LONG DISTANCE HIKERS DAY 2023 | ハイカーが旅のストーリーを語る『HIKER’S TABLE』の紹介
いよいよ来週末、4月22日 (土)・23日 (日) に開催する『LONG DISTANCE HIKERS DAY 2023』。
2016年にスタートしたこのイベントの第1回目からつづく、コア・コンテンツのひとつが『HIKER’S TABLE』。ロング・ディスタンス・ハイキングにおいて、それぞれのハイカーが体験したリアルでパーソナルなストーリーを語ってもらうコーナーです。
2日間合わせて16個のHIKER’S TABLEがあり、全11本のトレイルおよびその旅のストーリーが語られます。イベント開催に先立って、今回このコンテンツに登場するハイカーを、各トレイルごとに紹介します。
今年は例年以上にトレイルのバリエーションも豊富で、北米のアメリカ3大トレイル (PCT, AT, CDT)、JMT、PNT (※)、Tahoe Rim Trail、Wonderland Trail (※) をはじめ、NZのTe Araroa (テ・アラロア)、北欧のLapland、コルシカ島のGR20 (※)、ネパールのGHT (※) など、世界各国のトレイルを紹介します。
この記事で気になるハイカーを見つけて、そのハイカーの生の言葉で語られる旅の記憶や記録を、ぜひ聞きにきてください!
【イベント日時】
2023年4月22日(土)4月23日(日) 12:00〜18:00 @三鷹 Three Eight Nine MITAKA
アメリカ3大トレイル / JMT
■ PCT (パシフィック・クレスト・トレイル)
– 板谷学 a.k.a. BooBoo (22日 13:30-13:25)
長年PCTに憧れ、60歳にして念願叶ってスルーハイキングに向かったBooBoo。人生初の海外トレイル、英語も話せないなど不安を抱えながらのスタート。そして、ハイカーとの出会いや地元の人の優しさに触れながら、無事歩き切ることができた。
– 宮崎正紀 a.k.a. Teenage Dream (22日 13:30-13:25)
Teenage DreamがPCTに惹かれたきっかけは、高校生の頃に読んだ雑誌だった。それから約10年後の2019年にPCTのパーミットを取得し、翌2020年にスルーハイクする予定だった。しかしコロナで渡米が叶わず、ようやく2022年に夢を実現。
– 田安仁 a.k.a. Rockhopper (23日 13:30-13:25)
Rockhopperは、一人ではなく、仲間と一緒に長く歩いたタイプのハイカーだ。言葉の壁を超えて、パーティーでの旅を楽しみ、またアメリカのビールとハンバーガーを思う存分に味わった。そんなRockhopperにとってのロング・ディスタンス・ハイキングの魅力とは?
■ AT (アパラチアン・トレイル)
– 関口文雄 a.k.a. Flyingfish (22日 14:15-14:40)
48歳から山を歩き始め、百名山を踏破し、62歳の時にATをスルーハイクしたFlyingfish。今年5月からはPCTをスルーハイクしに行く彼は、いかにしてロング・ディスタンス・ハイキングにハマったのか。原体験であるATについて語り尽くす。
– 飯塚真吾 a.k.a. Daylight (23日 14:15-14:40)
実はPCTのパーミット取得ができずにATを選んだのだが、結果的にATを大満喫して帰ってきたDaylight。バックパックのMYOGやフリップ・フロップなど、個性的なスタイルで歩いたハイカーでもある。彼の、自分らしく楽しむことの大切さとは?
■ CDT (コンチネンタル・ディバイド・トレイル)
– 石丸隆司 a.k.a. Takashi (22日 13:30-13:55)
2019年にPCT、2022年にCDTをスルーハイクしたTakashi。PCTの時は必死にゴールを目指すあまり余裕がなかったという。その3年後、歩くことを楽しむために向かったCDTでは、どんな旅をしたのか。楽しむことはできたのか?
– 中井康博 a.k.a. Gazelle (23日 13:30-13:55)
無駄な時間を楽しむ心の余裕を持ち、景色や他のハイカーと過ごす時間を大事にしたい。そんな思いを抱いてCDTをスルーハイクすることにしたGazelle。雪に見舞われ、たくさんの動物に遭遇し、さまざまな人に助けられた130日間の旅路。
■ JMT (ジョン・ミューア・トレイル)
– 兵庫伸幸 a.k.a. Nobu (22日 13:30-13:55)
20代で体験したJMTの世界。NobuはULスタイルのMYOGにもチャレンジし、自ら作ったギアを携えてJMTを旅した。また、直前でもパーミットをとることができるノースバウンドのアクセスポイントを見つけた。そのルートの選択もユニークな旅であった。
– 緑川千寿子 a.k.a. Chizuko / 瀧川朋彦 a.k.a. Tomohiko (23日 13:30-13:55)
『LONG DISTANCE HIKERS DAY』で背中を押されてJMTをスルーハイクすることにした、Chizuko & Tomohiko。料理人であるChizukoと釣り人であるTomohikoは、それぞれの得意分野を生かしながら、二人ならではの旅を楽しんだようだ。
PNT / Tahoe Rim Trail / Wonderland Trail
■ PNT (パシフィック・ノースウエスト・トレイル)
– 新井篤史・美帆 a.k.a. easy&eggs (22日・23日 14:15-14:40)
このイベント初登場となるPNTの魅力をたっぷりと語ってくれるのは、easy&eggs。TRAILSのアンバサダー、ジェフ・キッシュのPNTのトリップレポートを読んでPNTを歩くことにした二人。人生初の海外トレイルがPNTという、超レアな2人が見たPNTとは?
