TRAILS REPORT

HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2019 #02 TRAILS research(前編)ユーザーレビュー

2019.06.05
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取材・構成:TRAILS

『ハンモックギア2019』の第2弾は、TRAILS research(トレイルズ・リサーチ)の前編。

TRAILSでは、過去にもOMMレースやロングトレイル、ハンモックに関するリサーチを実施して、データに基づく調査内容を公開してきました。今回は、『HAMMOCKS for Hiker 2019』に参加してくださった方々のリアルなハンモックスタイルを、インタビューを通じてリサーチ。

いったいハンモックの何が良くて、どこが好きなのか? そして、どんな使い方をしているのか? 生の声を聞きましたので、それを紹介します。

ハンモック泊が初めてという方から、すでにマイハンモックを持っている人、さらには独自のスタイルで楽しんでいる人まで、さまざまな人が登場します。

ハンモックの世界は奥が深い! そう思える内容になっています。

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ギアへの偏愛ぶりがうかがえるハンモック・ジャンキーたち



■ ヘネシーハンモックのオプションアイテムを最大活用
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使用ギア:[ハンモック] HENNESSY HAMMOCK / Expedition A-sym Zip, [タープ] HENNESSY HAMMOCK / Monsoon Rainfly, [防寒アイテム] HENNESSY HAMMOCK / SuperShelter #1 ZIP

ヤマモトさん:スーパーシェルターは、マットが内蔵されているのと、エマージェンシーブランケットも付属品としてあるので、背中側がすごく暖かいです。モンスーンレインフライは、通常のひし形のタープよりも密閉性が高く、横からの雨風も防ぐことができます。私は寒がりなので、真夏を除いてはこれを使っています。

■ ダウンポンチョをアンダーキルトに改造
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使用ギア:[ハンモック] HUMMINGBIRD HAMMOCKS / Single, [タープ] EXPED / Solo Tarp, [防寒アイテム] PUROMONTE / Down Multi Poncho 120

キムチさん:僕キャンパーなんですよ。たぶん、去年あたりにニノさんがハンモックで寝ているTRAILSのハンモック動画をYouTubeで見て、無性にやりたくなっちゃって。ハンモックはハミングバードのシングル、寝袋はプロモンテのダウンポンチョを改造してチューブキルトにして、さらに中にはコストコのダウンキルトを入れてます。ダウンポンチョは両サイドにドローコードを足すだけでハンモックにあわせられるキルトになるんです。超安いしこれ流行ると思いますよ(笑)。

■ ハンモック + 仔犬用テントの組み合わせ
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使用ギア:[ハンモック] DUTCHWARE GEAR / Chameleon Hammock, [タープ] HAMMOCK GEAR / Dyneema Fiber Hex Tarp, [ギアスリング] DUTCHWARE GEAR / Netless Hammock Chair, [子犬用テント] DUTCHWARE GEAR / Pup Tent

タカセさん:ハンモックはいろいろ持っていますが、泊まるとなるとこのダッチウェアですね。生地の肌ざわりの良さと、寝心地が抜群です。自分の身長が184cmということもあって、このアメリカンサイズがいいんですよね。バグネットは取り外せますし、しかも同じ形状で冬用のシルナイロン製のトップカバーも付けることができる。ギアスリングは、実はハンモックチェアで、サイズがちょうどいいのでギア収納用に使ってます。あと今回は、犬用のテントのテストも兼ねて来たんです。第1回目のこのイベントに初めて参加してハンモックに触れて、ハマって、3年でここまできちゃいました(苦笑)。



さまざまな防寒スタイル



■ ダウン入りハンモックの暖かさで爆睡
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使用ギア:[ハンモック] AXESQUIN / UKIGUMO, [タープ] EXPED / Solo Tarp, [防寒アイテム] AXESQUIN / UNKAI

ネモさん:ウキグモとウンカイは、めちゃくちゃ暖かかったです。座った瞬間ポカポカで、あったかっ! って思いました。上掛けのウンカイは、フットボックスが良かったです。私は、あまり寝相が良くなくて布団とか落ちちゃうタイプなんですけど、今回は夜中に目が覚めた時に普通にかかっていてすごい! って思いました。普段は、ついつい軽いギアを選びがちなんですが、このイベントでは、普段使わないものを試せるのがいいですよね。

■ アンダーキルトで10℃以下の夜も安眠
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使用ギア:[ハンモック] EXPED / Travel Hammock, [防寒アイテム] Cumulus / SELVA

ヤスダさん:このイベントには去年日帰りで参加して、今年で2回目です。エクスペドのトラベルハンモックに、キュムラスのセルバ(アンダーキルト)とキルトをあわせて使っています。今年の4月にもこのシステムで泊まったのですが、7〜8度の気温でも問題ありませんでした。いまはもうハンモックでキャンプすることがほとんど。キャンプ場ではなく山に行って、人のいないところで張って寝ることが多いですね。



