TRAILS REPORT

HAMMOCKS Meeting#3 / ハンモックキャンプ 2018 Spring

2018.04.27
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文:根津貴央 構成:TRAILS 写真:Keita Yasukawa, TRAILS

今回3回目となる「HAMMOCKS for Hiker 2018」(5/12-13)に先がけて、ハイカーズデポとTRAILSのクルーが奥高尾に集結。みんなで “重ね吊り” のおバカな遊びにチャレンジしたり、リッジラインを使って、斜面や濡れた地面でも快適にハンモックで過ごす技にトライしたり、ひと足早く新作ギアを試したりして、毎年恒例のHAMMOCKS Meetingを楽しんできました!

もちろん、僕らが遊んだ内容は、HAMMOCKS for Hikerのイベント当日も楽しめるように会場で準備しておきます!ハンモックをこれから体験したいハイカーにとってエントリーの最高の場であることはもちろん、すでに “ハンモック・ウイルス” にやられてしまったハイカーにとって、アドバンスな遊び方も楽しめる場になるはず。

おかげさまでイベントのキャンプ泊券は即日SOLD OUTでしたが、1日参加でも十分に楽しめます。国内最多のハイカー向けハンモックが集まる場で、いろんなハンモックを試すことができ、各種ワークショップにも参加できます。まだ申し込みをしていないという方は、これを機にポチっちゃってくださいね。では、TRAILSの根津によるレポートをお楽しみください!

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HAMMOCKS for Hiker 2018(5/12-13) – イベント詳細および申し込みはこちら。

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いつかやってみたいと思っていた “重ね吊り” にチャレンジ!




バカだなーと思いながら、ずっと試してみたかったハンモックの張り方があった。ハンモック好きの読者であれば察しがつくかもしれない。ハンモックを何段にも重ねて吊るすアレだ。

どーせふざけてるだけだろ?と思ってしまいがちだが、あなどってはいけない。実はこの重ね吊りスタイル、アメリカで出版されているハンモックキャンプの本にも、実践的な方法のひとつとして紹介されているのだ。

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トライアンドエラーの末、ようやく完成した重ね吊り。見よ、この均整のとれた美しさを!

というわけで、キャンプ場に到着早々、僕たちは至ってマジメに試してみた。まずは3段から。上下段でまあこれくらいの間隔があれば大丈夫かな、という位置にセット。そして寝そべってみる。ダメだ……距離が近すぎてぶつかってしまう。じゃあ、もうちょっと間隔をあけてみよう。そんなことを繰り返しながらベストポジションを探した。

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なぜだろう、これに寝そべると不思議とニヤけてしまう。ちなみにやってみてわかったのだが、2段目は上下に人がいることもあってとても暖かい。女性は一番下がオススメ。

試行錯誤を重ねただけに、バッチリ張れたときの達成感はハンパなかった。そしてなによりも見栄えがサイコー!ただ3段ともなると、最上段の人は脚立がないと乗り降りができないのが唯一の弱点。実際には、2段までが現実的ではないだろうか。

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2段での設営風景。このスタイルはTRAILSでも実践していて、親子であれば上段が子ども、下段が大人、という組み合わせがベスト。



リッジラインひとつで、斜面や濡れた地面でも快適に過ごせるTIPS。




テントと異なり、地面がどんな状態であろうとも支点となる木さえあれば設営できるのが、ハンモックの強みだ。特に樹林帯の多い日本においては、全国津々浦々どこでも張れるといっても過言ではないくらい。

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こんな斜面であっても、コツさえわかれば超快適にハンモックで過ごすことができる。

でも、斜面でいかにハンモックを水平に保つか、荷物をどこに置いて管理するか。そこらへんのノウハウやコツは欠かせない。詳しくは、イベントのコンテンツ「ハンモックの張り方・泊まり方 <アドバンス編>」でTIPSを紹介するが、今回ちょっとだけ練習してきた。

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本体の端に引っかけるスタイルも悪くはないが、雨天時にストラップをつたってきた雨水で濡れてしまうのが難点。

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自作のハンギングギアを使えばこの通り!荷物の出し入れもカンタン。しかも地面が濡れていたり泥だらけだったとしても、シューズを汚すことがない。宿泊時にはタープも張るので雨に濡れることもない。

特に荷物は、斜面に置くと転げ落ちる可能性があるし、濡れた地面だと当然ながら置きたくない。そもそも自分が浮いてるくせに荷物だけ地べたに置くのもおかしな話だ。そこで有用なのが、自作のハンギングギア。

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ハンギングギア作りに便利なバタフライノットと呼ばれるロープワーク。これを複数つくっておく。

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ハンモック上部にバックパックがあると、寝た状態でいろいろ作業ができるので便利。

必要なギアは、細いガイライン1本とカラビナ数個のみ。ガイラインに適当な間隔でバタフライノット(WEBで検索してみてください)をつくってハンモックの上に通し、そこにカラビナをかけて荷物を吊るす。ただそれだけ。これで荷物が転がり落ちることも濡れることもない。荷物の出し入れもラクチンである。

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自作が面倒だったり、上部に荷物があるのが気になる人は、本体の下に張るギアスリングがオススメ。



イベントでも登場予定の、エッジの効いたハンモック関連の新作ギア!




