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リズ・トーマスのハイキング・アズ・ア・ウーマン#09 / グレート・ディバイド・トレイル(その1)

2016.10.28
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文・写真/リズ・トーマス 訳/大島竜也 構成/根津貴央

今回リズが挑戦したのは、カナダのロッキー山脈を横断する1,200kmのトレイル。その名は『グレート・ディバイド・トレイル』(Great Divide Trail)。JMTやPCTなどのメジャーなトレイルと違い、チャレンジするハイカーの人数も未だ少く、情報が非常に少ないトレイル故にハイカーにとっては貴重な情報ソースになると思います。パートナーのナオミと国境を越え、様々なチャレンジを繰り返すことになるグレート・ディバイド・トレイルの連載Part:1を紹介します。

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グレート・ディバイド・トレイル(Great Divide Trail)

■挑戦までの背景
この夏、私は一念発起して、長年挑戦を恐れていたコースに挑むことを決めました。私自身、無事に帰って来られるのか確信が持てない旅に出発したのです。そこは、1年あたり30人程度しか挑戦しないトレイルで、多くのハイカーは失敗します。

実を言うと、私はこのカナダのロッキー山脈を縦断する1,200kmの旅を意図的に避けて、ハイカーとしての経験をこれまで積んできました。このトレイルには、多くのチャレンジが存在しています。代表例は、グリズリーの出没可能性、大河の浅瀬、雪、森林を切り開いて進んで歩くエリア、理解が困難な案内表示、そしてアメリカ国外のハイキングであることなどです。

カナディアン・ロッキーにあるラインハム・リッジの雪の中を歩く様子。The Canadian Rockies in a snowstorm on Lineham Ridge.

グレート・ディバイド・トレイル(以下GDT)について多くの不安があるにもかかわらず、私は挑戦することに決めました。昨年、このトレイルを歩いた友人がオンライン上に掲載した2〜3のGDTの幻想的な美しい写真は、昨年の冬を越えてもなお私の記憶に残り、挑戦において膨らむ恐怖はありましたが、ゆっくりと私の中の確固たる願望を作り上げていきました。

■最良なパートナーとの出会い
さて、次はパートナー探しです。私は冗談半分で友人のナオミに一緒にGDTを歩くべきだと話をしていました。当時、彼女はパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)をサウスバウンド(北から南へ)で一人でハイクする計画(ちなみに彼女にとって2回目のPCT)を立てていました。

私は彼女に「一度歩いたことのあるコースを、なぜまた歩くのかしら?」と冗談で尋ねました(私自身、二度以上行ったことのある長距離コースは複数あるので)。数週間後のハイカーの集まりでも、私は彼女にGDTを一緒に歩いて欲しいと再プッシュしました。

その後、彼女から電子メールを受け取りました。そこには「いいわ、一緒に行くわ」と回答があり、私は「ああ、やったわ!」と喜びました。今までのハイキング人生の中で、冗談でGDTを歩くと他の人に話していましたが、正直誰かが私と一緒に歩くことになるとは思っていませんでした。そして今、ナオミは、私のハイキングパートナーになることに同意し、いよいよ後戻りできない状況になりました。今後、私の中にある恐怖心と対峙することもあるかと思いますが、正しいギアなど最善の準備をし、自分自身の幸運を祈るしかありません。

幸運なことは、ナオミが非常に優れたプランナーであること。そして優れた準備こそが、アウトドアトリップにおける災難を防ぐ最良の方法のひとつであるということでした。また彼女は、旅程をまとめ、GDTを歩く許可証の取得手続きも行なってくれました。そしてどこで食物の補給をするかについても二人で決めました。その後、私たちは米国-カナダの国境を横切る手続きについて、エレガントにはほど遠い方法を見つけ出しました。

ウォータートン・レイクス国立公園にあるアメリカとカナダの国境に立つリズ。Liz at the US-Canada border at Waterton Lakes National Park.

