TRAILS REPORT

HAMMOCKS for Hiker | ハンモックユーザーレビュー by TRAILS research (後編)

2024.01.24
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取材・文・構成:TRAILS

昨年の9/30・10/1で開催した、「ハンモックを使った、ハイキングの旅」を提案するイベント『HAMMOCKS for Hiker』。

このイベントに参加してくれたハンモック・ハイカーたちのインタビューを、前編・後編にわけてお届けする、今回の『TRAILS research』。

この後編にも、前編に勝るとも劣らない個性豊かなスタイルを持った人たちが登場しますので、お楽しみください。

同じ屋根の下で、息子と一緒にハンモック泊。


 
使用ギア:[ハンモック] Hummingbird Hammocks / Single+, COCOON / Ultralight Mosquito Net Hammock [タープ] Zpacks / Ultralight 8.5′ x 10′ Flat Tarp, [スリーピングバッグ] sky high mountain works / (Unknown)

サクラモトさん:ハンモックを始めたのは、6〜7年前にハンモック好きの友だちに教えてもらったのがきっかけです。その時、すごく気持ち良かったんです。日帰りで2〜3時間昼寝しただけなんですけど。それですぐにENOのSub7を買いました。

その後、冬でも快適に寝られる大きめサイズのものが欲しくなって買ったのが、今回も使っているHummingbird HammocksのSingle+。これは冬の雲取山に持っていって、気温-10℃くらいの中で使用しました。


ハンモックは、こうやって親子で楽しむにもピッタリ。

さらにその後、虫対策で蚊帳付きが欲しくなってCOCOONのUltralight Mosquito Net Hammockを購入。ハンモックが増えたので、こうやって息子 (10歳) とイベントに参加することもできました。息子もハンモックが好きみたいで、僕よりすぐ寝ちゃうくらいです。

バイクパッキングとの相性の良さから、ハンモックをチョイス。


 
使用ギア:[ハンモック] jindaiji mountain works / PB Hammock (カスタムオーダー), [タープ] jindaiji mountain works / PB Tarp (10 × 8)

ナカタニさん:ハンモックを始めたのは3年ほど前くらい。通勤で毎日自転車に乗っているんですが、ハンモックとの相性が良さそうだなと思って、1年くらい前からバイクパッキングをやるようになりました。今回はさすがに都内の家からは遠かったので、相模原まで輪行してそこから漕いでここまできました。

バイクパッキングにおいては、テントだとポールが嵩張ってパッキングしにくいので、いつもハンモックです。お気に入りは、jindaiji mountain worksのPB Hammock。これはカスタムオーダーしたものなので、既製品とは少しサイズが異なります。全長は少し短め、幅は少し広めです。


自分好みのリッジラインオーガーナイザーをMYOG。

ちなみに、このリッジラインオーガナイザーは、TRAILSのMYOG KITをカスタムしたものです。市販のより小さいサイズのオーガナイザーが欲しくて、MYOGしてみました。寝る際に、メガネやスマホを入れるのにちょうどいいんです。

ハンモックは、ハンモックスタンドありき!


 
使用ギア:[ハンモックスタンド] YOBOGear / Cricket Hammock Stand, [ハンモック] Dutchwear / Chameleon Hammock, [タープ] Dutchwear / Bonded Side Entry Tarp

イイダさん:4〜5年前にハンモック始めるにあたって、自立式で、かつ普通のテントサイトで張れるものが欲しいと思ったんです。それでアメリカのとあるブランドのハンモックスタンドを買いました。ただペグダウンが必須の仕様だったので、ペグが抜けて大変な思いをしたんです。

それでもっと良いものを探していて見つけたのが、YOBOGearのCricket Hammock Standでした。他にもたくさんのハンモックスタンドを試しましたが、今はこれが一番のお気に入りです。選ぶ基準としては、10kg以下で、自立して、持ち運びしやすい大きさであることです。


タープの張り方次第で、開放的にすることも、密閉性を高めることも可能。

遊ぶフィールドは、もっぱらキャンプ場です。修善寺のCAMP BEANというキャンプ場をホームにしています。ここはブッシュクラフトの聖地とも言われていて、とにかく自然豊かでおすすめです。

顔も出せて、手も出せるハンモック専用寝袋が、とても便利。


 
使用ギア:[ハンモック] ENO / Sub7, [タープ] EXPED / Hammock Trekking Tarp, [スリーピングバッグ] AXESQUIN / Mogu 350

ヤスさん:ハンモックはいくつか持っていますが、このENOのSub7を愛用しています。約180gと軽量で、幅広ではないけど個人的にはすごく寝心地も良い。他のハンモックもいろいろ試したんですけど、わざわざ変える理由もないなと思いずっと使いつづけています。

今回組み合わせたAXESQUINのMogu 350は、お気に入りのハンモック専用寝袋です。すっぽり包む形状でありながら顔も出せるし、手も出せる。手が出せるのは本当に便利です。寝ながらスマホもいじれますしね。


AXESQUINのMogu 350は、手が出せるのがお気に入りポイントのひとつ。

ハンモックは、自分が釣りをやるので沢泊の時に張ることが多いです。ただ、釣りのシーズンは終わったんで、これからは奥多摩とかでハンモック泊したいですね。

今回持ってきたハンモックとリッジラインは、JMTでも大活躍。


 
使用ギア:[ハンモック] ENO / Sub6, [タープ] Integral Design / Siltarp2, [スリーピングバッグ] sky high mountain works / Sky High Down Quilt 120, [スリーピングマット] 山と道 / Minimalist Pad, [リッジライン] ENO / Microtune™ Structural Ridgeline

バダさん:最初に買ったメッシュ生地のハンモックは、張りが強くて座り心地が良くないなと思い、次に買ったのがこのENOのSub6です。ただ振り返ってみると、そもそも張り方が自己流だったのが原因だったのでそのハンモックのせいではありませんでした (笑)。

それでENOのMicrotune™ Structural Ridgelineを使ったら、どこでどう張っても、最適な角度、最適な弛みになって、すごく寝やすくなりました。このシステムは、昨年夏のJMTの旅でも大活躍。11日間山の中にいて、半分くらいはハンモックで泊まりました。地べただと傾斜があると寝にくいですがハンモックなら関係ないので、できるだけハンモックが張れるところを探していました。


ハンモックの最適な弛みが実現できたことで、座っても良し、寝ても良し。

今後は、もう少し幅広のハンモックも欲しいんですが、今回このイベントに参加してみて現状のシステムでまだまだやれることありそうだと感じたので、いろいろ試行錯誤してみたいと思いっています。


『HAMMOCKS for Hiker 2023』の会場は、今年もたくさんのハンモックで埋め尽くされた。

『HAMMOCKS for Hiker』に参加してくれたハンモック・ハイカー10名のインタビューを紹介する『TRAILS research』、いかがだったでしょうか。

2024年の、みなさんのハンモック・ハイキングのTIPSとして参考になる内容だったと思いますので、ぜひ今年実践してみてください。

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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