TRAILS REPORT

ハッピーハイカーズ・法華院ギャザリング / あたらしいハイカー・コミュニティのカタチ

2017.03.22
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文:GNU(長沼商史) 構成:TRAILS  写真:石川博己(from HAPPY HIKERS)

<Episode3 GNUさんによるイベント参加レポート>

「ハッピーハイカーズ・法華院ギャザリング」に参加したハイカーから、このイベントはどのように見えたのだろう。TRAILSの記事にもたびたび姿をあらわすGNUさん(長沼商史 a.k.a. ぬーさん)に、ハイカー視点でのイベントレポートを寄稿してもらった。

GNUさん独特のリズミカルでカジュアルな文体でつづられたレポートから、多幸感にあふれたイベントの雰囲気が伝わってくる。
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※GNUさん(長沼商史 a.k.a. ぬーさん):自然溺愛家。釣りとサーフィンとハイキングを愛する。著書『釣歩日記』では、釣りを楽しみながら、アメリカとニュージーランドのロングトレイルを歩いた記録が、独特の文体でつづられている。



SNSにたくさん投稿される「九州入りました〜」の盛り上がり




11月5日6日と 大分県 九重連峰 法華院にハイカーたちが集まった。
前日、SNSにたくさん投稿される「九州入りしましたー」的なのを見て楽しそうだなーいいなー、
とこのイベントの詳細も知らずにジェラってた夜8時前、TRAILSから連絡があり、急遽自分も行くことに。そゆの好き 笑
バタバタとパッキングしてイベントについて少しお勉強。

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ハッピーハイカーズ 法華院ギャザリング。
九州のハイカーコミュニティ。
HAPPY HIKERSによるイベント。
200人以上ものハイカーが集まった。
九州でハイカー盛り上がってこーぜ!
ハッピーハイクだぜ!
ハッピートレイルズだぜ!
ハッピータンだせ!
的な。

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ここニュージー?みたいな本州の山とまるで違う最高の場所




会場となる法華院山荘へは2時間ほどのハイク。
ラムサール条約に登録されている坊ガツルでキャンプ。



なんせここが最高な場所なんだよね、九州のハイカー達に愛されてる場所。
ニュージーランド歩いた事ある人達が声を合わせ「ここニュージー?」って。
美しい山々に抱かれた金色の野には蒼き衣を纏いた姫姉~様が降り立ったとか、立たなかったとか・・・
とにかくススキが美しい。
会場はキャンプ場から歩いてすぐ。
到着すぐにトークが始まる いろいろギリ 笑

俺はTLAILSの話すロングディスタンスハイキングのプレゼンにゲスト的に出る。
ここ九州にもロングディスタンスハイキングに興味を持ってくれるハイカーがいてとても嬉しい。
皆歩いちゃいなよ 長いやつ 笑

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ラスボス2人は、道具を売る人というよりも文化を伝える人のような感じ




全部のブースやワークショップ等には参加できなかったけどいくつかご紹介。

メインのトークショーでもある ハイカーズデポのボス土屋氏、スカイハイマウンテンワークスのボス北野氏、ラスボス2人のそれぞれのトーク

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ただの自然溺愛者の俺とは少し入りが違うアスリート寄りの人達という俺の印象だが心に残ったのは、

自分の経験から大丈夫を知る
登山客から登山者へ

って

道具を売る人というよりも文化を伝える人のように感じたんだな。

最終的には 自然を楽しむ、自然を愛する って やっぱいいよね と自分と同じ着地点。簡単に書いちゃったけど いい話たくさん聞けた。

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会場の山小屋の大部屋はハイカー皆の熱気に包まれ外との気温差は雲の泥。
夜の法華院はキリッとした空気に包まれ、夜空の星がハンパねー



アルコールストーブつくちゃうぜ!的なのとか




翌日は会場をぶらつく

カレー、ヴィーガンフードのplant labさん
やっさしぃ味 体にも心にも。
俺、優しさに飢えてるもんで 2回食べた 笑
山と道と共同運営で京都に新しく始めたらしい チェケラッ

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ハイカーズデポのベーさん(アパラチアントレイルのスルーハイカーでもある)による食に関しての実演と話。歩くのに有効 舌に有効な美味しく頂く山の飯。 米を炊いちゃう系だけど、話に夢中で水を入れ忘れ、新米焦がすハプニングあり。会場が香ばしい匂いに包まれる 笑

優しい兄貴的な存在のベーさんだったが専門的な知識、話し口、ちょいと俺の中でのポジションが上がった。も少し敬語使おう…。聞いた事ない「アデノシン三リン酸」だとか聞こえてくる。可愛い女の子が真剣にメモを取るのが印象的だった。

お隣ではSanpo Fun Lite Gear のさんぽさんによるアルコールストーブつくちゃうぜ!的なの。

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机の上にはハサミやらペンチやらカッターやら こう言う道具達 好きだわー 道具としてちゃんと使われている。さんぽさんが見本を見せると ほほぅ!なるほど!と皆さん楽しみながら、でも結構真剣に作ってた。チョキチョキ コキコキ ザクザクっと物を作る音が聞こえる。自分で作った道具で山で飯 コーヒーとか最高じゃねー?

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そして 朝五時に歩き始めて会場近くの山に登っちゃう ほんっと山が好きなんだなぁと思わせる山と道 夏目さんのトーク。仲間の帰りの時間の関係で最後までは聞けなかったけど山と道を始めるきっかけや前職の話しあたりまで聞けた。やっぱり夏目さんの印象はハイク大好き ハイクリエイター。

トークとは関係ないとこで話した、「九州は美人な山が多い」って言葉。俺もそう感じた 九州、時間かけて歩きたいな〜

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どこに住んでるハイカーもおなじ周波数でつながる感じがHAPPY HIKERS




全体通して感じたのは、
どこに住んでるハイカーもどこを歩いてるハイカーもやっぱりおなじ周波数でつながることできるんだよなー
ハイクっていいな やっぱ 自然っていいなー
HAPPY HIKERSだな あっ 繋がった ここに 笑

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って飛行機待ちの間 空港近くの誰もいない漁港にて 波の音を聞きながらカモメに見られながらこれを書く。

なんかさー、九州っていいとこだな なぁカモメちゃん

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WRITER
根津 貴央

根津 貴央

1976年、栃木県宇都宮市生まれ。幼少期から宇宙に興味を抱き、大学では物理学を専攻。卒業後、紆余曲折を経て広告業界に入り、12年弱コピーライター職に従事する。2012年に独立し、かねてより憧れていたアメリカのロングトレイル「パシフィック・クレスト・トレイル(PCT/総延長4,265km)」のスルーハイクのために渡米。約5カ月間歩きつづける。2014年には「アパラチアン・トレイル(AT/総延長3,500km)」の有名なイベント「Trail Days」に参加し、約260kmのセクションを歩く。同年より、グレート・ヒマラヤ・トレイル(GHT)を踏査する日本初のプロジェクト『GHT Project(www.facebook.com/ghtproject)』を仲間と共に推進中。現在はアウトドア系のメディアを中心に執筆活動を行なう。著書に『ロングトレイルはじめました』(誠文堂新光社)がある。

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