■いざスタート!
出発の朝、私たちはアメリカ国内からアクセスできる、米国-カナダの国境付近に行くシャトルバスに乗りました。到着すると、歩いて自動車用の入国管理ゲートまで行きました(歩行者用のゲートがないので)。

雨が激しく降る中、私は車の列に並び、自分のモンベルの傘で雨をよけていましたが、傘のおかげで霧の中でも存在がわかりやすくなっていました。進むのが遅い車の列の中でガマンの限界が近づいていましたが、傘のおかげもあって出入国管理員が列の先頭に来るよう呼んでくれた時は安心しました。

国境(手続きを済ませた入国管理ゲートからわずか数メートルほど)を出ると、ナオミと私は、建設中の道路の隣でヒッチハイクを始めました。そこには、ハイキングを始める前にもかかわらず、多くの恐るべきことがありました。入国管理ゲートから出てすぐの場所でヒッチハイクをしていて逮捕される可能性、道路建設で行き交う巨大なトラックに轢かれる可能性、仮にうまくヒッチハイクできても、乗せてくれた人がクレイジーである可能性など。

私の懸念とは裏腹に、ヒッチハイクを始めるとまるでマジックのように2台目の車が停まってくれました。乗っている人は母とその娘さんでした。二人は車内でアパラチラン・トレイル(AT)へいつか挑戦したいという思いを語ってくれ、私たちはたくさん語り合いました。

車がGDTのスタート地点であるウォータートン・レイクス国立公園に到着すると、そこは多くの人で混雑していて、とても暑かった。歩き始めてすぐに、私は「(仮に今日このきついGDTでリタイアしたら)この暑い日を懐かしむことでしょう」と冗談を言いました。

ウォータートン・レイクス国立公園に断崖絶壁に面して佇む紺碧のアンダーソン・レイク。The very blue Alderson Lake is nestled against a cliff in Waterton Lakes National Park.

登山口から5kmほど歩くと、コースには私たちだけになり、案内板は少なかったですが、トレイル自体はとても良いコンディションでした。赤土の道と緑の丘は絶妙なコントラストでした。トレイル上には花や滝、そして湖が多く点在し、「山のパラダイス」といった感じ。

しかし、道中にまったく問題がなかったというわけではありません。私たちは建設現場のような場所で道に迷ってしまい、キャンプをする平らな場所を探すのに、1時間はかかった感じがしました。

■季節はずれの雪
その晩、雨が降り始め、翌朝も雨は止んでいませんでした。テントを張るのに適した場所は、結局水溜りに変わっていました。雨の中で出発の準備をするには勇気が要ります。私たちは自分たちを説得して(私個人は、キャンプをした場所は実はキャンプが禁止されているのではという恐怖がありました)ハイキングを続けました。

ちょうど雨の中で歩くことに慣れ始めたころ、前方に、黒がかった雪と霧で覆われた山頂付近のくぼみのある場所が見えてきました。「まさか、あれを登ることはないよね」ナオミが言いました。私も「まさか」と自信を持って回答しました。なぜならGDTには氷河地帯を通るルートは存在しないからです。でも、たしかにそのくぼみのある場所は、まるで氷河のように見えました。

そのままトレイルを進みましたが、例のくぼみがどんどん近づいてくるように感じました。標高が高くなってくると、降っていた雨は雪に変わりました。さらに近づくと、私が自信を持って通ることがないと断言した“氷河地帯”の謎が解けました。

それは、新雪に覆われた山腹でした。私は信じられませんでした。カナダはたしかに北半球の北部に位置しますが、その日は8月10日。つまり北半球では暑さがピークのシーズンです。この種の天気は、これからの旅において良い前兆でありませんでした。

ラインハム・リッジで吹雪の中GPSを確認するナオミ。Naomi checks the GPS during a snow storm on Lineham Ridge.

