況が変わったなというのは感じます。当時はけっこうオタクっぽい世界だったけど、現在は一部の人だけが知るものじゃなくなってきた。山で会うULスタイルでない人でも、ULのことはなんとなくは知っていて興味があるといってたりしますし。シーンが大きくなって盛り上がっていく過程で必然的なことなのかもしれないけれど、使いやすくて安定感のあるものが増えて、昔みたいな攻めた面白い製品は少なくなったように思いまし、雰囲気も変わってきたと思います。でも、『ギアさえ揃えればULなのか?』っていうのもあるじゃないですか。僕はULのどこが面白かったのかっていうと、ミニマリズム的なとことか、ブリコラージュ(bricolage)っぽいとこで。」

ーーブリコラージュ?

「僕は哲学者のレヴィ=ストロースが使っていて知った言葉なんですけど、「本来そのために作られたものじゃないものだけど、充分に役割を果たしている」みたいな意味で、例えば空き缶のストーブってあれは本来ストーブ用に作られた缶じゃないじゃないですか。でもすごく軽くてちゃんとストーブとして使える。あとタイベックも、そもそもは建築資材として作られたものだけど防水透湿性能が高いからグラウンドシートとかテントに使われているとか。そういうところが面白いなと思ってて。」

ーーゴミ袋をレインウェアとかパックライナーにしちゃったりとか、ジップロックのスクリューロックをカトラリーにしたりとか、そういうことですよね。

「そうです。自分でいろいろ考えて工夫していた。でも今はメーカーもいっぱいあって、その中で道具を選択できるじゃないですか。」

ーーたしかにむかしはそもそも良い道具がなかったからブリコラージュ的な工夫をせざるを得なかったですよね。でも、たしかにそういうところがULの魅力だったし、面白いとこでもあったかも。情報も少なかったから、ちょっと調べればレイ・ジャーディンとかBeyond Backpackingとかに行き着いて、Ray=Wayのサイトとか見たら理屈っぽいことが書いてあって(笑)。Ray=WayだとMYOG=消費社会へのアンチテーゼでもあるじゃないですか。カタログ見たりネットサーフィンしている暇があったらミシンを踏めと。その方が無駄な消費を抑えられて、縫製のスキルも身につけられて、しかも理想的な道具を手に入れられるんだと。それってつまりライフスタイルにも直結する問いかけでもあって。

「そうなんですよね。ULのそういう哲学っぽいところが一番興味を持ったところなんですけど、日本だとどうしてもギアに偏って、軽いギアを集めるってことばっかりにフォーカスしがちになってて、そういう哲学的な部分は抜け落ちているかなって。いまは適当に揃えてもけっこう軽くできるし。」

ーーいまはULの定義であるベースウェイトを4.5kgにすることだって、そんなに難しくないですからね。昔だったら『本当にそんなことできるの?』って感じだったけど。

「そうですよね。ぼくがULの面白いと感じた部分はなくなっちゃったのかなと思っています。だからifyouhaveでは、あえて『これ本当に使えるの?』って思われるような雰囲気のものを作っていきたいと思っています。」

北アルプス白馬大池あたり。2014年。/山口

北アルプス白馬大池あたり。2014年。/山口

■アイデアの閃き方

ーー山口さんはシンプルライフ指向だと思うんですけれど、それはULで芽生えたものだったんですか? それとも以前からそうだったんですか?

「影響はあると思いますね。とくに自作が大きかったかもしれない。」

ーーさっきRay=Wayの話で出たみたいなMYOG=DIY的な、ものを買わなくても自分でやろうと思えば割となんでも作れるぞ、みたいな?

