FAMILY HIKING | #04 Lapland(長男6歳8ヶ月・次男1歳8ヶ月)4回目の海外ファミリー・ハイキング
What’s FAMILY HIKING? / 長男が生まれたことがきっかけで、小さな子どもを連れて大自然の中を旅することは中々大変で、国内外問わず実践している家族が超少数派ということに気がついた。
一方で、我々はやはり大自然の中を家族で旅したいし、過ごしたい。近所の公園でも便利なキャンプ場でもなく、本物の大自然の中に子どもを解き放った時に、家族で生活した時に、子どもと家族にどんな生活の知恵、生きる知恵のアップデートを与えてくれるだろうか。そんなことを想像するたびに、「最高に決まってるじゃん」とワクワクがとまらないのだ。
そんな思いから、思えば7年前から日々子どもを連れてトレイルを旅する方法を調べ、実践と検証を繰り返すということを続けていた。いつしか、自分たちが家族で旅を続け発信することで、大自然の中を家族で旅をするという素晴らしい行為をする人たちが少しでも増えてくれたら最高だと思うようになった。
「TRAIL TALK #005 ブレッドウッド・ヒグマン&エリン・マキトリック」。彼らから得たインスピレーションや勇気は計り知れない。
第4回は、バンフのファミリーハイキングから1年4ヶ月後。小学生になった長男6歳8ヶ月とハイハイを卒業した次男1歳8ヶ月。場所はラップランドです。
これ程までに見通しのいいフラットな大自然の中を歩いたことはない。これぞラップランドという景色だった。
子どもの成長度・経験値
シミュレーションしてきたつもりだが、8月のラップランドの体感は想定以上に寒く、スーパーで予備のポンチョを購入した。
長男(陸):旅をした2018年8月時点で、6歳8ヶ月、体重23kg。4ヶ月前に小学校に入学。入学する直前からピアノを習い始め、旅の直前に、ガチガチの緊張の中、綱渡りの発表会を経験したばかり。
宇宙船のパイロットになりたい一心で、iPadには、宇宙や宇宙船のアプリが並ぶ。JAXAロゴの筆箱とH2ロケットのボールペンがお気に入り。
トレイルでの経験は、FAMILY HIKINGの
#01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) 、
#02 Portland (長男4歳4ヶ月)、
#03 Banff(長男5歳4ヶ月・次男4ヶ月)
をチェックして欲しい。
寝ながらリンゴを食べる次男(太路)。椅子ひとつ簡易ベッドになるほどの身長しかない。
次男(太路):前回のバンフの旅から1年4ヶ月経ち、1歳8ヶ月、体重11kg。たどたどしくだが、歩き始めている。元気いっぱいを飛び越して、毎朝、起きがけに階段からソファにジャンプしたり、長男(陸)を凌駕する激しさを見せている。
離乳食と粉ミルク半々で、お米が大好き。スプーンとフォークを自分で持って食べる。フカフカのぬいぐるみに目がない。お店で見かけると、勝手に抱きついて逃亡する癖がある。言葉は話せないが、お腹が空くと肩をトントン叩き、食べ物を指さすなど、意思を伝えてくる。
オムツの取り換えは1日6回。眠りが浅く、途中2〜3回起きる。予防接種は、バンフの時のものに加え、BCG、水痘・麻しん・風しん、日本脳炎などを追加。オムツでお尻がかぶれたりと、長男(陸)よりは少し肌が敏感。キャンプとハイキングの経験は、それぞれ15回ほど経験した。
歩いた場所と選定した理由
ベースキャンプはラップランド最北の位置にあり、冬場のオーロラやスノーアクティビティで有名なリゾート地であるサールセリカ。そのサーリセルカに隣接し、壮大な北極圏の山が広がるウルホケッコネン国立公園内のトレイルをハイキングした。
バンフで発見した旅のスタイル。「ホームタウンとホームトレイルを決めて過ごす」に加え、いよいよ日本では解禁済みの「野営」を海外でも実現する。
街の中でいきなりトナカイと遭遇。これは近くで飼育している個体がエサを食べにきているだけらしい。
ウルホケッコネン国立公園は、40あるフィンランドの国立公園の中でも2番目に広い国立公園で、サンタクロースが住んでいるという伝説の「コルヴァトゥントゥリ山」で有名。
ハイキング初心者にもやさしいルートから、距離が長く難しいベテランをうならせる荒野のルートまでバラエティ豊かなトレイルが広がっている。
ちなみに、サーリセルカの宿から最短で着ける国立公園内のトレイルヘッドは、歩いてたったの5分程。