その日に降った雨とその週の残りに降った降水量は、現地でも珍しく、観測史上もっとも多い降水量を記録したということを私たちは後で知りました。残りのGDTの旅で出会った地元の方々曰く、その夏のカナダのロッキー山脈は奇妙なほど湿度が高く、初秋を予測するほどだったとのこと。

しかし、私たちは全く腑に落ちませんでした。そして「まだ夏のピークです!」と主張しました。その証拠に、私たちはトレイルにある開花前の花のつぼみを指差しました。冬が来るにはあまりにも早すぎます。花が開花すらしてないのにもう冬だなんて。

■GDTの特徴と魅力
ブリティッシュ・コロンビアとアルバータの国境付近に位置するGDTは、一部のアメリカ人から「コンチネンタル・ディバイド・トレイル(CDT)の延長」と呼ばれていますが、カナダのロッキー山脈はアメリカのそれとは地質学的に異なります。

カナダのロッキー山脈は、大部分が頁岩(けつがん・薄くて割れやすい泥岩)と石灰岩の堆積岩から成ります(一方のアメリカのロッキー山脈は火成岩と変成岩から成る)。

つまり、カナダのロッキー山脈は時間とともに山肌がはげていき、その結果、ギザギザで急勾配の山がつくられたと言えます。そんな起伏の激しく、急勾配の山は、高い登山技術と頂上でも有効なギアを必要とします。

ウォータートン国立公園のカーシュー湖付近にあった素晴らしい赤岩の様子。Stunning red rock near Carthew Lakes in Waterton National Park.

また、かなり北部に位置することから氷河が多く、そこには世界的にも有名なコロンビア・アイスフィールドも含みます。正確な数をカウントするのは難しいですが、毎年ほんの30人ほどしか全トレイルを歩こうとしません。

それにもかかわらず、GDTにおいてはハイカーは高い登山技術を備えておく必要はなく、しかもハイカーに対してカナダ側のコンチネンタル・ディバイド(大陸分水嶺)の美しい様子とその自然を近い距離で感じる場を提供します。茂みの中を歩いたり、急な頁岩の斜面を歩いたりすることはありますが、トレイルは氷河や雪原、そしてロッククライミングから一定の距離を保ってくれています。

世界中からカナダに訪れる観光客の多くは、カナダのロッキー山脈にある国立公園を見に行きます。たとえばバンフ、ジャスパー、クートネー川、ヨーホー、そしてウォータートン湖などが挙げられます。GDTはハイカーにそれらすべての公園をつないだコースを提供し、レンジャーさえ知らない公園の穴場に訪れる機会も与えてくれます。

■落石の直撃を受ける
ハイキングが進み、ウォータートン・レイクス国立公園まで来ましたが、現地の人からは、8月に生じた吹雪の後だったため、距離が長く、苦労するであろう頁岩の上を歩くのは気をつけた方がいいと警告を受けていました。

実際歩いてみると、想定より早めに歩くことができ、それほど難しいようには思えませんでしたが、それもLa Coulette Peakの東方の終わりが見えるところまででした。その先に見える、わずか1kmの距離をブロックしている唯一のものは、深い茂みで覆われた多数の小さな崖から成る急斜面でした。

La Coulette Ridgeの荒野を横断する長い登り坂。A long cross country scramble on La Coulette Ridge.

この難所をクリアするコツとして、私が持参したガイドブックには「けもの道をたどる」ように記載がありましたが、ここには動物さえ来たくなさそうな状況でした。私たちは小さな崖を這い上がり、アップダウンの傾斜の中、茂みを進み、進むべきコースを探しました。

私は急な岩肌のある場所を這い上がりましたが、ナオミに目をやると、彼女はまだ下にいました。私の高さまで来るには岩崖を登る必要があり、そこには小さな茂みがありました。彼女が登り始めるのを下に見ていると、彼女に向かって彼女の胴まわりほどある玉石が彼女の方向に落ちていくのが見えました。

La Couletteの尾根にある岩を登る様子。Rock scrambling on La Coulette Ridge.

そして、その石は彼女に当たってしまいました。泣き声が聞こえてきましたが、詳細がわからず、その声が事態の深刻さを物語るだけでした。私は、彼女が血まみれになっていることを心配し、彼女の夫に事故についてなんと話をしていいか思案していましたが、結局玉石は彼女の足に当たっただけで、大事には至っていないようでした。

「私は大丈夫よ」との声が聞こえ、私はホッとため息をしました。私たちはその日、重要なことを学びました。それは、カナダの岩を決して信頼してはいけない、ということでした。

