LONG DISTANCE HIKERS DAY 2022 | ハイカーが旅のストーリーを語る『HIKER’S TABLE』の紹介
いよいよ明日から2日間にわたって開催する『LONG DISTANCE HIKERS DAY 2022』。
このイベントの第1回目からつづく、コア・コンテンツのひとつが『HIKER’S TABLE』。ロング・ディスタンス・ハイキングにおいて、それぞれのハイカー体験したリアルでパーソナルなストーリーを語ってもらうコーナーです。
全部で24個のHIKER’S TABLEが行なわれますが、イベント開催直前に、このコンテンツに登場するハイカーを、各トレイルごとに紹介します!
この記事で気になるハイカーを見つけて、そのハイカーの生の言葉で語られる旅の記憶や記録を、ぜひ聞きにきてください。
【イベント日時】
2022年4月23日(土)4月24日(日)
両日とも、
第一部 12:00~15:00
第二部 16:00~19:00
@三鷹 Three Eight Nine MITAKA
アメリカ3大トレイル
■ PCT (パシフィック・クレスト・トレイル)
– 小林俊介 a.k.a. Koba (23日第一部 / 24日第一部)
ロングトレイル未経験だったKobaは、自分の価値観を確かめるべくPCTへ。アメリカ入りしてバックパックの盗難に遭うなど、さまざまなトラブルも経験。でも、歩いているうちにいつしか笑顔になっていた。
– 黒川小角 a.k.a. Snake Kicker (23日第二部)
雑誌の特集でアメリカのロングトレイルの存在を知り、PCTに興味を持ったSnake Kicker。自生しているブルーベリーを食べながら歩いたのが一番の思い出。ダラダラ歩いているうちにゴールまでたどり着いてしまったのだとか。
– 鈴木拓海 a.k.a. Sunny (24日第二部)
すでにJMTをスルーハイクしていたSunnyは、JMTの10倍以上の距離を有するPCTに憧れを抱いていた。スケーターでもある彼は、もともと西海岸カルチャー好き。スルーハイクを通じて、さらにどっぷりハマってしまったようだ。
■ AT (アパラチアン・トレイル)
– 清田勝 a.k.a. Not Yet (23日第一部 / 24日第二部)
Not YetにとってATは、アメリカ3大トレイル踏破 (トリプルクラウン) の通過点だった。3大トレイルのなかで難易度が低いと思われがちだが、侮ってはいけないことを知ったという。
– 関口文雄 a.k.a. Flyingfish (23日第二部)
百名山を踏破し、さらなる刺激を求めてATをスルーハイクしたFlyingfish。緑豊かなATは、日本の山歩きと親和性の高い冒険のように感じられたそうだ。
– 鈴木栄治 a.k.a. Turnip (24日第一部)
半年間の歩き旅に興味を抱いて、実際に約半年かけてATをスルーハイクしたTurnip。夫婦で歩いた彼は、「ゆっくりゆっくり」がモットー。トレイル上での半年間にわたる生活を存分に味わった。
■ CDT (コンチネンタル・ディバイド・トレイル)
– 丹生茂義 a.k.a. Time Zone (23日第一部 / 24日第一部・第二部)
Time Zoneにとって、CDTはアメリカ3大トレイル踏破 (トリプルクラウン) のラストピースだった。荒漠としたウィルダネスが果てしなく広がるCDTで、テントも張らずに過ごしたカウボーイキャンプが忘れられない。
– 鈴木拓海 a.k.a. Sunny (23日第二部)
PCTを歩き終えて、なんとなくCDTを思い浮かべてその勢いで行くことを決めたSunny。孤独感を存分に楽しみながらも、アメリカの小さくてステキな街が、ほどよいスパイスとなった。
JMT / Hayduke Trail
■ JMT (ジョン・ミューア・トレイル)
– 栗本歩実 a.k.a. Ayumi (23日第一部・第二部)
冒険家の関野吉晴さんに憧れて登山をはじめたAyumi。自分のグレートジャーニーができそうと思ったのがJMTだった。楽しいことも、辛いこともあったけど、とにかく全部が最高だった。
– 緑川千寿子 a.k.a. Chizuko / 瀧川朋彦 a.k.a. Tomohiko (24日第一部・第二部)
『LONG DISTANCE HIKERS DAY』に参加したことで背中を押されて、初めてのロングトレイルとしてJMTを選んだ、Chizuko & Tomohiko。スルーハイクを通じて、二人とも、自分らしいハイキングのスタイルを見つけたようだ。
■ Hayduke Trail (ヘイデューク・トレイル)
– 河西祐史 a.k.a. Wonderer (23日第一部・第二部 / 24日第一部・第二部)
アメリカのトレイルを歩きまくっているトリプルクラウナー、Wonderer。人がいないエリアへの渇望からこのトレイルへ。他にはない、とんでもない自然を味わうことができるが、ハイカーにおすすめできないと彼は断言する。その真意とは?