町中から5分かからずに着いてしまう、ウルホケッコネン国立公園内のトレイルを散歩する。
最後に、ラップランドの中でもフィンランドを選んだ理由は2つある。1つ目が、日本から一番近いラップランドであること。2つ目が、我が家の愛読書のひとつである「ムーミンの世界への憧れ」だ。
ムーミンシリーズで展開される世界観や自然の中で生活する様子は、色あせることなく、我々夫婦を魅了し続けている。
ムーミン童話全集(全9巻)は、TRAILS INNOVATION GARAGEの1FにあるEXHIBITIONにも置いてある。
ラップランドの何がよかったのか① | サーリセルカでの定住スタイル
今回の旅で、これまでの旅と違った1番のポイントは、「ひとつの宿に定住」したこと。バンフの旅で発見した「旅に不要な変動要素の最小化が、旅の余裕を生む」を考慮し、ひとつの宿に連泊することにした。これが本当に大当たりで、小さな子どもを連れたハイカーには、とにかく連泊し定住することをオススメする。
今回僕たちは、10日ほどサーリセルカに滞在した。10日間の生活をするとなると、オムツ70個、粉ミルク40回分と、笑ってしまう程の量が必要になる。加えて、ハイキングのベストシーズンである夏でも、サーリセルカは最低気温が5度近くまで下がることがある。雨だってよく降る。そのぶん、着替もいつも以上に必要となる。
そんな大量の荷物を持っていちいち宿を変えていたら、それだけで相当なストレスだ。今回はそのストレスがまったくなかったのだから、本当に天国だった。
サーリセルカで連泊した僕らのコテージ。木の風合いを活かしたセンスの良い設計は、自然と付き合うのが上手だからだろうか。
トレイルに出発する前日には、部屋いっぱいに道具やら、オムツやらを広げて綿密にパッキングをする。広い部屋はありがたい。
大人5人が泊まれるコテージで、オーロラのない閑散期なので勝手にランクアップした部屋に変えてくれた。サウナつきの3LDK。
フカフカのベッドに飛び込んでじゃれあう2人。一緒に遊ぶことも少しずつ増えてきている。
もうひとつ当たりだったのが、今回ホームタウンとしてチョイスしたサーリセルカだ。
サーリセルカは、人口350人ほどの小さな田舎町(人口比でバンフの約20分の1)で、スーパー・マーケットやショッピング・センター、ホテル、トレイルヘッド、すべてが徒歩圏内で行ける、とってもコンパクトな町だった。
スーパーなんてひとつしかないのだから、顔見知りだってできる。10日もいれば、長く定住した地元のようで、“見知らぬ土地” という不安要素を、僕らの旅から取り除いてくれた。
コテージから徒歩5分。町の中にある唯一だけど、なんでもそろう便利なスーパー。コテージの受付も実はここ。
町のスーパーはベビーコーナーが充実していて、ベビーフードも多種多様。この町で暮らし続けても困らない品揃え。
ドライフードはアウトドアショップで購入したシチューリゾットが2人の好み。トレイルに着いてから食べないことが判明したら大変。子どものお気に入り探しは、現地で一番最初にする重要なタスク。
町唯一のアウトドアショップ「PARTIOAITTA」は国内に20店舗ほどあり、KUPILKA(クピルカ)とのオリジナル製品なども扱う、品揃え豊かなショップ。お客さんのいない空き時間を利用して、店長にアドバイスをもらいながら、今回のルートをアレンジする。
ラップランドの何がよかったのか② | 子どもの本能が解き放たれる大自然
トレイルに入った初日くらいは、子どもたちに「ドライフード以外のものを食べさせてあげたいよね」と夫婦で話をしていた。さいわい気温が低いので、スーパーで買った具材をバックパックに詰め、珍しくちょっとした調理をすることにした。
調理をする道具として選んだのは、ラップランドを代表するロング・ディスタンス・トレイル “クングスレーデン” などを有する、北欧スウェーデンが生んだ名品TRANGIA(トランギア)。せっかくだし、地元のものを使おうと思って普段はしない選択をしてみた。
見渡す限り大きな木々の見当たらない、風の強いラップランドのトレイルでは、場所によってはしっかりしすぎているこの風防が、アルコールの安定燃焼に最高の働きをしてくれた。ラップランドの風土を、アウトドアギアを通して体感することができたのが、ギアフリークとしては嬉しかった。
