HAMMOCKS for Hiker | ハンモックユーザーレビュー by TRAILS research (前編)
取材・文・構成:TRAILS
昨年の9/30・10/1で開催した、「ハンモックを使った、ハイキングの旅」を提案するイベント『HAMMOCKS for Hiker』。
イベント終了後のアフターレポートでは、4回にわたって注目のハンモックや、ハンモックの周辺ギアを網羅的に紹介しました。
今回は、『TRAILS research』として、そこで紹介できなかったハンモック・ハイカーたちのインタビューを、前編・後編にわけてお届けします。
『HAMMOCKS for Hiker』に参加してくれた人の、リアルなハンモックスタイルをリサーチしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ハンモックのサイズは、全長260cm、幅120cmくらいがちょうどいい。
使用ギア:[ハンモック] EXPED / Travel Hammock Lite, [タープ] Hammock Gear / Palace Tarp, [ビビィ] AXESQUIN / Ukigumo (リバーシブルキルトのみ)
ゴトウさん:このイベントには、2回目からずっと参加しつづけていて今年でもう5回目です。
ハンモックはいくつも持っているんですが、EXPEDのTravel Hammock Liteのサイズ感 (全長 260cm、幅 120cm) がちょうど良くて。大きいほうが寝心地がいいって言われますけど、自分はこのくらいが好みですね。
スリーピングバッグは、AXESQUINのUkigumoのリバーシブルキルトだけを持ってきました。この季節 (9月末) の気温を考えると、一桁になることはないだろうから充分だろうと。このキルトはこうやって包むことができるので、トップキルトも不要で便利ですね。
毎週末にハンモック泊をしないと、調子が悪くなる。
使用ギア:[ハンモック] AXESQUIN / Ukigumo Light, [タープ] EXPED / Solo Tarp, [スリーピングバッグ] AXESQUIN / Unkai Light
ギンザさん:このイベントには1回目から皆勤賞です。1回目でHENNESSY HAMMOCKに出会って衝撃を受けて、そこからハンモックにどハマりしました。
AXESQUINのダウン入り軽量ハンモックUkigumo Lightに、キルトUnkai Lightのセットがお気に入りです。この2つはスナップボタンで取り付けられるので、保温力も高いんです。
今は毎週ハンモック泊をしています。南高尾に山の中でハンモックが張れる「別荘」と呼んでいるところが10カ所くらいあって。必ず週末に行かないと、次の週の仕事が辛くなるんです(笑)。もう生活の一部ですね。
ハンモックのことがもっと知りたくてイベントに参加。
使用ギア:[ハンモック&タープ] KAMMOK / Mantis Ultralight, [スリーピングバッグ] Highland Designs / Down Bag, [ギアスリング] KAMMOK / Joey Gear Sling
タナカさん:イベントは今回初参加です。実は、2022年にソロキャンプを始めたんです。ソロキャンプのコミュニティに入ったのですが、そこにハンモックをやる人がいて、その人きっかけでハンモックをやるようになりました。
最初は不安でしたけど、やってみたら意外と寝ることができて。ちょと非日常的で解放された感じも味わえて、わりと好んでやっています。KAMMOKのMantis Ultralightは、タープもバグネットもすべてセットなのでとても便利です。今回ギアスリングを新調したのですが、これは正解でしたね。これまで荷物が散らかっていたんですけどスッキリしました。
ただ毎回テキトーなので、木の選び方や張り方の調整も、まだできていません。高さの正解もよくわかってないです。それで勉強するために、このイベントに参加しました(笑)。
既製品を短くして、自分の身長に合ったハンモックをMYOG。
使用ギア:[ハンモック] COCOON / Ultralight Hammock ,[タープ] SEA TO SUMMIT / Ultra-Sil Nano Tarp Poncho, [スリーピングバッグ] SEA TO SUMMIT / Traveller TrI
ヌーさん:そもそもハンモックのサイズが、使う人の身長ごとにないのはおかしいと思っていて。オレは背も大きくないから、そんなに長くなくていいんだよね。
試しに、座ることだけを目的にしたDutchwareのHammock Chairもテストしてみたけど、さすがに全長が短すぎたよね。自分の身長より短くて、昼寝はできるけど夜寝はできなかった。それで全長は200〜210cmくらいがちょうどいいかなと思っていたんだけど、カスタムするときにちょっとビビって220cmに (笑)。全長325cmのハンモックを買って、すぐに105cm短くしたというわけ。
でも幅は140cmのままだから、寝心地はまったく損なわれていない。120cmのも作ったりしていろいろ試したんだけど、幅が狭いと突っ張りすぎちゃって良くなかった。
全長220cmだと、SEA TO SUMMITのUltra-Sil Nano Tarp Ponchoと合わせられるから、このシステムでいろんなところに行ってみたいね。
軽さと快適さのバランスがちょうどいいハンモック。
使用ギア:[ハンモック] ENO / Super Sub, EXPED / Travel Hammock, [タープ] Trail Bum / CT Tarp, [スリーピングバッグ] Highland Designs / Tube Quilt, Down Bag
サカグチさん:日本で、宿泊を前提としたULハンモックといえばHENNESY HAMMOCK!という時代だった、2013〜2014年くらいにハンモックを始めました。このイベントも2回目から毎回参加しています。
今回持ってきたのは、ENOのSuper SubとEXPEDのTravel Hammockです。両方とも軽量でありながら寝心地もいいですし、今回のようなイベントだと座っている時間も長いじゃないですか。だから幅が広めのほうがのんびりできると思って、この2つを選びました。
最近はメッシュ生地のモデルが増えてきているので、次に買うならどのハンモックが良いかなぁと検討しているところです。
『HAMMOCKS for Hiker』の第1回目から参加しつづけている人から、ハンモックをMYOGする人、ハンモックをカップルで楽しむ人まで、さまざまなスタイルを紹介した。
次回の後編では、この前編とはまた異なるスタイルのハンモック・ハイカーが登場するので、お楽しみに。
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