TRAILS REPORT

ニュージーランド トレイルMOVIE / #1 アーサーズパス国立公園 ゴートパス•トラック

2016.09.02
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[MOVIE]

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TRAILSのクルーで旅したニュージーランドのロング・トリップ=TRAILS CARAVAN。そのムービーレポートとして最初にお届けするのが、アーサーズパス国立公園でのハイキング・トリップ。

TRAILS CARAVANは、4歳の子どもも連れて、ハイキング、パックラフティング、キャンプを繰り返しながらニュージーランドの南島を一周したバン•トリップ。その旅の前半に1泊2日で歩いたのが、アーサーズパス国立公園の中を通るゴートパス•トラック(Goat pass track)。宿泊したゴートパス・ハット(Goat pass hut)は、標高1070mの森林限界を超えた峠にたたずむ山小屋。この標高で森林限界を超えた景色に浸れてしまうのもニュージーランドのトレイルの魅力のひとつ。4歳の子どもは、途中で寝ちゃったり、いきなり寒がったり、いろいろあったけれども、ニュージーランドらしさを感じられるよいトレイルだった。

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アーサーズパス国立公園


今はニュージーランドの壮大な渓谷美を楽しめるスポットになっているアーサーズパス。このニュージーランドで最も標高の高い峠道は、1864年に測量士のアーサー・ドブソンが、サザンアルプスを越える道として計画し、開通された。

しかしそれよりも前から、マオリ族はこの道をウェイストコースで採れるヒスイ(翡翠: Greenstone)を運ぶ「ヒスイの道」として利用していた。そんな歴史ももつアーサーズパス。僕らはハイキングトリップの最初のトレイルとして、このアーサーズパスのクラシックなトレイルを選んだ。しょっぱなに、どかんとニュージーランドのサザンアルプスのかっこいい山を眺めながら歩きたかったというのもあったし。

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アーサーズパスの渓谷の懐を歩くゴートパス・トラック


アーサーズパスには、ハイキングトレイルがいくつもある。おそらくは最も人気があるのは、アヴァランチ・ピーク(Avalanche peak)というトレイル。デイ・ハイクで歩くことができ、1833mの頂上からは、まわりを囲む山々やそこに張りつく氷河(Glacier)などの絶景が楽しめるトレイルだ。

僕らが選んだトレイルは、ゴートパス・トラックというアーサズパスの渓谷を流れる川沿いを歩く1泊2日のルート。アーザーズパスの山の懐に入り込んでいく感じが楽しく、南島独特の豊かな水に囲まれながらのハイキングを楽しむことができる。
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このゴートパス・トラックは、25kmの道を2日間で歩くのが通常のコース設定。僕らはその真ん中の地点にあるゴートパス•ハットで一泊して、ピストンの形でもとのトレイルヘッドに戻るコースを歩いた。トレイルランナーも多く見かけ、ランナーの人たちは1日でこのトレイルを走り抜けていた。川をじゃぶじゃぶ走りながら駆け抜けていく姿は、とても気持ちよさそうだった。

僕たちは4歳の子ども連れて歩いていたから、コースタイムの倍以上の時間をかけてゆっくりと歩いていた。道草も多いし、おやつ&ごはん休憩は複数回あり、昼寝を始めてからはおんぶするために大人の中で荷物を分けてシェアしたり、まあいろいろあったけど子どもの感性に僕らも感化されながらハイキングするのはとても楽しい。

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1日目の最後。子どもがパパにおんぶされながら「寒い、寒い」とか細い声で言いだす。平坦な道が続いた後、ハット(山小屋)に向けた登り道の途中で、標高を上げていくと次第に天気が悪くなり濃霧と霧雨に出くわしていた。子どもの低体温症を心配したパパは、残りのハットまでの2km程度の道を子どもを背負いながらダッシュ。もうすぐハットに着くことがわかっていた僕らは、むしろでかい体躯で息を切らせて走るパパの方が心配に・・。

こんなエピソードもありながら、僕らも旅をしながら、だんだんと子どもとのロングハイキングでの過ごし方を学んでいった。

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トレイルズ

トレイルズ

佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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