「そうですね。大きな目標としては、自分で住む家を作りたいと思っているんです。シェルター=最低限の住居というテーマは10年以上考えつづけていて、ドームの研究をしたのも一つの選択肢と考えていたからなんです。当時はドームに住んでULな森の生活みたいなのおもしろいんじゃないかと思っていたんですけど、今はドームよりは、木造の小さな家がいいかなと思っています。小屋を作る人って結構いますけど、週末用とか夏用とかが多くて、一年を通して快適に住めるものってあまりないなと思っていて。セルフビルドが可能で簡単に良いものが作れるやり方があるんじゃないかと考えています。それで最初は、誰でも作れるキットみたいなのを考えていたんですけど、いまは作り方を公開してみんなが使えるものにしたいと思っています。でも建物を建てるのって、法律が絡んでくるので、いろいろ問題がありそうですが。」

ーートレーラーハウスみたいに車輪が付いてて一応動かせるって体だと割とグレーみたいだけど、建物となると建築法とかいろいろ絡んできて面倒みたいですよね。

「そうなんですよね。だからそのやり方を自由に使ってもらえたら面白いんじゃないかと今は思っています。来年(2016年)からぼちぼち始めたいなと思っているんですけれど、まずは模型を作るところからかな。」

ーーそういうアイデアは思いついちゃうんですか?

「そうですね。思いついちゃいます。」

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ーーものを見てると『ここをもうちょっとこうしたいいんじゃないの?』っていうのを考えちゃう?

「それもありますけど、研究所時代に訓練したのもあって、発明の方法というのが、アイデアを出すのは方法があると思うんです。」

ーーそれどうやるんですか? みんな知りたいと思うけど(笑)。

「一つの例でいうと、TiMNEYの風防のカチッとはまる部分の仕組みなんですが、あれは最初に『(収納時に)巻いたときかさばらないようにする。そのためにパーツを増やさないで固定する仕組みを考える』という課題を設定したんです。あとはそれを考え続けていくと解決方法が見つかる。今の形になるまではいろいろ試してようやく出来たし、なんでもできるわけじゃないですけど、一見無理そうでも課題をうまく設定できると解決方法が見つかることは多いと思います。」

ーーそれはシナジェティクスを研究していると身に付くものなんですか?

「結構できるようになると思います。シナジェティクスは自然の原理というか宇宙のOSみたいなものなので、それがわかっていればわりとすぐに答えが見つかるというか。でも、今試作しているバックパックの設計には直接的には使ってないですが。」

ーーでも設計はともかく、設計に至る思考方法にはシナジェティクスが入っていると。

「そうですね。」

ーーこないだ聞いた画期的スタッフサックのアイデアも楽しみですね。

「それもすごく単純ですよ(笑)。布一枚で四角い形で、いちおう『メタモサック』って名前を付けていますけど。」

ーーメタモルフォーゼの『メタモ』? 風呂敷みたいなことですか?

「風呂敷とは違うけど、形が変化するんです。それで何通りかに使えるっていうものなんですけど。」

梼原の集落の様子です。奧に見える雪が積もっているのは四国カルストです。/山口

梼原の集落の様子です。奧に見える雪が積もっているのは四国カルストです。/山口

■高知への移転

ーーこれからアトリエを高知へ移転されますね。

「今回引っ越すのは、これまでは安曇野に住んでいたんですけれど、一緒に住んでいる彼女の仕事が終わるんで、『区切りがいいんでどこかに引っ越そうか』と。他にも北海道とか候補があったんですけれど、ひとまず高知を1週間くらい見に行ったんです。そしたら高知の空の青さ、雰囲気が四国の他の地域と比べても良くて二人とも気に入ったんです。家を借りた梼原町は高知市まで2時間くらい、松山市まで1時間半くらいの山間の集落なんですけど、風景がきれいで、景観にも力を入れてて、役場のある中心部の通りは電線を地中化しているのか、電線がないんですよ。」

ーーたしかに電柱ないと雰囲気違いそうですね。

「だいぶ変わりますね。ちなみに梼原町は「高知のチベット」っていわれてるんですよ。標高が高くて昔は道が悪かったんで本当に行きにくい場所だったらしくて。裏山が四国カルストっていう高原地帯で、家からはすぐに山に入れるような環境です。あと、今の家は水回りが全部新品になっている物件なんですよ。町が空き家を住めるようにリフォームして貸し出してくれているんです。こういう場所の物件ってやっぱりボロボロの古民家とか中古住宅が多いので、それを自分で直して住んでもいいけど、そこまでずっと住むかはまだわからないんで、そのまま住める物件があったというのも大きいですね。あと移住担当者の方がすごく親切で、引越し後も材木屋さんを案内してもらったり、有機農家さんを紹介してもらったりと、なにかとお世話してくれて助かってます。」

ーー高知に引っ越して、どんなことをやろうと思っていますか?

