軽量さと日本人の骨格に合わせた独自設計で、ハイカーやランナーに支持されているFloat Outdoor。同ブランドの10周年としてリリースされたのが、このサイドカバー付きサングラス (偏光レンズ) の「SIERRA」です。

日差しの強い高山帯、反射光が強い雪山や、川・湖・海などの水辺。このような場所で、紫外線を確実にカットしてくれるのが、サイドカバー付きのサングラス。当然、紫外線からの目の保護も、通常のサングラスよりも効果が期待できます。

高山帯でのハイキングはもちろん、長く日差しのダメージを受けるロング・ディスタンス・ハイキング、またスノーハイキングやスキー、またフィッシング (釣り) など、より紫外線の影響を受けやすい環境で着用したいサングラスです。

高山帯のハイキングやフィッシングについては、FLOATの開発チームは、アメリカのジョン・ミューア・トレイル (JMT) でのテストを行なっています。日差しが強いアメリカのトレイルでは、日中だけでなく、朝日や夕日の時間帯も、横からあたる日差しが常にある状態に置かれます。このような環境下でサイドカバーの効果が発揮されたことがレポートされています。

雪山では、ゴーグルを持っていくか、サングラスだけで行くかを悩むことがよくあります。 そのときに、サイドカバー付きサングラスは積極的に選びたい選択肢となります。カジュアルなサングラスのかけ心地のまま、サイドカバーがあることで、サングラスの内側への雪の吹き込みも防いでくれます。

TRAILS Crewが行ったSKI HIKINGでも、雪の吹き込み防止の効果を実感。またサイドカバー付きサングラスは熱がこもることで曇りやすいという構造であるが、このSKI HIKINGでは移動中や風が吹いた状態で、換気機構のよさも実感できました。レンズ上部とフレーム上部に設けられた通気口が、行動中に空気の循環を促し、曇りづらい状態にしてくれているのです。

レンズの選ぶポイントは、日差しの強い高山帯や雪山では、紫外線透過率が13%と低い「GY FMR (グレー＋フラッシュミラー) 」が有効です。樹林帯や渓流釣りでは、紫外線透過率28%でグリーンの「Lt.GR (ライトグリーン)」が有効です。ライトグリーンは、フィッシングでは、朝マズメ・夕マズメなど薄暗いシーンでも明るさを落とさず、水面の光の反射をカットして、水中の様子を見やすくしてくれます。

FLOATのサングラスは、テンプルが付け外しできることが特徴のひとつですが、この機構がアップデートされました。ロックテンプルという仕様で、今までもテンプルの付け外しがよりスムーズにできるようになりました。

■ スペック
[重量]
32g

[レンズ カラー]
GY FMR (グレー＋フラッシュミラー)
Lt.GR (ライトグリーン)

[レンズ 可視光線透過率]
GY FMR (グレー＋フラッシュミラー) 13%
Lt.GR (ライトグリーン) 28%

[レンズ その他仕様]
タイプ：偏光レンズ
材質：プラスチック(ポリカーボネート)
紫外線透過率：1％未満
レンズサイズ：幅54mm 縦44mm

[フレーム]
カラー：ブラック(マット)
材質：プラスチック(TR90)

[テンプル]
カラー：ブラック
材質：プラスチック(超軽量弾性樹脂)

[同梱物]
フロントフレーム(偏光レンズ付き)
ロックテンプル
ベースマグネット 吸盤 (取付済) ／両面シール (任意使用)
眼鏡拭き兼用布ケース

[価格]
GY FMR (グレー＋フラッシュミラー) 17,600円
Lt.GR (ライトグリーン) 16,500円