まずは、カモックのサンダ。いわゆるテントハンモックという代物である。これまでハンモックをテント風に地面でも使えますよというものはあったが、このサンダのユニークな点はテントがハンモックにもなること。

そしてこの見た目がまた独特で、個性的というかクレイジーというか。突飛な発想に僕たちもニヤニヤが止まらない。重量は約2.3Kgと軽くはないが、これだけの汎用性、快適性を有しているのであれば許容範囲内と言っていいだろう。

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テントとしてもハンモックとしても使えるカモックのサンダ。大人ふたりが余裕で寝られるほどの居住性を持つ。

つづいて、ハンモックキャンプとの相性バツグンの焚き火ギアの新作。パーゴワークスのニンジャファイヤースタンドだ。

「忍ばす焚き火台」というキャッチフレーズ通り、重量270gと超軽量でコンパクト。ひとり用のウッドストーブと比べると軽くはないが、勘違いしてはいけないのはこれは焚き火台ということ。

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パーゴワークスの新作・ニンジャファイヤースタンド。ゴトク付きなので網を置いて焼き物をするなど、ちょっとした料理もできる(耐荷重は2kg)。Photo: TRAILS

がっつりと料理をするというよりは、焚き火を楽しむためのアイテムなのだ。今回、5人のメンバーでこれを使ったのだが、扱いやすさはもちろん大きさ的にもかなり満足のいくものだった。焚き火をさんざん楽しんだあと、そこにできた熾火(おきび)で網焼きタイム。夜の宴にピッタリのアイテムだ。

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焚き火を囲みながらの夜の宴。これが毎年恒例HAMMOCKS Meetingのクライマックス。Photo: TRAILS

毎回思うし、毎回言っている気もするが、やっぱりハンモックキャンプは楽しい!もちろん、テントやシェルターも素晴らしいし好きなんだけど、ハンモックには他にはない遊びゴコロがある。その魅力を、すでにハンモック・ラバーになっている人も、まだ未体験という人も一緒になって、イベントで共有できたらこれ以上嬉しいことはない。

というわけで、みなさんとお会いできることを楽しみにしています!



イベントでお会いしましょう!




下の画像をクリックすると、イベント詳細ページをご覧になれます。
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【参加費】
1日のみ参加       1,000円 (各日先着40名に達し次第、応募〆)
キャンプ泊・2日間参加  3,000円 (先着40名に達し次第、応募〆)SOLD OUT
※屋外イベント/雨天決行。
※公共交通機関をご利用ください。会場内に駐車場はございません。
※小学生以下は無料。
※5/12(土)と5/13(日)で、開場時間帯と内容が、異なりますのでお間違いのないようにご注意ください。
※チケットをお持ちであれば、何度でも再入場可能です。
※当日の混雑次第では、参加いただけないコンテンツもございますので、予めご了承ください。
※当日のプログラム、及びタイムテーブルは変更する場合がございますので、予めご了承ください。
※本イベントでは取材が入ります。撮影された写真や映像が雑誌やウェブなどに掲載されることがありますので、予めご了承ください。

【チケットの購入方法】
・ページ下部の[お申し込みはこちらボタン]から、パスマーケットにてチケットを選択し購入を完了して下さい。
・人数分のチケット(QRコード入り)を受付でご提示ください。

【注意事項】
・数に限りがありますが、会場内での飲食の販売も少量おこないます。
・ご自身が必要とされる飲食(ソフトドリンク、アルコール類や昼食など)は、予めご用意をお願いします。
・最寄り駅からの道中は、小さな商店さんのみですので、事前のご準備をお願いします。
・キャンプ泊の方のみ、夜ご飯の時間に軽食をご用意いたします。
・最寄りの梁川駅券売機は、1000円札と小銭しか使えません。
・焚き火台を使用した焚き火が可能。(直火禁止)
・ゴミはお持ち帰りください。キャンプ場でゴミを捨てることはできません。

【追加情報】
facebookinstagramでも情報更新していきます。

【問い合わせ】
TRAILS(トレイルズ)編集部 event@trails.co.jp

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

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TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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