MYOGer NIGHT & MARKET #05 イベントレポート ~ ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT ~ (前編)
MYOGer NIGHTは第5回目の開催、MYOGerによるフリーマーケット「MYOGer MARKET」は2回目の開催となる。MYOGer MARKETに出店したのは、今までGARAGEに通ってくれている個性的なMYOGerたち。みな今までのMYOGer NIGHTにも参加してくれている面々だ。
また「Fishing for Hiker」プロジェクトのイベントとして、ZimmerBuiltのPOP-UP STOREも、同じ週末に開催。
MYOGer NIGHT & MARKETとFishing for Hikerの同時開催で、MYOGer、ハイカー、釣り人とさまざまな人たちで、会場は盛り上がった。
前編・後編と2回に分けてお届けする、MYOGer NIGHT & MARKETのレポート。今回の前編では、個性溢れるギアで溢れた、MYOGer MARKETの様子を中心にレポートする。
次回MYOGer NIGHTは、3月22日(日)、MYOGer MARKETは、同じ週末の3月21日(土)、22(日)に開催。MYOGer NIGHTは参加申し込みを開始しているので、気になった方は、ぜひ早めに申し込みをしてください。
ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT

「ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT」のブースターのひとつであるMYOGer NIGHT。
TRAILSでは、ウェブマガジンだけにとどまらず、オリジナルULプロダクト「ULTRALIGHT CLASSICシリーズ (※1)」や、GARAGEでのMYOGマテリアルの販売、SCHOOLやMYOGer NIGHTなど、さまざまな形で「ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT」の刺激となるブースターを提供してきた。
その根底にあるのは、僕たちが熱狂した実験的でイノベイティブなウルトラライト (UL)というカルチャーだ。
それは2000年代以降に起きた、トレイルカルチャーにおける「メーカームーブメント (MAKER MOVEMENT) 」であり、そこから生まれた極限を探求したギアは、トレイルライフにおいて、自然を読む力や、それに応じたギアの使い方も求め、ハイカーに新たな知恵やスキルも与えてくれた。
新たに「ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT」を合言葉に、シーンを盛り上げていくことができればと思う。

トレイルズのオリジナル「ULTRALIGHT CLASSICシリーズ」のバックパック (写真中央)
※1 ULTRALIGHT CLASSICシリーズ: 『Simple × Classic × Super Ultralight』をコンセプトにしたTRAILSのオリジナルの超軽量プロダクトシリーズ。https://thetrailsmag.com/store/archives/67155
※2 メイカーズ・ムーブメント: クリス・アンダーソン (元・WIRED誌の編集長) が『MAKERS 21世紀の産業革命が始まる』のなかでは21世紀の製造業のパラダイムシフトが、ウェブの世界で起こったツールの民主化により起こったことを捉え、それを「メイカーズ・ムーブメント」と名付け、その潮流に大きな影響を与えた。。
※3 ガレージメーカー:英語ではCottage manufactures (コテージ・マニュファクチュアラー) とも呼ばれる。
同時開催のPOP-UP STORE「ZimmerBuilt」。

MYOGer NIGHTの週末に同時開催したPOP-UP STORE「ZimmerBuilt」。
MYOGer NIGHT & MYOGer MARKETが開かれた週末の土日に、「Fishing for Hiker」プロジェクトのZimmerBuilt (ジマービルト) のPOP-UP STOREも同時開催された。
会場のTRAILS INNOVATION GARAGE (以下、GARAGE) は、MYOGerだけでなく、テンカラやフライフィッシングに興味あるハイカーで賑わった。

POP-UP STORE「ZimmerBuilt」の展示風景。
ハイキング&フィッシングギアを作るアメリカのULガレージメーカー、ZimmerBuilt。
ZimmerBuiltは、テンカラやフライフィッシングと組み合わせた「UL×フィッシング」に最適化したULバックパックやフィッシングパック、ポーチなどのプロダクトを作り続けている。
会場では、そのZimmerBuiltの、日本では他でほとんど取り扱いのないフィッシングラインのアイテムがずらりと並んだ。

