パタゴニア『フェザントテイル・シンプリシティ』ブックツアーに、TRAILS編集長・佐井も登壇。フライフィッシングとULハイキングに共通する、シンプルな道具を使うことの魅力について語ります。
パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードはじめ、フライフィッシング愛好家のクレイグ・マシューズ、マウロ・マッツォが著した、『フェザントテイル・シンプリシティ』(2026年2月に出版)。この本は、余計な道具を持たず、必要最低限のシンプルな道具でフライフィッシングを楽しむことを説く一冊。
この本のリリースを記念し、パタゴニアストアで「『フェザントテイル・シンプリシティ』ブックツアー」というトークイベントが開催されます。
このイベントの3月19日 (木) パタゴニア東京・ゲートシティ大崎の回に、ゲストとして、本書の翻訳を手がけた東知憲さんとともに、TRAILS編集長の佐井聡が登壇します。
東さんは、フライフィッシングのカルチャーを広めるライター・翻訳者であり、フライフィッシャーです。
TRAILSは、この本で解かれるシンプルさについてのフィロソフィーと、TRAILSの熱狂の原点である、ウルトラライト (UL) のフィロソフィーがクロスオーバーする点について語ってみたいと思います。
シンプルな道具だけを用いながら、知識と工夫、創造力を使って、自然と同調していく魅力とは何か。
TRAILSが始動させた、ULと”釣り” (テンカラやフライフィッシング) を組み合わせる「Fishing for Hiker」プロジェクトとシンクロする部分は何か。
このイベントでは、フライフィッシャーだけでなく、ハイカーにも、フィッシングの世界の魅力を感じてもらうことができたらと思います。
「シンプルな釣り」の追求。

イヴォン・シュイナード、クレイグ・マシューズ、マウロ・マッツォ著 (東 知憲 訳) 『フェザントテイル・シンプリシティ』 (出版:山と渓谷社)
本書の著者のひとりである創業者のイヴォン・シュイナードは、日本の伝統釣法であるテンカラに影響を受け、自身のフライフィッシングに取り入れてきた。
リールを使わず、竿と糸、毛鉤のみで成り立つそのシンプルな仕組みを、フライフィッシングの新しいスタイルとして捉え直したのである。その考えをまとめたのが前作『シンプル・フライフィッシング』だった。それは、道具の複雑化やマーケットの拡大を続けるアメリカのフライフィッシング・シーンに対する、一つの問いかけでもあった。
本作『フェザントテイル・シンプリシティ』では、その考え方をさらに深め、「フェザントテイル (キジの尾羽根)」という一つのフライ・マテリアルに焦点を当てることで、道具の多さではなく、釣り人自身の経験や工夫を生かす釣りのあり方を提唱している。
これはまさにUL的なフィロソフィーだ。ULもまた、必要最低限の装備を追求することによって、自然の中でより自由に、また自然との関係性をより深く感じ取るものだからだ。
そこには、TRAILSが立ち上げた、ULハイキングに、テンカラやフライフィッシングを融合した「Fishing for Hiker」プロジェクトとクロスオーバーするところが多くある。
本書が目指す「シンプルな釣り」というフィロソフィーやスタイルを知り、自然との距離を縮めて、同調していくフライフィッシングの楽しみの深淵を、垣間見てもらえたらと思う。
イベント概要

パタゴニア 東京・ゲートシティ大崎にて開催。
熱烈なアングラーであるイヴォン・シュイナード、クレイグ・マシューズ、マウロ・マッツォが再集結し、フェザントテイルを軸としたフライと、いくつかのテクニックを中心に据え、知識と工夫、創造力を何よりも優先する心構えを強調する新刊『フェザントテイル・シンプリシティ』が完成しました。
前著『シンプル・フライフィッシング』の発展版として構想されたこの本は、たった1つのメイン素材でトラウト、スティールヘッド、サーモン、そしてボーンフィッシュにまで対応するフライを巻き、効果的にプレゼンテーションするための技術を探求しています。
新刊の発売を記念して、フライフィッシングを愛してやまないゲストをお招きし、著者たちが本書に込めたメッセージを探るブックツアーを開催します。
18時30分から19時まで、ゲストのお二人に店頭に立っていただき会話する時間を設けています。
お二人が実際に釣りやタイイングで使用しているギアの展示や、フェザントテイルを使用したタイイングをご覧いただけます。
ビール片手にイベントまでの時間を、お楽しみください。
※イベント中、ソーシャルメディアでの投稿を目的とした撮影をさせていただきます。
※開始、終了時間が前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。
※本イベントでは、アルコール提供があります。飲酒運転・20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満の方、お車・バイク・自転車でお越しの方への提供はできません。年齢確認を行う場合があります。
■日時
3月19日(木) パタゴニア大崎ストア
18時30分 受付
19時20分 開場
19時30分 開始
21時00分 終了
■定員
50名
■参加費
無料
■ゲスト
東 知憲
1965年熊本県生まれ。東京外国語大学卒業(米文学専攻)。アウトドア領域で活動する翻訳者・執筆者であり、訳書はジョン・ギーラック「トラウトバム」(つり人社)、デイヴ・フィットロック「L. L. Bean フライフィッシング・ハンドブック」(翔泳社)、イヴォン・シュイナード他「シンプル・フライフィッシング」(地球丸)など多数。フライフィッシングの技術指導者としてアジア太平洋地域におけるリーダーの1人で、FFI (フライフィッシャーズ・インターナショナル)インストラクター試験運営委員なども務める。
佐井 聡
日本初のトレイルカルチャー・ウェブマガジン「TRAILS」編集長。幼少期より淡水・海水問わず、釣りに親しむ。2000年代にUL (ウルトラライト)・ハイキングとロング・ディスタンス・ハイキングに出会い傾倒。2010年にはアメリカのジョン・ミューア・トレイルを歩き、シエラネバダ山脈源流域にて、テンカラでブルックトラウトを釣る。この経験から、シンプルで軽量な道具を追求し自然との同調を目指すULハイキングに、テンカラやフライフィッシングを融合した「Fishing for Hiker」プロジェクトを始動。
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