TRANGIA(トランギア)のストームクッカーS ウルトラライト。ストームクッカーの中でも最軽量で作られたセット。
パンを切るにもナイフは使う。持参したサバイバルナイフは、Baladeoの ‘PAPAGAYO’ SKINNY。出発前にmoonlight gearで購入。
長男(陸)は、サンドウィッチをやたらと嬉しそうに食べていた。20kgも詰め込んだ大きなバックパックは、長男にはちょうどいいベンチとなる。
トレイルヘッドを出発して最初の宿に着くまでに、子どもたちに1番体験させたかったことを叶えることができた。残念ながら次男(太路)は爆睡していたが、野生のオーラを放つトナカイと遭遇することができたのだ。見たことのない白のトナカイだった。
町中でもトナカイはたくさん見ることができた。ただ、どうしても野生のトナカイがみたかったのだ。野生の動物はその土地の豊かさの象徴であり、大自然のエネルギーをダイレクトに伝えてくれる貴重な存在だ。
妙に神々しい白いトナカイの雰囲気に、僕たち夫婦は硬直してしまった。長男(陸)はというと、吸い込まれるようにトナカイを追いかけて行ってしまった、そして、とうとう僕らの視界から消えてしまった。
望遠レンズでかろうじて撮影することができた白いトナカイ。翁というか、長老感がハンパない。
長男(陸)は、どうして奥までトナカイを追いかけたのだろうか。
普段はビビリな長男(陸)の、予想外にチャレンジングな行動が、追い打ちをかけるように、親心を揺らしてくる。
小さくて臆病だった彼はいつしか強く成長する。そして親元を離れ自分の道を突き進んで行く。
6歳8ヶ月の子どもは、都会の中で生活しているよりも、大自然の中にいるほうが好奇心が解放され、チャレンジャーになる。これが、今回の旅を通して、長男(陸)の行動から学んだ小さな知恵のひとつ。
まな板として調子がいいTRANGIA(トランギア)のソースパン。
たくさんのマッシュルームと大きなサーモンの切り身。スプーンとフォーク一体型のものは、アウトドアショップ「PARTIOAITTA」のオリジナルで、KUPILKA(クピルカ)製だ。
さすがに風が強く、ハットの壁面で調理をする。長男(陸)が関心があるのは、調理ではなくTRANGIA(トランギア)。
ハイキングで疲労した僕らにとって、これ以上の贅沢なんていらない。それほど美味しかった。
あらためて、僕たちはゴリゴリのULスタイルを志向する、所謂ULハイカーである。贅沢な具材をバッグパックに詰めて、手の込んだ食事を調理することも、そのための道具として、少し重くてかさばるTRANGIA(トランギア)を持っていくことも、普段のハイキングでは絶対にしない。
ラップランドを家族で旅している今回限定の、束の間の贅沢な実験のつもりで試したはずだった。それが、こんなにも美味しくて満足度が高いのならば、たまには日本のハイキングでもTRANGIAを持って、地元の素材を調理をして楽しんでみるのもいいかもしれない。
子どもを連れて家族で旅をしていなければ、湧いてこなかった感情や価値観と遭遇することがある。これも、家族で海外を旅をする、ファミリーハイキングの良いところのひとつだと思う。
15km位のスパンで、こういった焚き火ができる場所がある。座るベンチもあれば、薪を保管している小屋もある。
夕焼けが素晴らしすぎた。1本だけ持ってきたLAPLANDのビール500mlを、「今しかないでしょ!」と飲み干した。こういう時間のために生きている。そんな気分にさせてくれる幸せな時間だった。
テントで眠る次男(太路)。何も手伝ったりはできないけど、ついてきてくれただけで感謝。お疲れさま。
ラップランドでの次男(太路)の行動からも些細な知恵とも言える気づきを得た。
1歳8ヶ月の子どもは、トレッキングポールを使いながら本能に従い好き勝手に歩く。そして、偏見なくどこでも自由に寝転がる。目的地に急ぎたい時だって、急にお腹が空くことだってある。大自然をソファのように活用し、ミルクをのんびりと飲みたくもなる。
次男(太路)は、しきりにトレッキングポールを使って歩こうとする。雨こそないが、気温が10度と低く、風も強かった。
次男(太路)の歩き方は、とにかく気まぐれ。急に茂みに倒れこんで動かなくなったりする。僕らがいじっても完全無視を決め込む。
よく見れば、近距離から植物をじっと見つめていた。まぁ、これも悪くない時間だなと、しばらくは放置した。