ZimmerBuiltのアイテム。
会場に展示されたのは、テンカラに最適化したロッドスリーブ付きULバックパック「TailWater Pack (テイルウォーターパック)」、パックベストタイプのULチェストパック「Arrowood Chest Pack (アローウッド・チェストパック)」、ロッド+フィッシングギアを携行できるULファニーパック「Darter Pack (ダーターパック)」等。
いずれもTRAILSが、世界中のULギアの中から編集者視点で厳選する『Editor’s Choice Ultralight Gear/エディターズチョイス・ウルトラライトギア』として選んだ、「Fishing for Hiker」のスタイルにマッチしたギアだ。
この時が、ZimmerBuiltのギアの一斉お披露目のタイミングとあって、たくさんのハイカーや釣り人が楽しそうに手にとったり、試着してくれたりしていた。
前回に増す盛り上がりを見せた、第2回のMYOGer MARKET。

第2回のMYOGer MARKETは、1回目にも増して多くのお客さんで盛り上がった。出店したガレージメーカー:Bad Storage / e-couleur / far glide / FARINE MOUNTAIN CLUB / FIVE BY EIGHT / JITO / KAEDE GEAR / MORNING SNACKS / Send It Works / YAH MAN TRAILS GEAR / yanai-kun / yas guess gear
MYOGer NIGHTに合わせて、週末の土日の2日間で開催した第2回MYOGer MARKET。MYOGerたちがハンドメイドしたギアを、作った本人たちから買える、MYOGerによるフリーマーケットだ。
MYOGer MARKETに出店したのは、今までGARAGEに通ってくれている個性的なMYOGerたち。みな今までのMYOGer NIGHTにも参加してくれている面々だ。ブランドを持っていないMYOGerから、自分のガレージブランドを立ち上げたMYOGerまで、MYOGカルチャーのグラスルーツのうねりをつくっているバラエティ豊かな出店者が集った。
MYOGカルチャーの新たなうねりを感じていた僕たちは、ULの道具を自作するMYOGerやULガレージメーカーが生まれるエコシステムがあったら、間違いなくULシーンがもっとワクワクしたものになる、という確信があった。このMYOGer MARKETもまさに「ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT」のブースターとなれば、という思いから立ち上げたイベントだ。

第1回を上回るお客さんの数で、熱気に溢れた会場。
MYOGer MARKETは、MYOGerたちにとっては、ユーザーに直接、作ったものを販売し、知ってもらうことができる場であり、ユーザーにとってはMYOGerによるハンドメイドのオンリーワンのギアと出会い、作り手本人たちの思いも聞けることができる場だ。
何より「今までに見たことない!」と新たな発見をくれるギアや、個性や偏愛の詰まったワクワクさせてくれるギアを生み出すMYOGerたちの熱量が、会場のボルテージを上げてくれていた。
それでは、第2回MYOGer MARKETに出店してくれた、MYOGerたちのブースを紹介したい。
■ Bad Storage


パックラフトの相談などでGARAGEに来てくれていたJIROさんが、その後SCHOOLなどを通してMYOGにハマり、ついにもともとの仕事を辞めて立ち上げたガレージブランドBad Stroage。
バイク (自転車) 好きのJIROさんらしい、フレームバッグやトップチューブバッグ、サコッシュなどを出品。ブランドでは、シンプル、軽量、クラシックなデザインのバッグ類を展開している。
■ Send It Works


ハイキング、スキー、釣りが好きなTAKAIさんが立ち上げたSend It Works。GARAGEの近くで働いていて、よく遊びにも来てくれているTAKAIさん。
クッションのような球体ポーチや、シンプルで使いやすいポーチやウォレットなど、カラフルなアイテムのなかに、手にとって見ると、丁寧に仕上げられたつくりの良さがわかるアイテムが特徴。
■ FARINE MOUNTAIN CLUB


前回MYOGer NIGHTでは、アクリルを自分で曲げて作った超小型のULスポークを発表したBENJIIくんによるガレージブランド・FARINE MOUNTAIN CLUB。
今回は、ミシンが手元になかったことをきっかけに、作ったというひとつも縫製のないウォレットを出品。折り紙の要領で作った、縫い目ひとつないユニークなDCFウォレット。
■ JITO


第3回のMYOGer NIGHT (2025年3月に開催) では、リサイクルショップで見つけたアルミカップから、カルデラコーンのような風防とクッカーのシステムをMYOGするなど、独自のセンスが光るものをつくるMYOGerであるJITOさん。
この時のMYOGer MARKETでは、カルデラコーン式のアルミカップのアップデート版や、第2回MYOGer NIGHTで、「ULTRALIGHT CLASSIC」のAWARDをゲットした「ULセモタレ」を出品してくれた。
■ yas guess gear


