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『LONG DISTANCE HIKERS DAY 2022』4/23-24開催 & 事前の準備WSのお知らせ

2022.01.28
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2022年の『LONG DISTANCE HIKERS DAY』(略:LDHD)を、4/23 (土)、24 (日)に開催する方向で決定いたしました。

新型コロナウイルスの状況については、依然予断を許さない状況が続いております。本イベントの開催についても、感染状況を鑑み、直前まで実施可否を検討することになります。開催にあたっても、運営方法も例年と異なるものとなる想定です。詳細が確定次第、またあらためてお知らせします。

また、LDHDのプレ・イベントとして、アメリカ、ニュージーランドなど、海外でのロング・ディスタンス・ハイキングを予定している方むけに、「準備ワークショップ&相談会」を2/19(土)、2/20 (日) に開催します。詳細は、本記事の最後に掲載しておりますので、チェックしてみてください。

『LONG DISTANCE HIKERS DAY』は、次回で6回目の開催となります。このイベントは、日本のロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーを、ハイカー自らでつくっていく。そんな強い思いで立ち上げたイベントです。

コロナの影響により、トレイルをめぐる状況も日々変化をしています。そんななかでも、このロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーに対してモチベーションを喚起してくれるような、情報発信・情報共有の場を作れたらと考えています。

今回の記事では、『LONG DISTANCE HIKERS DAY』の概要と、現時点での海外トレイルおよび国内トレイルの最新情報を紹介します。


What’s LONG DISTANCE HIKERS DAY?


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リアルなハイカーが集まる「LONG DISTANCE HIKERS DAY」。

日本のロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーを、ハイカー自らの手でつくっていく。そんな思いで2016年にTRAILSとHighland Designsで立ち上げたイベントです。

このイベントを立ち上げる前に、私たちは『LONG DISTANCE HIKING』(※) という書籍を出しました。この本は、ロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーとTIPSを詰め込んだ本です。しかし書籍というフォーマットは、リアルタイムな情報の更新は不向きです。書籍とは別に、必ずリアルタイムで、ダイレクトな情報を届ける場が必要になると考えていました。それが、このイベントが生まれたきっかけのひとつでもあります。

ロングトレイルを歩いたハイカーが、リアルな旅の体験を発信できる場。ロング・ディスタンス・ハイキングの旅の情報や知恵を交換できる場。旅のあとのライフスタイルについて語り合える場。そんなふうに、ロング・ディスタンス・ハイキングの旅を愛するハイカーにとって、最もリアルな人と情報が交流する場となればと思っています。

数百キロ、数千キロにおよぶ歩き旅とは、どんな体験であり、どんな感覚を与えてくれるものなのか? 映像や雑誌などの情報だけでは感じられない、ハイカーの生の言葉で語られる旅の記憶や記録。またそのハイカー自身の人柄。そこには旅への憧れや臨場感を刺激してくれる、豊かでリアリティある情報が溢れています。ぜひ、あなたの旅のきっかけをつかみに遊びにきてください。

また毎年New Year Topicsとして、国内外のトレイルの最新情報もここでお届けしています。海外トレイルのパーミット取得方法の変更や、今期の残雪の予測などの情報。そして国内のロングトレイルについても、最新の情報をお届けしています。

※『LONG DISTANCE HIKING』:TRAILSの出版レーベル第一弾として出版した書籍。Hiker’s Depot (ハイカーズデポ) 長谷川晋氏による、自身の経験と数多くのロング・ディスタンス・ハイカーのリアルな声をもとに制作した、日本初のロング・ディスタンス・ハイキングにフォーカスした書籍。


前回のイベント風景。

「LONG DISTANCE HIKERS DAY 2022」
【日時】
2022年4月23日(土)、24日(日)
【会場】
三鷹 Three Eight Nine MITAKA
【詳細内容・申し込み方法】
詳細は2022年3月中旬に告知予定
【主催】
TRAILS, Highland Designs


北米とNZのロング・ディスタンス・トレイルの今



パシフィック・クレスト・トレイル (PCT)

