TRIP REPORT

パックラフト・アディクト | #43 【MOVIE】北海道・美々川、原生自然の広がる湿原をパックラフティング

2021.06.02

<MOVIE>

bibi gawa_map
今回のコースは、美々橋〜美々川タップコップ親水公園の約8km (所要約2時間半)。美々橋は2つあるが、松美々橋の上流にある美々橋が今回のスタート地点。ウライ (漁網) 設置箇所は左岸をポーテージ (6月10日〜9月20日)。美々川までは新千歳空港からクルマで約10分。ゴールの美々川タップコップ親水公園からは、やや遠いが千歳線 植苗駅まで徒歩30分で行くことも可能。苫小牧市が発行しているカヌーガイドに各種注意事項あり。

前回のトリップ・レポートに続き、今回は北海道の美々川 (びびがわ) のムービーをお届けしたい(前回の記事はコチラ)。

迷路のように小さくクネクネ流れる川を漕いでいく様子を、ムービーだとより感じてもらえるだろう。

以下の旅のあらすじのなかに、前回のトリップ・レポートでは割愛してしまった、エピソードも加えた。先住のアイヌ民族が美々川を「リバートレイル」として使っていた話や、美々川が流れ込むウトナイ湖は希少な野鳥の生息地となっている話など、美々川にはワクワクするストーリーがいろいろあるのだ。

言いたいのは、美々川は、語りたおしたくなるほど、魅力的だったというこだ。


旅のあらすじ


美々川 (びびがわ) は、原生自然に近い湿原のなかを流れている。場所は、新千歳空港からクルマでわずか10分ほどのところ。この旅の詳細は、ぜひ前回のトリップ・レポートをご覧になっていただきたい。(前回の記事はコチラ)。

美々川が流れる勇払原野 (ゆうふつげんや) は、釧路湿原、サロベツ原野 (利尻) とならぶ、北海道の三大原野。かつては釧路湿原にも匹敵する規模の原野であったのだという。

先住のアイヌ民族は、この美々川を生活路として使って、太平洋側と日本海川を行き来していたそうだ。まさにリバートレイルだ。勇払川〜ウトナイ湖〜美々川〜陸路〜千歳川を結ぶ道は「勇払越え」と呼ばれ、美々川にも丸木舟が往来していたのだという。

また美々川が流れ込むウトナイ湖周辺は、希少種も含む重要な野鳥の生息地になっている。その豊かな自然環境を保護するため、ラムサール条約 (水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約) に指定されている。

6月〜9月には、美々川にベニサケが遡上する。パックラフトを漕ぎながら、ベニザケが泳ぐ姿を見る旅、というのも絶対にやってみたい。しかし今回は遡上の季節とは外れていたので、これはまた次回の宿題にとっておこう。

 

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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