POP HIKE CHIBA #4 in 鋸山
2013年にスタートしたPOP HIKE CHIBAも今回が第四回。今回の行き先は、天空の城ラピュタの世界観を醸し出す石切場のある鋸山(のこぎりやま)。採石した石を運び出した古の道「車力道」を歩き、海抜0メートルから鋸山頂上に登っていきます。山道の見晴らしからも海を望むことでき、船の往来や向かいの三浦半島、遠くには富士山や伊豆大島までがそのパースペクティブにおさまるところなどは、房総のトレイルならではの魅力です。
今回もcafeSTAND店主・塚本氏が、KUSA.喫茶さんによる「POP HIKE CHIBA」特性オリジナル焙煎豆をその場でドリップ。山のなかで、そして海を望みながら、淹れたての絶品のコーヒーを飲めるのは、毎度ながら贅沢なトレイルでの時間を過ごし方です。そう、いつもPOP HIKE CHIBAの中で、ハイキングの大事な魅力に気づかされる思いがするのです。ローカルの山で、何かしらのつながりでその場で知り合った人々と、山の話、旅の話、その土地の話、他愛もない話を歩きながらして、山の中でただ時間を過ごす。短い旅だけど、それは素敵なハイキングの時間です。
■POP HIKE CHIBA曽我部恵一氏など多くの著名なミュージシャンがLiveしに訪れることで知られる、西千葉にあるcafeSTANDオーガーナイズのもと、同じく同郷千葉出身のGreat Cossy Mountain(西千葉にファクトリーを構えKING OF MELLOW HIKING GEARを提唱するギアメーカー)とTRAILSがサポートハイカーとして参画し、Hiker’s Depot土屋氏をゲストハイカーにむかえる「 MUSIC × HIKING × LOCAL」を融合したローカルハイキングイベント。
■LOCAL TRAIL(ローカルトレイル)
どうしても標高の高い山やトレイルに目がいきがちですが、国土の70%が山間部という日本では、まだまだ魅力的だけど遊ばれていない低山やトレイルがたくさんあります。名前も知られていない地元の低山やトレイルを歩く人が増え、もっとローカルトレイルが盛り上がったらどれだけ楽しいことか。TRAILSでは、気楽にハイキングできて、トレイルへの負荷の分散にもつながるLOCAL TRAIL(ローカルトレイル)やそこで活動する人たちを応援しています。
■BOSO TRAIL(房総のトレイル)
千葉県は平野と丘陵がその大半を占め、海抜500m以上の山地がない日本で唯一の都道府県。一方で温暖な沿岸部、特に南房総地域は黒潮海流の影響で気候は年間通して温暖で、その中でも南房総市の南端部は関東で最も春の訪れが早い地域です。そんな冬の避寒地である南房総には、我らがホームトレイルである烏場山(地元「和田浦歩こう会」が整備したハイキングコースがある標高266.6mの山)や鋸山(東京湾一帯から伊豆大島までの眺望が広がる、石切り場跡で知られる標高329.4mの山)などがあり、冬山で必要とされる特別な道具や経験がなくても、気楽にハイキングできることでも知られている。
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