TRAILS REPORT

TODAY’S BEER RUN #04 | タップ&クロウラー (渋谷)

2021.04.07
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文:根津貴央 写真・構成:TRAILS

What’s TODAY’S BEER RUN? | 走って、至極の一杯となるクラフトビールを飲む。ただそれだけのきわめてシンプルな企画。ナビゲーターは、TRAILSの仲間で根っからのクラフトビール好きの、ゆうき君。アメリカのトレイルタウンのマイクロブルワリーで、ハイカーやランナーが集まってビールを楽しむみたいに、自分たちの町を走って、ビールを流し込む。だって走った後のクラフトビールは間違いなく最高でしょ? さて今日の一杯は?

* * *

『TODAY’S BEER RUN』の第4回目!

案内役は、毎度おなじみ黒川裕規 (以下、ゆうき) 君だ。

彼は現在、パタゴニアのフード部門である『パタゴニア プロビジョンズ』で食品やビールを担当している。前職がヤッホーブルーイングということもあり、ビールの知識も豊富。そもそも根っからのビール好きで、10年以上前からクラフトビールを個人的に掘りつづけている。

ちなみに、TRAILS編集部crewの根津とは6年来のトレイルラン仲間で、100mileレースも走るタフなトレイルランナーでもある。

そんな彼と今回一緒に走っていくのは、渋谷にある『TAP&CROWLER』(タップ&クロウラー) 。クラフトビールの “量り売り” に特化したユニークなお店だ。いったいビールの “量り売り” とはどんなものなのか?

クラフトビールのために走る『TODAY’S BEER RUN』、今回もお楽しみください!

※ 『TODAY’S BEER RUN』のルール:①日本橋にある『TRAILS INNOVATION GARAGE』からお店まで走って行く ②『TODAY’S BEER RUN』のオリジナル缶バッジを作る ③ゆうき君おすすめのお店で彼イチオシのクラフトビールを飲む

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スタート前のゆうき君 (右) とTRAILS編集部crewの根津。起点となる『TRAILS INNOVATION GARAGE』にて。


GARAGE to タップ&クロウラー


スタート地点は、東京は日本橋にある『TRAILS INNOVATION GARAGE』。

この場のコンセプトである「MAKE YOUR OWN TRIP = 自分の旅をつくる」を体験してもらうべく、まずは恒例の『TODAY’S BEER RUN』オリジナル缶バッジづくりから。

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MYOGができる『TRAILS INNOVATION GARAGE』 (従来は土日オープンだったが、現在は新型コロナウイルス感染防止のためクローズ中) で、オリジナルの缶バッジを作るゆうき君。

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オリジナルのバッジが完成!

4月に入り、東京の桜は満開。春らしい気候で、まさにTODAY’S BEER RUNに絶好の季節がやってきた。

オリジナルの缶バッジをキャップにつけるやいなや、僕たちはタップ&クロウラーへと駆け出した。

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日本橋にある『TRAILS INNOVATION GARAGE』からスタートして、渋谷にある『タップ&クロウラー』へ。


今回のルート


GARAGEを出発した僕たちは、こんなルートで『タップ&クロウラー』に向かうことにした。

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日本橋から渋谷まで約11km。ゴール直前、代々木公園に立ち寄ってパークランを楽しんだ。

ビール飲みたさに一目散にお店に行くことも考えたけど、走っていろいろ巡ったあとのほうが、よりビールのご褒美感が出るはず! ということで、皇居、新国立競技場、代々木公園と、いくつかのスポットを経由するルートを考えた。

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代々木公園は、走るにはもってこいのロケーション。

代々木公園では、春を楽しんでいる人がたくさん。広大な芝生では、くつろぐ親子や、ヨガをする人、散歩している人など、みんな思い思いに春を満喫していた。僕たちもそんな人たちにまぎれてランニングを楽しんだ。


約11kmを颯爽と走って、タップ&クロウラーにゴール!


この季節は、11kmを走るくらいが、ほどよい心拍数と発汗量で、ビールを飲むにはうってつけだな。そんなことを思いつつ『タップ&クロウラー』に到着。

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『タップ&クロウラー』は、渋谷駅から徒歩6分、宇田川町の路地裏にある。

お店があるのは、奥渋谷というのか裏渋谷というのか。宇田川町のなかでも一本路地を入った場所にある。

隠れ家的な雰囲気があって、落ちついてのんびりクラフトビールを楽しむには良さそうだ。

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店内はシンプルなつくり。奥にはテイクアウト用ボトルのショーケースもある。


日本全国のブルワリーの樽生が飲めて、持ち帰れる。


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店長の勝間さん。オープン前は、下北沢のタップ&グロウラーに勤めていた。※営業時はマスクをしていますが、今回は取材のために特別に外してもらっています。

「こないだはどうもです!」と、店長の勝間さんに挨拶するゆうき君。

ちょっと前にプライベートで飲みに来ていたというゆうき君。実は、店長の勝間さんと共通の知人がいることもあって、飲みながらいろいろ話し込んでいたのだとか。

入店してまず目に入ったのが、壁一面にかけられている本日のタップリスト。

店長の勝間さんに聞いたところ、定番として常時出しているタップはなく、その時々で、いいと思ったものセレクトして仕入れているという。

しかも、そのほとんどが日本のマイクロブルワリー。各ブルワリーの定番と呼ばれるようなビールもあまり入れておらず、かなりエッジの効いたラインナップになっているのだ。

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常時18〜20タップ。定番があまりないので、一期一会が楽しめる。

そして、なんといってもここの特徴は、クラフトビールの量り売り。クロウラーと呼ばれるアルミ缶があって (これがかっこいい!)、好きな缶のサイズを選んで (現在は32オンス [約1リットル] 缶のみ提供)、そこに自分の好きなビールを入れて持ち帰ることができるのだ。