毎年、多くの日本人ハイカーが歩く、海外のロング・ディスタンス・トレイルとして、アメリカとニュージーランドのトレイルの現状を共有しておきたい。

今回は各トレイルとも概要のみの紹介となるが、より詳細な情報を現在ヒアリング中なので、入手次第お届けする予定だ。

logo_PCT
 
2022年は、従来どおりスルーハイカー・パーミット (ロング・ディスタンス・パーミット) を発行し、スルーハイキングができるようになった。

しかし依然として、ハイカーに対して、ワクチン接種の推奨をはじめ、新型コロナウイルス (オミクロン株を含む) への注意喚起を行なっている。下記ガイダンスページをチェックし、各ハイカーが対策を講じてほしい。

「Guidance for Visiting the PCT During the COVID-19 Pandemic」
https://www.pcta.org/discover-the-trail/pct-covid-guidance/


コロナに関するガイダンスページ。

logo_AT
 
昨年、新型コロナウイルスの感染拡大により「ローカルハイキング」を推奨していたATだが、今年は特に制限等は設けておらず、スルーハイキングが可能である。

ただし、ATC (ATの運営組織) では、2021年7月27日に発行されたCDC (アメリカ疾病対策センター) のガイダンスを踏まえて、すべてのビジターセンター内でのマスク着用を義務付けている。

これらコロナに関するルールや、その他、最新のトレイル情報に関しては、ATCの下記アップデートページにて随時更新されている。

「Trail Updates」
https://appalachiantrail.org/trail-updates/


ATの最新情報が掲載されているTrail Updatesのページ。

logo_CDT
 

CDTCのコミュニケーション・マネージャー、アリー・ガマン。2018年のCDTハイカーでもある。

CDTC (CDTの運営組織) のコミュニケーション・マネージャー、アリー・ガマンにヒアリングしたところ、CDTはスルーハイキングは可能だが、地方自治体、州政府、連邦政府が作成した地元のガイドラインを遵守する方針を継続中であるとのこと。

ハイカーは、CDC (アメリカ疾病対策センター) のガイドラインにくわえて、CDTが通っているニューメキシコ、コロラド、ワイオミング、アイダホ、モンタナ各州の指針の確認を推奨している。各地のガイドラインは、下記ページからチェックすることができる。

今春、南端のシャトルを安全に運行できるかどうか最終判断中で、現時点では2月8日に予約受付を開始する予定。

「Closures and Alerts」
https://continentaldividetrail.org/about-the-trail/cdt-fire-incidents-and-information/


CDTCの最新情報が掲載されているClosures and Alertsページ。

logo_PNT
 

PNTAのディレクター、ジェフ・キッシュ。TRAILSのアンバサダーでもある。

PNTについては、運営団体PNTAのディレクター、ジェフ・キッシュに確認したところ、今年も問題なくスルーハイキングができる状況にある、とのこと。ただし、モンタナ州とアイダホ州のワクチン接種率が、他の多くの州に比べて低いため注意する必要があるそうだ。

また、アメリカ北西部はこの冬、例年にない厳しい天候に見舞われた。そのため、シーズン初めは特にトレイルのコンディションが悪い可能性がある。具体的には、洪水や大雪により、木が倒れ、トレイルが崩れ、場合によっては舗装路も流され、スルーハイカーの街への移動に影響が出るかもしれない。

コロナだけではなく天候による影響もあるため、最新のトレイル情報を下記ページでチェックしておこう。

「Pacific Northwest Trail Alerts」
https://www.pnt.org/pnta/know-before-you-go/plan-your-trip/trail-alerts/


PNTAのアラートページ。トレイルの最新情報がここにアップデートされている。

logo_TA
 
テ・アラロアのスルーハイキングの時期は日本の秋〜冬にあたるのでまだ先であるが、現在時点では、ニュージーランド政府は厳しい入国制限を設けており、原則、外国人の入国が許されていない。外国人で入国できるのは、永住権所持者等ごく一部の人のみとなっている。ニュージーランド国内では、トレイルは全線、通常通り歩けるようになっている。ただし、各エリアの警戒レベルに沿ったガイドラインを遵守等のアナウンスがされている。

