TRAILS REPORT

SKI HIKING | #05 BCクロカン2021 Second Season

2021.04.09
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ひさしぶりの『SKI HIKING』。「歩くスキー」であるBCクロカンにフォーカスした企画記事だ。

2年前に掲載した『SKI HIKING』の4つの記事は、TRAILS編集部で想像した以上に多くの反響をいただいた。1年前は緊急事態宣言で掲載できなかったが、今シーズンはこの企画記事の続編をリリースしていく。

今回の記事では、「BCクロカンとは?」という出発点を、過去記事をRevisitしながら、TRAILSがBCクロカンの何に惹かれているのかを、あらためて伝えていきたい。

次回の記事からは、情報が少ない「BCクロカンで遊べるフィールド」について3回連続でお届けしていく。

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BCクロカンによって、雪の旅の世界が広がる。


TRAILSがBCクロカンに惹かれた理由。


そもそも僕たちTRAILSがBCクロカンに興味を抱いたのは、BCクロカンがスノー・ハイキングの旅を拡張してくれるツールだからだ。

スノー・ハイキングのツールとしてはスノーシューがメジャーだが、BCクロカンは滑りながら歩けるため圧倒的な機動力を持つ。もちろん登る、滑降することもできる。それゆえ、スノーシューと比べ、より速く、より遠くまで旅することが可能になる。くわえて、ブーツがプラスチック製ではなく革製で、扱いやすいことも魅力的だった。

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2019年4月にBCクロカンで旅した、雪の信越トレイル。

この圧倒的な機動力は、衝撃的だった。それは僕たちがパックラフトに出会った時のインパクトと近しいものだった。パックラフトは、ハイキングと川下りの世界を接続し、ハイキングの旅を拡張してくれるツールとして衝撃を受けた。BCクロカンも、従来のスノー・ハイキングにはない機動力と移動範囲で、雪の旅を拡張してくれるツールだと感じたのだ。

BCクロカン自体は、今にはじまったわけではなく昔から存在しているものであり、TRAILSでもさまざまな形でチェックしてきたし、その魅力も頭では理解していたつもりだった。しかし、2019年に旅した『NIPPON TRAIL #06 北加伊道・クスリの道』で、その認識に大きなアップデートがあった。それは、旅の体験を通してでしか気づけなかったであろう、BCクロカンでフラットなフィールドをスノーハイキングする可能性の再発見だった。

次のチャプターからは、過去の記事を振り返りながら、そもそもBCクロカンとは何か? をはじめ、BCクロカンの誕生秘話、「BC」という名前に込めたもの、BCクロカンのギア、旅の楽しみ方といった全体像を捉えなおしていきたい。


BCクロカンのルーツを知ろう。


1回目の記事『SKI HIKING | #01 BCクロカンの誕生とそこから広がる旅の世界』では、BCクロカンのルーツに迫った。

背景にあるテレマークスキーの存在や、BCクロカンの名前の由来、誕生背景、使用する道具などについて、BCクロカンといえばこの二人! という日本におけるBCクロカンのパイオニアである氣田稔充さんと石木田博さんへのインタビューした記事だ。

またTRAILS編集部的な観点として、Ambassadorのトラウマや、アンドリュー・スクーカといった、ロング・ディスタンス・ハイカーやULハイカーのSKI HIKINGについても紹介した。

SKI HIKING | #01 BCクロカンの誕生とそこから広がる旅の世界
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BCクロカンの魅力や楽しみ方、使うギアを知ろう。


2回目の記事『SKI HIKING | #02 BCクロカンに魅せられた7人』では、まさに今BCクロカンにハマっている人たちに、それぞれのBCクロカンの楽しみ方と、使っているギア (板、ビンディング、ブーツ、ポール) を紹介してもらった。

BCクロカンの楽しみ方の広がりを感じられる内容であり、またギアの入門的な情報として読んでもらえる記事となっている。

SKI HIKING | #02 BCクロカンに魅せられた7人
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BCクロカンならではの旅を知ろう。(海外編)


3回目の記事『SKI HIKING | #03 BCクロカンで旅する、厳冬期のイエローストーン国立公園』では、冬のイエローストーン国立公園(アメリカ)を舞台にした、BCクロカンのトリップレポートを紹介した。

「最低気温はマイナス40℃ !? 厳冬期のイエローストーンで、オオカミの群れを追え!」という、探検隊的なノリの2泊3日の旅。BCクロカンの機動力の高さ、旅の道具としてのポテンシャルの高さが伝わってくる記事だ。

SKI HIKING | #03 BCクロカンで旅する、厳冬期のイエローストーン国立公園
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BCクロカンならではの旅を知ろう。(国内編)


4回目の記事『SKI HIKING | #04 BCクロカンで旅する、春の信越トレイル』では、雪に覆われた信越トレイルにおける、1泊2日のトリップレポートを紹介。

いつもは初夏か秋に訪れている信越トレイルを、雪景色の中でハイキングしてみたい! という衝動から、BCクロカンで旅をしてきた。歩いて、登って、滑れるBCクロカンならではの旅のスタイルを知ることができる記事だ。

SKI HIKING | #04 BCクロカンで旅する、春の信越トレイル
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次回からは、3回連続で「BCクロカンのおすすめ日帰りルート」をお届けする。

なぜルート案内か。それは、BCクロカンはどこで遊べばよいのか、という遊びのフィールドに関する情報が極めて少ないからだ。

TRAILSとしては、今回からスタートした今シーズンの『SKI HIKING』の記事が、BCクロカンにビビッときた人にとって、エントリーするためのナビゲーションとなればとても嬉しい。

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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