寝心地重視の幅広ハンモック



■ 初ハンモック泊で寝心地の良さに感動
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使用ギア:[ハンモック] ENO / Double Nest hammock, [タープ] 不明

カスガさん:友だちに誘われてこのイベントに参加したんですが、ハンモックは初めてで。これまでテント泊だけだったのですが、寝心地がまったく違いますね。特にこのイーノのハンモックは、サイズも大きめでゆったりしていて、肌触りもすごくいい。寝ている時も背中がぜんぜん痛くならないので熟睡できました。今回は友だちに張ってもらったのですが、設営もラクそうだし山でも使えそう。すぐにでもハンモックを買いたいです。

■ 幅広ハンモックならではの安定感と安心感
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使用ギア:[ハンモック] THERM-A-REST / Slacker Hammock Single, [スリーピングマット] THERM-A-REST / NEOAIR UBERLITE Regular

イシカワさん:このサーマレストのスラッカー・ハンモック・シングルと、ネオエアー・ウーバーライト・レギュラーの組み合わせは安心感がありました。ハンモックは軽くはないですが、そのぶん幅も広いし作りがしっかりしています。寝心地にこだわりつづけてきたスリーピングマットメーカーだけに、素材の質感も格別で快適でした。体重をかけた時にギシギシっていう音もしないし、すごく安定しているなと。あとこのマットは、厚みも長さもしっかりあるのでハンモックのなかでズレにくい。ストレスなく寝られそうです。

■ シンプルでわかりやすい設営方法
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使用ギア:[ハンモック] BIG AGNES / Goose Creek Deluxe, [タープ] BIG AGNESS / Onyx UL Tarp, [防寒アイテム] HIGHLAND DESIGNS / Flap Wrap II

ハヤシさん(父):カラビナを使うオーソドックスなタイプで、とても張りやすかったです。本体をツリーストラップに連結してから長さ調整をするタイプではなく、デイジーチェーンに引っかけるタイプでしたが、それが逆にシンプルでわかりやすく、初心者向きな気がしました。

ハヤシさん(娘):キャンプはちっちゃい頃に何回か行った程度で、ハンモックは初めてでした。想像以上に寝やすかったですね。夜はちょっと寒かったですけど、でも風を感じられるのがいいなぁと思いました。今後もハンモックでキャンプしてみたいです。

■ しっかりした生地で包まれ感も最高
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使用ギア:[ハンモック] KAMMOK / Roo Single, [タープ] KAMMOK / Kuhli

コギさん:私は普段オーボネットのハンモックを使っていて、今回は自分が選ばなさそうなレアなものをという視点から、カモックのルーシングルを借りました。実際使ってみて思ったのは、生地がしっかりしていて適度な伸びがあること。しかもサイドにループがあるので、ここを紐やカラビナでとめたりもできる。私はハンモックに包まれるのが好きなので、こうするとすごく安心感があるんです。



軽量コンパクトなULハンモック



■ 伸びの良い生地ならではのリラックス感
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使用ギア:[ハンモック] SEA TO SUMMIT / Ultralight Hammock Single XL, [タープ] SEA TO SUMMIT / Hammock Tarp

コウタさん:ハンモック泊は今日が初めてです。このシートゥサミットのウルトラライト・ハンモック・セット(シングルXL)は、かなり幅が広くて快適でした。しかも生地がすごく伸びる。両サイドのエッジの部分のハリが気になるハンモックも多いですが、これはまったく問題ナシ。太ももの後ろ側とかにあたっても痛くないし、ストレスがなくてくつろぎやすいです。タープも明るくて圧迫感もないので、真夏なんかは最高じゃないですかね。

■ 使い勝手だけでなく手頃な値段も魅力
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使用ギア:[ハンモック] EXPED / Travel Hammock, [タープ] EXPED / Solo Tarp

カワチさん:ずっと登山をしていたのですが、1年くらい前にハンモックに興味を持ち始めて。その時買ったのが、エクスペドのトラベルハンモックでした。選んだ理由は、使っている人が多そうだったっていうのもありましたけど、値段が手頃っていうのが大きかったですね。ツリーストラップはもちろん、このハンモックにピッタリのエクスペドのソロタープもあわせて購入しました。寝心地がすごく良くて、買ってからというもの、このハンモックで寝ることが多くなりました。

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ハンモックユーザーのリアルなレビュー、いかがでしたでしょうか。率直な声の数々は、とても参考になりますよね。

軽さ優先の人もいれば、寝心地重視の人もいて、さらには防寒対策が一番という人や、イベントだからこそ試せるハンモックを選んだ人もいたり。ハンモックの多面的な魅力があぶりだされた貴重なリサーチになりました。

次回『ハンモックギア2019 #03』では、TRAILS research(後編)として、参加者にお願いしたアンケートの結果を発表します。ユーザーの実態がわかる内容ですので、お楽しみに!

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トレイルズ

トレイルズ

佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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