TRAILS REPORT

HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2023 #02 注目のハンモック9ブランド (後編)

2023.10.13
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取材・文・構成:TRAILS

『HAMMOCKS for Hiker 2023』のアフターレポートとして、全4回でお届けする特集記事『ハンモックギア2023』。今回は第2回目の「注目のハンモック9ブランド (後編)」。

前編では5つのハンモックを紹介したが、この後編では4つのハンモックを紹介する。本イベント初登場のハンモックから、キルト一体型のハンモック、独自の生地を採用したハンモック、マットと組み合わせて使うハンモックまで、前編に勝るとも劣らないユニークなハンモックばかり。

前編の記事と合わせて、多種多様なハンモックの詳細をじっくりとお楽しみください。


これだけの数のハイキング向けハンモックを、実際に触って、座って、寝て、試せるイベントは他にはない。

LESOVIK レソヴィク

■ SUL (スル)


【重量】300g (本体175g、ツリーストラップ、収納袋含む) / 【価格 (税込) 】30,800円

イベント初登場となるLESOVIKは、2013年に誕生したポーランドのハンモックブランド。このSULは、スーパー・ウルトラ・ライトの略であり、同ブランドの最軽量モデル。

175gという軽さながら、同等重量の他社モデルと比べ、幅が145cmと広い設計になっている。そのため、身長が高い人 (画像の人は185cm) でも、まるでリクライニングチェアのようにくつろぐことも。加えて、ハンモック泊の際は対角線上に寝る (ハンモックで寝る際の最適なポジション) こともストレスなくできる。

リップストップのマイクロメッシュ生地はコーティングを施していないため通気性が良い。しかもほとんど伸びないため、一度設営してしまえば、あとで高さやテンションを微調整する必要もない。

SHINOGI 凌

■ Ukigumo (ウキグモ)


【重量】1,075g (本体1,054g、収納袋21g) / 【価格 (税込) 】71,280円

日本のアウトドアブランド、アクシーズクインの『凌』(しのぎ) は、独自の発想で、四季のある日本の低山を歩くことを考えてデザインしたプロダクトを開発している。その凌の唯一のハンモックが、Ukigumoというアンダーキルト一体型ハンモックだ。

一番の特徴は、リバーシブルキルトと呼ばれるキルトが、ハンモック本体とファスナーで接続されていること。このキルトを上に被せればトップキルトになり、アンダーキルトがある背面側に被せればダブルのアンダーキルトになる。

さらに、このリバーシブルキルトはハンモックをぐるっと筒状に覆うこともできる。いわばチューブキルト。室内空間はやや狭くなるものの、この使い方であれば他の防寒ギアを一切使用せず、0度くらいまでは問題なく過ごすことができる。

KAMMOK カモック

■ Roo Single Ultralight (ルー シングル ウルトラライト)


【重量】159g / 【価格 (税込) 】10,780円

2010年にアメリカ・テキサス州で誕生したKAMMOKは、「Give1% For the Planet」をはじめ、環境問題に配慮したハンモックづくりを続けてきた、ハンモックブランド。

Roo Single Ultralightは、ハンモック本体重量159gと軽量ではあるが、Levitas™ 20Dというダイヤモンドリップストップナイロンを採用することで、シルクのような極上の肌触りを実現させている。

さらに、ハンモックのサイドに複数のループも取り付けられているため、アンダーキルトなどの固定もしやすい。寝心地と拡張性を維持したまま軽量化を図った、KAMMOKらしいハンモックだ。

TICKET TO THE MOON チケットトゥザムーン

■ Mat Hammock Original (マット ハンモック オリジナル)


【重量】620g (カラビナ2個含む) / 【価格 (税込)】13,200円

1996年からインドネシアのバリ島に拠点を置くTICKET TO THE MOONは、パラシュート生地を強みに持つ、ハンモックブランドである。このMat Hammock Originalは、ハンモックの外側にスリーピングマットを固定するスリーブを設けた、ユニークなハンモック。

ハンモックの背中の冷え対策において、アンダーキルトはひとつの解決策ではあるが、ハンモックとの間に隙間 (コールドスポット) が生まれやすいという弱点もある。このハンモックであれば、マットをハンモックの湾曲にぴったり沿わせながらしっかり固定できるため、隙間ができることがない。

しかもこのマットを入れるスリーブは対角線上にデザインされているため、自ずと最適なポジションで寝ることができ、寝心地も申し分ない。ハンモック泊において、睡眠の快適さをしっかり担保し、体をきちんと休ませることを重視した設計のハンモックである。(国内販売は2024年春を予定)


『月尾根自然の森キャンプ場』に、所狭しとハンモックが張られた。まさにハンモックの祭典だ。

『ハンモックギア2022 #01』と『ハンモックギア2022 #02』を通じて、注目のハンモック9ブランドを紹介した。

次回の記事では、ハンモックの周辺ギアをフィーチャー。スリーピングギアからタープ、焚き火ギアまで、ハンモックキャンプに使いたいギアが勢揃いするので、お楽しみに。

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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