■人間によって傷つけられた自然
ウォータートン・レイクス国立公園は、カナダのロッキー山脈の国立公園の中で、唯一他の国立公園とつながっていません。一連のバギーロードが、ウォータートンを他の公園から切り離しているのです。そしてこの地域は原始の自然とはかけ離れていて、騒がしい自動車やRVでキャンプに来ている人で一杯でした(話を聞いた現地の人は、ステレオタイプなカナダ人のごとくとても親切でしたが)。

私たちは、ぬかるんだ、森で覆われた道が雨で小川と化した道を歩き、その後広い伐採道に出ました。私たちが私たちの遥か北を見ることができるくらい、山腹の木々は完全に片づけられていました。

その様子は少し恐怖を感じるほどで、まるで慈悲のない神様が上界から降り立ち、その土地のあらゆる生物を無くしてしまったかのようでした。その山肌がまるでクリアにカットされたような一帯を歩きましたが、私は今まで同じような光景を見たことがありませんでした。それは決して暴風がもたらしたものではなく、人間によるものであるという事実を目の当たりにし、私は憤りを感じました。

ATVの歩道の先にある道が断絶されたエリア。The ATV roadwalk section takes hikers past a clear cut area.

翌朝、私たちは昨日経験したことと同じほど憤りを感じる、石炭採掘所周辺を歩きました。谷を渡ったハイポイントからは、その鉱山区域はモルドール(ロード・オブ・ザ・リングに登場する国。黒の国)のように見えました。その区域の木は伐採され、周辺の土地は石炭のせいで黒ずんでいました。

GDTを歩く上で、この場所は唯一私有地への侵入に関して注意が必要です。多くのハイカーが過去に私有地侵入の疑いで鉱山のセキュリティーによって留置されていました。私たちは地図で細かく場所を確認しながら、留置されることがないよう足早にその場所を通り過ぎました。

山肌がクリアに伐採された地域や、鉱山地域の様子を目の当たりにしましたが、私は正直それらを目にできて良かったと思いました。この事実は国から保護の認定がされていない山脈で起きています。自然保護を唱える立場として、それらの山にできた“傷”を今後のために覚えておこうと思います。

■グリズリーとの遭遇
ハイクするのに比較的容易で、かつ変化が少ないトレイルを歩く日々が続くと、ナオミと私も多くの話題を深く話し合うようになります。会話に夢中になっていると、しばしハイキングにおける困難(全旅程における現在地、どれくらいの水が残っているか? トレイル上では私たち人間がもっとも大きい哺乳類ではないこと)を忘れてしまいがちです。

山火事の跡ですら時には美しく見えます。ウィロウビー・リッジを歩くナオミ。Sometimes, even fire burned areas can look pretty. Naomi walks on Willoughby Ridge.

歩いていた道は伸びすぎた茂みと細い経路に消えて行きましたが、私たちは変わらず周りの世界に注意を払わず楽しそうに進んでいました。しかし私たちが角を曲がり、見上げると、私たちの笑顔はすぐに消えました。

私たちの30m前に、ベリーを探しまわっているグリズリーがいたのです。私は急に立ち止まり、足は震えていました。考える間もなく、すぐにクマ除けスプレーに手を伸ばし、大声を上げ、さらに来た道の茂みに戻り、身を隠しました。

ナオミと私の二人ともGDTに来る前にクマとハイキング中に遭遇した経験がありますが、いずれも心地良い経験ではありませんでした。私がCDTをスルーハイクした際、道中で腐りかけの小動物の亡骸を見つけると、餌を取られたと思ったグリズリーが私のほうに向かって来たこともありました。

ナオミはCDTをスルーハイクした際、母親グマとその子どもたちに遭遇しました。さらに米国でもっともグリズリーが生息していると言われているボブ・マーシャル・ウィルダネスで2匹のクマが喧嘩をする様子を耳にした経験もあります。

今回のグリズリーとの遭遇は、過去の二人の経験からすると、ある意味「理想的な」遭遇と言えるかもしれません。クマは私たちの声を聞いて、存在を認識しました。もしクマが話をできたら、きっとこう言っているでしょう。「ああ、また面倒な人間が来た。 僕が何をしているか分かったみたいだし、彼女らも僕が面倒なことをするとは思ってないだろう。するのも邪魔くさいし、僕はちょうど素晴らしいベリーのなっている木々を見つけたところだしさ」

■最難関を越えてさらに先へ
クマがその場を離れ、小川を横断し勾配を登って行った後、私たちもハイクを続けましたが、アドレナリンがいっぱい出ているのを感じました。

トルネード・パスに出ると道は消え、ロッキー山脈が一面に広がる景色が見えました。この先には、ガイドブック上で旅の「最難関」と呼ばれる、トルネード・コルがあります。

トルネード・コルにあった目印のケルン。The cairn marking Tornado Col.