■ Tahoe Rim Trail (タホ・リム・トレイル)
– 山本格嗣 a.k.a. Masashi (22日 13:00-13:25)
タホ・リム・トレイルは、シエラネバダ山脈に位置するタホ湖を一周するトレイル。この湖は北米で最大の高山湖であり、その美しさから「ハイシエラの宝」とも呼ばれる。この風光明媚なトレイル274kmを、Masashiは7日でスルーハイクした。
■ Wonderland Trail (ワンダーランド・トレイル)
– 丹生茂義 a.k.a. Time Zone (23日 13:00-13:25)
レーニア山を一周するこの150kmのトレイル (イベント初登場) を、PCTのスルーハイク中に寄り道して歩いたTime Zone。氷河で覆われたレーニア山は神秘的で、かつ山容が富士山に似ていることから日系人からはタコマ富士とも呼ばれる。
Te Araroa / Lapland / GR20 / GHT
■ Te Araroa (テ・アラロア)
– 及川悠野 a.k.a. Yuya (23日 14:45-15:10)
ニュージーランドの南島の大自然に惹かれ、テ・アラロアを歩いたYuya。現実で見たことのなかった自然の景色ばかりに、圧倒される日々。また苦しいときに助けられたハイカーとの、その思い出深いエピソードも語ってくれる。
■ Lapland (ラップランド)
– 萩原知佳 a.k.a. Chika (22日 14:45-15:10)
北欧のラップランドにあるクングスレーデンを歩いたChika。「王様の散歩道」と称されるこのトレイルには、北極圏ならではの壮大な自然がある。また大自然のどこでテントを張ってもよい、という自由なスタイルも含め、このトレイルの魅力を語ってもらう。
■ GR20 (グランド・ランドネ20)
– 中村万里雄 a.k.a. Mario (23日 14:45-15:10)
イベント初登場のGR20。イタリア半島の西に位置する、コルシカ島を貫くトレイルだ。このトレイルをスルーハイキングしたMarioが、コルシカ島らしい自然、歴史ある街並み、山小屋の食事など、GR20ならではの旅の体験を語る。
■ GHT (グレート・ヒマラヤ・トレイル)
– 根津貴央 a.k.a. Taka (23日 14:45-15:10)
ヒマラヤ山脈を貫くGHT (イベント初登場) を、毎年セクションハイキングしているTaka。地元の生活道がメインのGHTは、村々をつなぎヒマラヤに住まう人々の営みに触れながら旅するのが特徴。里山としてのヒマラヤが存分に味わえる。
LONG DISTANCE HIKERS DAY 2023
– What’s LONG DISTANCE HIKERS DAY?
日本のロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーを、ハイカー自らの手でつくっていく。そんな思いで2016年に立ち上げたイベントです。ロング・ディスタンス・トレイルを歩いたハイカーが、リアルな旅の体験を発信できる場。ロング・ディスタンス・ハイキングの旅の情報や知恵を交換できる場。旅のあとのライフスタイルについて語り合える場。そんなふうに、ロング・ディスタンス・ハイキングの旅を愛するハイカーにとって、最もリアルな人と情報が交流する場となればと思っています。
このイベントを立ち上げる前に、私たちは『LONG DISTANCE HIKING』 (※) という書籍を出しました。この本は、ロング・ディスタンス・ハイキングのカルチャーとTIPSを詰め込んだ本です。しかし書籍というフォーマットは、リアルタイムな情報の更新は不向きです。書籍とは別に、必ずリアルタイムで、ダイレクトな情報を届ける場が必要になると考えていました。それが、このイベントが生まれたきっかけのひとつでもあります。
数百km、数千kmにおよぶ歩き旅とは、どんな体験であり、どんな感覚を与えてくれるものなのか?映像や雑誌などの情報からだけでは感じられない、ハイカーの生の言葉で語られる旅の記憶や記録。またそのハイカー自身の人柄。そこには旅への憧れや臨場感を刺激してくれる、豊かでリアリティある情報が溢れています。ぜひ、あなたの旅のきっかけをつかみに遊びにきてください。
TAGS: