TRIP REPORT

フロリダ・トレイル セクションハイキング 7days – Movie

2020.01.15
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先日、TRAILS編集部crewの根津が、年末年始の休暇にセクション・ハイキングの旅にでました。その速報レポートを、Movieにしてお届けします。

行き先は、アメリカのフロリダ州にある『フロリダ・トレイル』(※1)。

長い休みが取りやすい年末年始に旅ができる、アメリカのトレイルはないか? そんな思いから、アメリカの現地ハイカーの仲間に連絡をとり、レコメンドしてくれたのがフロリダ・トレイルでした。

詳しい旅のストーリーについては、2/15(土) ・16(日)に開催される『LONG DISTANCE HIKERS DAY 2020』で、根津本人がたっぷり語ります。



日本の冬の時期でも旅できる、フロリダ・トレイルとは?





『フロリダ・トレイル』って、どんなとこ? そう思う読者もたくさんいるだろう。まずは僕が歩いているMOVIEを見てほしい。

冬の海外ハイキングと言ったら、どこをイメージするか。やっぱりニュージーランド? まあ基本、温暖な南半球っていうのが定番だ。

でも僕は、冬にもかかわらず、ひさびさにアメリカのハイキング・カルチャーに浸りたい、というモードになっていた。それで、年末年始でも行けるアメリカのトレイルはないかな? と思っているうちに、「アメリカを歩きてーーー」という気持ちが、おさえきれなくなっていた。

そこで、PCTを同じ年に歩いたハイカーのジェフ・キッシュ(※2)に聞いてみたら、フロリダ・トレイルは冬も雪が降らないしいいかもね、とのレコメンド。どうやらフロリダは、冬といえども最高気温が20℃を超える温暖な地域らしい。

それで、フロリダ・トレイルを歩いたことのあるアメリカのハイカーフレンドにひさびさにコンタクトをとり、詳しい情報を入手。キックオフパーティーやおすすめスポット、ハイカーコミュニティを紹介してもらい、準備を進めていった。

歩くにあたってはマイアミ国際空港(MIA)が最寄りの空港になるんだけど、なんと友だち経由で、マイアミ在住のハイカー(もちろん見ず知らずの人)が、僕を迎えにきてくれることになった。

※1 フロリダ・トレイル:正式名称は「Florida National Scenic Trail」。アメリカ合衆国の南東部フロリダ半島のフロリダ州を南北に貫くトレイル。全長は1,300マイル(2090キロ)。1966年に開通し、1983年にNational Scenic Trail(※3)に指定された。

※2 ジェフ・キッシュ:2012年にPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)、2014年にPNT(パシフィック・ノースウエスト・トレイル)をスルーハイキングした、ロング・ディスタンス・ハイカー。アメリカのロング・ディスタンス・ハイキングのコミュニティに最も強くコミットしているハイカーのひとり。現職は、PNTA(PNTの管理・運営組織)のエグゼクティブ・ディレクター。TRAILSのアンバサダーでもある。

※3 National Scenic Trail(ナショナル・シーニック・トレイル):自然を保護し、楽しみ、感謝することを目的に、1968年に制定されたNational Trails System Act(国立トレイル法)によって指定されたトレイル。他にも、National Historic TrailやNational Geologic Trailなど複数のカテゴリーがあるが、中でもNational Scenic Trailは、壮大な自然の美しさを感じ、健康的なアウトドアレクリエーションを楽しむためのトレイルである。一番最初に選ばれたのは、ATとPCT。現在全米にある11のトレイルが、National Scenic Trailとして認定されている。



沼地を歩く、他にはないユニークなトレイル



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フロリダ・トレイルの最南端のスタート地点。

フロリダ・トレイルは、全長1300マイル(約2,000キロ)。そのなかで今回は、トレイルの南端に位置するサウス・フロリダのセクション約100キロを歩いてきた。

標高差はほぼゼロで、超フラットなトレイル。パッと見はイージーだが、どうやら沼地を歩くらしい。湿地ではなく沼だ。そんなトレイルは見たことも聞いたこともない。そして沼地を抜けると、陽射しが強くドライで開放感あふれる「ザ・フロリダ!」的なフィールドがあらわれる。

いったいぜんたいどんなトレイルなのか? 人生初の冬のアメリカ。人生初のフロリダ。人生初の沼地ハイキング。

タイミングよくキックオフ・パーティーにも参加することができた。PCTやATとはちがって、かなり小規模でハンドメイドな雰囲気のパーティー。とてもアットホームで、アメリカのハイカーたちとの楽しい時間を過ごすこともできた。

今回は速報レポートなので、さわりの部分だけの紹介だけど、詳しくは、2/15(土) ・16(日)開催の『LONG DISTANCE HIKERS DAY 2020』で語るので、ぜひ遊びにきてください。

ひとつだけ言えるのは、とにかく最高にハッピーなトレイルだった、ってこと!

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WRITER
根津 貴央

根津 貴央

1976年、栃木県宇都宮市生まれ。幼少期から宇宙に興味を抱き、大学では物理学を専攻。卒業後、紆余曲折を経て広告業界に入り、12年弱コピーライター職に従事する。2012年に独立し、かねてより憧れていたアメリカのロングトレイル「パシフィック・クレスト・トレイル(PCT/総延長4,265km)」のスルーハイクのために渡米。約5カ月間歩きつづける。2014年には「アパラチアン・トレイル(AT/総延長3,500km)」の有名なイベント「Trail Days」に参加し、約260kmのセクションを歩く。同年より、グレート・ヒマラヤ・トレイル(GHT)を踏査する日本初のプロジェクト『GHT Project(www.facebook.com/ghtproject)』を仲間と共に推進中。2018年4月、TRAILSに正式加入。著書に『ロングトレイルはじめました』(誠文堂新光社)がある。

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