「入国規制に関するNZ移民局ページ」
https://www.immigration.govt.nz/about-us/covid-19/border-closures-and-exceptions/entry-to-new-zealand/critical-purpose-reasons-you-can-travel-to-new-zealand


入国規制に関するNZ移民局ページ。


日本のロング・ディスタンス・トレイルの今



昨年9月下旬にオープンしたかりの、信越トレイルの延伸セクションの風景。Photo: TAKASHI

昨年2020年10月に、信越トレイルの西側の斑尾山に接続する新しいトレイルとして、あまとみトレイルが一部開通した。斑尾山から長野駅までをつなぐ約86kmのトレイル。妙高戸隠連山国立公園のエリアを中心に、善光寺、戸隠、黒姫、妙高笹ヶ峰や野尻湖などの各所を結ぶトレイルだ。信越トレイルと合わせると、約200kmのひと続きのトレイルとなる予定だ。

昨年の大きなニュースであった、信越トレイルの苗場山への延伸。延伸区間オープンの9月下旬以降、TRAILS編集部にも「さっそく歩いてきました!」というお知らせをたくさんのハイカーからいただいた。上記の写真は、PCTハイカーである石丸くん a.k.a. TAKASHI が昨年に歩いたときのものだ。今年は雪解け後の初夏から歩けるようになるので、昨年を逃したハイカーは、ぜひ今年に旅のプランを立ててみてほしい。


信越トレイルが延伸した先の苗場山の風景。Photo: TAKASHI

みちのく潮風トレイルは、2019年の全線開通以来スルーハイキングするハイカーも徐々に増えて続け、2021年も前年を上回るスルーハイカーが歩いた。また、みちのくトレイルクラブに確認したところ、昨年から、現在の南の基点である福島県相馬市に接続するトレイル「うつくしま浜街道(仮)」の計画が、福島沿岸の市町村の取り組みによって、動き始めているそうだ。このトレイルができると、南は福島県いわき市までが1本のトレイルとして接続されることになる予定だ。


MAKE YOUR OWN HIKE!



PCTのロング・ディスタンス・ハイキングの風景。

昨年は、コロナの影響により、まだまだ海外トレイルの旅を断念したハイカーが多かっただろう。一方、国内でロング・ディスタンス・ハイキングを実践したハイカーは多かったのではないかと思う。TRAILS編集部crewも、国内で新たなフィールドを見つけるため、いくつかの旅に出かけていた。

今年も、引き続きコロナへの配慮は必要になるだろうが、多くのハイカーが自分らしい旅に出かけられることを祈るばかりだ。MAKE YOUR OWN HIKE!


LONG DISTANCE HIKING 準備ワークショップ & 相談会 2022



事前ワークショプ・相談会。お気軽にお申し込みください。

2022年に3ヶ月以上の海外でのロング・ディスタンス・ハイキングを予定しているハイカーを対象にした、『LONG DISTANCE HIKERS DAY』に先立つプレ・イベントです。

主に北米のロングトレイル、およびニュージーランドのテ・アラロアの、スルーハイキングを予定している方を対象にしたワークショップ & 相談会です。他のトレイルもご希望があれば、ぜひご連絡ください。TRAILS編集部、およびPCT、AT、 CDTなどのOB・OGハイカーが相談に応じます。 

【内容】
スルーハイキングに向けた、準備やプランニングのサポート。ビザの取得方法、必要なマップ・ガイドブック、コロナに関する注意点、ギアの相談など。
【対象】
2022年に3ヶ月以上の海外でのロング・ディスタンス・ハイキングを計画している方
【日時】
2022年2月19日(土), 20日(日) 13:00-19:00
※日程が合わない方は応相談
【実施形式】
Zoom等によるオンラインミーティング
【参加費】
無料 
【定員】
10名程度 (先着順)
【申し込み方法】
以下の応募ボタンよりお申し込みください
ご参加には、事前申し込みが必須です。
締め切り:2022年2月7日(月)

※問い合わせ event@trails.co.jp

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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