「とりあえず新しく始めるのは家庭菜園とか、田んぼも小さいのをやって自分たちの食べる分をできるだけ作りたいと思ってます。菜食、自然食に興味を持ってからずっとやってみたかったのですごく楽しみです。さっき話した小屋についても模型をとりあえず作って、原寸大のも作りたいなとは思っています。」

ーー5年後とか10年後の目標はありますか?

「さっき話した家をつくるというのをある程度かたちにしたいですね。高知で古い家を改修した家を借りてみて、改めて感じているんですけど、間取りが使いにくかったり断熱とか採光の問題があって、満足いくレベルまで改修するとものすごく大掛かりになってしまうんですね。小さくて快適な家を新しく作るほうがコストも時間もかからないと思っています。ifyouhaveについては、そこまで具体的な計画は立ててなくて、いいアイデアを思いついたものから製品化しているといった感じです。

家の前の田んぼ越しの景色。高知ですが、標高が650mあるので雪が積もります。/山口

家の前の田んぼ越しの景色。高知ですが、標高が650mあるので雪が積もります。/山口

ーー具体的な新作の予定はありますか?

「今後作りたいと思っているのものは、バックパックを始めいくつかあるので、それを製品化していこうと思ってます。Off The Gridでいくつかサンプルを含めて出せたらいいなと思っています。2015年を振り返ってみると田舎に住んでて、支出が少く暮らせるというのは良かったですね。コテージ・マニュファクチャラーの最初の頃って、それまでやっていた仕事をやめる/やめないって問題があるじゃないですか。たしかに都会に住んでたら仕事を辞められないかもしれないけれど、田舎に住んで生活費を下げればそれまでの仕事を辞められると思うんですよ。」

ーーそういえば地方にベースがあるコテージ・マニュファクチャラーってあまりないですよね。愛知のKS Ultralight Gearくらいで、あとはだいたい関東に集中している。でも考えたら基本はネット販売だし、地方でもぜんぜんやっていける業態ですよね。Off The Gridみたいなイベントのときだけ東京来ればいいんだし。山口さんがそういう道筋を作ってくれるといいな。

「そうですね。TRAILSでの豊嶋秀樹さん(『Because it’s There#2』参照)の話にもあったけど、支出を減らせば仕事も減らせるというか、田舎の生活費が安い場所に住めばそんなに稼がなくていい。ということは時間も一気にできて、試作もゆっくりできる。だから面白いものが作れるし、製品数も増やして、メーカーとして軌道に乗せることもできると思うんですよ。そういうサイクルが作れたらなって。」

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三田正明

三田正明

1974年東京都国立市出身。2001年に『Title』(文藝春秋)の連載「To The Boy /少年犯罪被害者の旅」でカメラマン/ライターとしての活動を始める。2001年にザンビアで皆既日食を見て以来南アフリカ・ジンバブエ・タイ・インド・オーストラリア・アルゼンチン・ブラジル・メキシコ・トルコ・ネパール・アメリカ・カナダ・モンゴルなどを放浪。これまでに皆既日食を五度、部分日食を二度、皆既月食を一度見ている。次第に旅の途上で出会った大自然の世界に傾倒し、気がつけばヒマラヤや北米大陸や日本各地のトレイルを歩くように。雑誌『スペクテイター』や『マーマーマガジン』を始めとする多くの雑誌にアウトドアにまつわるドキュメンタリーやトラベローグや連載記事を執筆、TRAILSではメインライターとエディターを務める。
masaakimita.web.fc2.com

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