Te Araroa / Lapland / Camino de Santiago
■ Te Araroa (テ・アラロア)
– 地現葉子 a.k.a. Yoko (24日第一部)
海外旅行でNZに訪れたことがきっかけで、次はここを歩いてみたい!と思ったYoko。テ・アラロアを半年近くかけてじっくり歩き切り、大自然との一体感、そして自己肯定感を強く感じたという。
– 及川悠野 a.k.a. Yuya (23日第一部)
映画『わたしに会うまでの1600キロ(原題:Wild)』を観て、ロングトレイルに興味を抱き、テ・アラロアへと向かったYuya。一人で歩いていたものの、トレイルで出会ったハイカーやローカルの人の優しさが、一番の思い出。
■ Lapland (ラップランド)
– 松本卓也 a.k.a. Shobo (24日第二部)
どこでテントを張ってもいいという自由度に惹かれて夫婦でラップランドへ。とにかく何もないだだっ広い大自然がこの地の魅力。そんな何もないところでテント泊を繰り返す日々が最高だったそうだ。
■ Camino de Santiago (カミーノ・デ・サンティアゴ)
– 角田裕子 a.k.a. Yuko (23日第二部)
PCTに憧れるも、歩き切る自信がなくまずは足慣らしにと向かったのがこの巡礼道だったというYuko。ヨーロッパらしい田舎街の美しい景観、地元のおいしいご飯を堪能する歩き旅が、とても楽しかったとのこと。
LONG DISTANCE HIKERS DAY 2022
– What’s LONG DISTANCE HIKERS DAY?
日本のロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーを、ハイカー自らの手でつくっていく。そんな思いで2016年に立ち上げたイベントです。ロング・ディスタンス・トレイルを歩いたハイカーが、リアルな旅の体験を発信できる場。ロング・ディスタンス・ハイキングの旅の情報や知恵を交換できる場。旅のあとのライフスタイルについて語り合える場。そんなふうに、ロング・ディスタンス・ハイキングの旅を愛するハイカーにとって、最もリアルな人と情報が交流する場となればと思っています。
このイベントを立ち上げる前に、私たちは『LONG DISTANCE HIKING』(※)という書籍を出しました。この本は、ロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーとTIPSを詰め込んだ本です。しかし書籍というフォーマットは、リアルタイムな情報の更新は不向きです。書籍とは別に、必ずリアルタイムで、ダイレクトな情報を届ける場が必要になると考えていました。それが、このイベントが生まれたきっかけのひとつでもあります。
数百km、数千kmにおよぶ歩き旅とは、どんな体験であり、どんな感覚を与えてくれるものなのか?映像や雑誌などの情報からだけでは感じられない、ハイカーの生の言葉で語られる旅の記憶や記録。またそのハイカー自身の人柄。そこには旅への憧れや臨場感を刺激してくれる、豊かでリアリティある情報が溢れています。是非、あなたの旅のきっかけをつかみに遊びにきてください。
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