もとをたどると、2018年3月に下北沢にクラフトビールの量り売り専門店『タップ&グロウラー』がオープン。その姉妹店として2020年11月に、この渋谷の『タップ&クロウラー』がオープンした。

ここ数年で、グロウラーと呼ばれるビール専用の水筒は認知されるようになってきた。でも、この『タップ&クロウラー』が使用するのはグロウラーならぬクロウラーと呼ばれるアルミ缶なのだ (グロウラーで好みの量をテイクアウトすることも可能)。なぜ缶なのか? 店長の勝間さんに聞いてみた。

勝間さん:「理由のひとつは、渋谷は観光客が多くお土産感覚で買ってもらいたいからです。そしてもうひとつは、この辺りは行楽客も多いので、公園とかでチルする人たちに気軽にクラフトビールを楽しんでほしいんです」

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ビールを缶詰めするマシン (アメリカ製)。町工場にありそうな佇まいの機械だ。


ゆうき君のイチオシの「TODAY’S BEER」


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今しか飲むことができない、ダブルネームのコラボビールをチョイス。

ゆうき君の今日のイチオシはこれ。

『TAP&CROWLER × Be Easy Brewing with ANNIN』(タップ&クロウラー × ビー・イージー・ブルーイング ウィズ アンニン)

ゆうき:「これは、タップ&クロウラーと青森のブルワリー、ビー・イージー・ブルーイングが、コラボして作ったオリジナルのクラフトビール。

スタイルとしてはMILK SHAKE IPAっていう、IPAから枝分かれしたものなんだよね。一般的なIPAよりも苦みが控えめで、乳糖も加えているから少し甘みがあってクリーミー。IPAだとちょっと苦手という人でも飲みやすいのが特徴かな。

あと、その乳糖を杏仁豆腐と結びつけるっていうアイディアがまた独特で面白いよね」

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苦味が少なく飲みやすい。ビールが苦手な人にもおすすめ。

実際に飲んでみると、たしかに飲みやすい。特に走ったあとにゴクゴクと飲めてしまう。

MILK SHAKEって聞くとちょっと甘ったるい印象も受けるけど、味自体はスッキリしていて、後味として杏仁豆腐とバニラのフレーバーが広がる感じがした。旨味があって、おつまみがなくても、これ単体で楽しめるビールだった。

そして、飲んですぐに、このビールをTRAILS編集部crewへのお土産にしよう! と思った。

というのも今回、東京は緊急事態宣言が明けたとはいえ、まだまだ予断を許さない状況。それで、ゆうき君と僕の2人だけでの『TODAY’S BEER RUN』となったからだ。

まさにタップ&クロウラーの量り売りスタイルは、このご時世にピッタリだ。

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クロウラー (アルミ缶) にビールを入れる工程。まずは、酸化を防ぐべく二酸化炭素を充填してからビールを注ぐ。

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つぎに、缶詰めマシンで密閉。

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これで完成! オリジナルのラベルも貼ってくれる。現在は、32オンス (約1リットル) だけ提供中。缶代は1つ100円 (税別)。

クラフトビールの缶詰めの工程を見るのは、これが初めて。

いまさっき僕が飲んで、気に入ったビールを、目の前で缶に詰めてもらえるなんて、めちゃくちゃ新鮮な感覚だ。

単に美味しいクラフトビールを飲むだけではなく、それ以外の体験の場としてもすごく楽しめるお店である。

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つねに新しいことを仕掛けているのも特徴のひとつ。今年は、近所のビアバーと一緒に、第1回目となるスタンプラリーイベントも開催。

勝間さん:「夏には、フローズンビールや、ランドル (※) を使ったビールも提供する予定ですので、ぜひ飲みに来てください! あと、いまちょうど渋谷・原宿エリアのビアバー8店舗をBar Hoppingしながら巡るスタンプラリー、BEER PARTY SHIBUYA 2021を開催中なので、チャレンジしてみてください」

今後もどんどん新しいことをやっていくみたいなので、これからも楽しみだ。

※ ランドル:アメリカのブルワリーDogfish Head (ドッグフィッシュ・ヘッド) が開発した、ビールフィルター装置。このフィルターに、ホップやフルーツを入れて、そこにビールを通すことで、樽生ビールにホップやフルーツのフレーバーを付けたすことができる。

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今回も、走ったあとのクラフトビールは最高でした!

取材中、近所の会社員の方が、休憩時間に量り売りビールを買いに来ていたのが印象的だった。

グロウラーを持っていない人も、ここででならクロウラー (アルミ缶) で気軽に持ち帰りができるので、おすすめだ。

さて、次はどこのクラフトビールを飲みにいこうかな。

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WRITER
根津 貴央

根津 貴央

1976年、栃木県宇都宮市生まれ。幼少期から宇宙に興味を抱き、大学では物理学を専攻。卒業後、紆余曲折を経て広告業界に入り、12年弱コピーライター職に従事する。2012年に独立し、かねてより憧れていたアメリカのロングトレイル「パシフィック・クレスト・トレイル(PCT/総延長4,265km)」のスルーハイクのために渡米。約5カ月間歩きつづける。2014年には「アパラチアン・トレイル(AT/総延長3,500km)」の有名なイベント「Trail Days」に参加し、約260kmのセクションを歩く。同年より、グレート・ヒマラヤ・トレイル(GHT)を踏査する日本初のプロジェクト『GHT Project(www.facebook.com/ghtproject)』を仲間と共に推進中。2018年4月、TRAILSに正式加入。著書に『ロングトレイルはじめました。』(誠文堂新光社)、『TRAIL ANGEL』(TRAILS) がある。

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