2019年に開催した第1回のMYOG SCHOOLに参加してくれた、まさにGARAGEのSCHOOLの「第一期生」であるYASくんが、このときのSCHOOLをきっかけにMYOGを始め、その後立ち上げたyas guess gear。
今回のMYOGer MARKETでは、YASくんらしいポップなカラーリングのメッセンジャーバッグを出品。シンプルなデザインながら、マグネット式のバックルを採用したり、ノートPC用スリーブを備えていたりと、細かな使い心地にもこだわったアイテム。
■ e-couleur


バックパックのリメイクをきっかけにMYOGを始め、GARAGEにもたびたび来てくれているEMIKOさんが主宰する「e-couleur (エクルレ)」。
色や柄など彩りを追求したアイテムがずらりと並ぶブース。目玉アイテムは、X-Pacのオリジナルの柄を織り交ぜた、両面すべてをパッチワークで仕上げた一点もののサコッシュ。
■ KAEDE GEAR


第2回のMYOGer NIGHTから参加してくれているMYOGerのNARIさん。ハイキング、釣り、自転車を楽しむためのギアをMYOGしている。前回おMYOGer NIGHTでは、アルパカ混合ウールと、吸水素材の抗菌PVAスポンジを組み合わせたハラマキで、MYOGer AWARDもゲットした。
そんなNARIさんが、このときのMYOGer MARKETの直前に自分のブランド「KAEDE GEAR」を立ち上げ!今後の展開も楽しみにしたい。
■ YAH MAN TRAILS GEAR™️


第1回から毎回MYOGer NIGHTに参加してくれている、このイベントのムードメーカーの一人でもあるMASAさん。そのMASAさんが立ち上げた「レゲエ好きが贈るガレージブランド」と謳うYAH MAN TRAILS GEAR™️。
インパクトフルなカラーリングなどが目につきがちだが、縫製方法や素材の選定など、大量のトライ&エラーをしており、細かなところまでクオリティがどんどん上がっている。
■ yanai-kun


第1回のMYOGer NIGHTから参加してくれているMYOGerのyanai-kun。2018年頃からMYOGを始め、ボトルホルダーやファニーパックなどいろいろなギアを作ってきた。
MYOGer MARKETでは、ミシンを持ち込んでライブソーイングを披露し、目の前でスピーディにボトルホルダーを仕上げて、お客さんを驚かせてくれていた。
■ far glide


MYOGer NIGHT#02でも発表をしてくれたWAKATAKEさんによるガレージブランドfar glide。GARAGEのSCHOOL参加から始まり、最近ではプロのカバン職人のもとで技術を学んだりもしながらスキルを磨いてきたMYOGer。
MYOGer MARKETでは、カラフルかつ強度も十分で実用的なポーチを出品。ポーチは細かなアップデートを続け、どんどんと完成度があがってきている。
■ MORNING SNACKS


GARAGEにも通ってくれているNAKAGAWAさんが立ち上げた、「朝から心に響く様々な『ツマミ』を探しております」というコンセプトのMORNING SNACKS。
90年代の漫画・アニメの金字塔「AKIRA」に登場するお守りをモチーフにしたカードケースや、カラフルなバンジーコードのアムブレラホルダーなど、ウキウキするポップなアイテムが多い。
■ FIVE BY EIGHT


前々回のMYOGer NIGHTでは、MYOG歴3ヶ月とは思えないほど、きれいに作られたショルダーバックを披露してくれたGOYAくん。そんな彼が立ち上げたFIVE BY EIGHT。
この時のMYOGer MARKETでは、ハーフサイズのティッシュやペーパータオルが入る、痒いところに手が届く絶妙なサイズなポーチなど、ユニークな視点のアイテムを出品。

1日目に出店したMYOGerとTRAILS Crew。
次回MYOGer NIGHTは、3月22日(日) 17:00-20:30で開催。「MYOGer MARKET」も、同じ週末の3月21日(土)、22(日)に同時開催。
今回の記事を読んで、MYOGが気になった人は、ぜひ遊びにきてみてください。MYOGをすでにしている人はもちろん、これから始めたいと思っている人も、「MYOG」に興味ある人だったら誰でも参加OKのパーティです。

後編では、いよいよMYOGer NIGHT #05の詳細をレポート。今回のAWARDをゲットしたMYOGや、特別ゲストが登場した会場の様子などをお届けします。
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