そこでは、深い茂みの中を森林限界まで歩き続け、その後、ヤギのほうが適しているほどの急勾配な頁岩を登ります。ご褒美はそこから見える素晴らしい景色と言えますが、本当のご褒美は、反対側の鞍部に約100kmのシングルトラックが続くことです。

その先数日間、私たちは森林限界より上にある手つかずの自然が残る中、比較的良い状態のトレイルを歩きました。嵐で無くなってしまった橋の跡や、ねじれた金属製の案内板、無くなってしまった道なども見ました。道が無いということは他の人間がきた形跡がないということで、クマやオオカミ、アメリカライオン(カナダ南部からパタゴニアに生息するネコ科の動物)がいないとは限りません。

トルネード・コルの反対側に見える魅力的なトレイル。Trail, sweet trail found on the other side of Tornado Col.

もっとも記憶に残るアドベンチャーは、自分自身の恐怖に打ち克って得た記憶だと思います。まだ旅を始めて1週間も経っていませんが、私はクマの恐怖を乗り越え、トリッキーなコースの中どうにかここまで来ました。

しかし、まだ全行程の1/4程度しか来ておらず、先は長く、まだまだGDTから多くの学びがあると思います。この先には、今までより大きい山々、横断が必要な氷河の河、ここまでの出来事がまるで何事もなかったかのようなチャレンジが待ち受けています。これからが楽しみです。

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TRAILS AMBASSADOR / リズ・トーマス
リズ・トーマスは、ロング・ディスタンス・ハイキングにおいて世界トップクラスの経験を持ち、さまざまなメディアを通じてトレイルカルチャーを発信しているハイカー。2011年には、当時のアパラチアン・トレイルにおける女性のセルフサポーティッド(サポートスタッフなし)による最速踏破記録(FKT)を更新。トリプルクラウナー(アメリカ3大トレイルAT, PCT, CDTを踏破)でもあり、これまで1万5,000マイル以上の距離をハイキングしている。ハイカーとしての実績もさることながら、ハイキングの魅力やカルチャーの普及に尽力しているのも彼女ならでは。2017年に出版した『LONG TRAILS』は、ナショナル・アウトドア・ブック・アワード(NOBA)において最優秀入門書を受賞。さらにメディアへの寄稿や、オンラインコーチングなども行なっている。豊富な経験と実績に裏打ちされたノウハウは、日本のハイキングやトレイルカルチャーの醸成にもかならず役立つはずだ。

(英語の原文は次ページに掲載しています)

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WRITER
Liz Thomas

Liz Thomas

2011年にアパラチアン・トレイルを女性の最速タイムで踏破した記録(当時)を持っていることで知られている。彼女はトリプルクラウンを達成しただけでなく、米国に15以上あるトレイルでのスルーハイクを経験し、今まで15,000マイル以上ものトレイルを歩いてきた。また、彼女はその経験をロング・ディスタンス・ハイキングのコミュ二ティに還元することにも熱心で、American Long Distance Hiking Assosication-West(ALDHA-West)のバイスプレジデンドも務めている。彼女がハイキングを本格的に始める前は、イエ-ル大学の森林環境学部で環境科学の修士課程を修了し、彼女が手がけた、ロング・ディスタンス・ハイキング・トレイルとその保護およびコミュニティに関するリサーチは、名誉あるDoris Duke Conservation Fellowshipの賞を受けた。スポンサーはAltra, Gossamer Gear, Probar, Vermont Darn Tough socks, Mountain Laurel Designs, Sawyer filters, Montbellで、アンバサダーとして活躍している。
http://www.eathomas.com/

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