なるほど。ミルクを飲みたい前触れだったのか。母親はこういうのに気づける不思議な力を持っていると思う。
初めて見る野生のブルーベリーは、手づかみで収穫し、そのまま食べると美味しいということも、本能的に知っている。これまで何かを収穫して、そのまま食べた経験すらないのに。
本能という力は、ものすごい可能性を秘めていると実感した。であればこそ、本能はできるだけ解放してあげるべきで、その点で制限の少ない大自然の中を小さな子どもが旅をすることは、とてもポジティブなことだと再確認した。
どんな子どもにも本能という潜在的な力があるのだから、子連れのハイカーにこそ、本能を解き放つファミリー・ハイキングをおすすめしたい。
取り憑かれたように、ブルーベリーを収穫しては食べる。を繰り返す。このエリアに入ってから、収穫への集中力がすごかった。
長男(陸)も合流し、2人で収穫する。彼らの中では、不思議な会話が成立している雰囲気だった。
数千キロ以上も離れた異郷の地。見渡す限り人がいないトレイルを歩き、大自然の息吹を存分に感じ、日暮れとともに眠りにつく。自分たちの家で暮らすように、家族4人で生活をしながら旅をする。
いつもより大きな風の音を体感し、いつもより質素な食事に満たされる。そんなシンプルでエキサイティングな、生活の実験を繰り返していく。
左の部屋は有料、右は無料。最悪、ハットに逃げられる。子連れハイカーには安心な仕組みだ。しかもハットには薪ストーブがある。
独り占めのハットの中で、濡れたウェアを乾かしながら暖をとる。
次男(太路)は、収穫したブルーベリーを器から器に移す、シュールな遊びを開発していた。
母親の腕の中でないと寝てくれない時もある。普通の1歳8ヶ月。
Mother’s View
寒すぎて子どもたちにダウンを着させる。次男(太路)はブルーベリーの収穫を邪魔されて機嫌が悪い。
次男は予想通り飛行機内ではじっとしてられなかった。一番動きまわりたい時期だから仕方がない。他の方々に迷惑にならないよう後方のCAさんのエリアで過ごさせてもらった。眠った時は窓側の3人席で肘掛けを上げて夫婦2席分の膝の上に横にならせた。
軽量化したくて、THERMOSチタンボトルに変更したが、山専ボトルの保温力には勝てなかった。
ミルクシステムのアップデートをしたが、一勝一敗だった。改善が進んだのは哺乳瓶の洗浄。前回使用したシェイカーの改良版として、蓋ががしっかり閉まり液体漏れの心配がないSAVASのプロテインシェイカーに変更したのは正解だった。
ハイキングで役に立ったアイテムは、ラベンダーオイル。虫除け、オムツかぶれ防止と万能だった。日焼け止めは皮膚科で購入した子供に安心なノンケミカルのもの。
休憩中、はしゃいだ子どもたちが急に覆いかぶさってきて地面にごろりとなった瞬間があった。2人分の重みと暖かさを感じながら、一緒に大地に寝転がる開放感が凄かったのを覚えている。異国の大地の上でおきる、こういう些細なできごとが宝物になっていく。
こんな場所に来たら、押し倒したくなる気持ちもわかる。思い切って遊ぶことができるのは、ラップランドの豊かな自然と ”自然享受権”という、大昔からの慣習に基づいた素晴らしい法律のおかげ。
Father’s View
前(10kg)後ろ(20kg)で、合計30kg。たかだか15kmの道のりを歩くのに必死だった。もうこれが限界だ。次はどうしようか。
トレイルを歩いていた時、長男(陸)が大きく美しい池を見つけて立ち止まった。そして、大きめの木を探したと思ったら、池に目がけて投げ込んだ。学校の池でやったら先生に怒られるやつだ。
でも誰もいない大自然の中では、誰もそれをとがめない。彼は座り込み、遠くを見つめるようにプカプカと浮いている木の揺れ漂う様子を眺めている。1分ほどだっただろうか。あれだけ大きな物でも木は水に浮かぶ、と体験を通して理解したかもしれない。こうして、彼なりの小さな実験が完了した。
親の反射的なアドバイスは、経験に基づいたセオリーを導き出すこともあれば、凝り固まったつまらないセリフのような言葉の時もある。
そして、それは子供の好奇心を奪ってしまうかもしれない。ワンテンポ待って、行動から思考や感情を観察する。自宅に帰ってからそれをできる回数を増やせるよう努力したい。
長男(陸)のバックパックの容量は、旅を重ねるごとに大きくなっていく。バンフの旅から1年4ヶ月で20リットル大きくなった。子どものバックパックの変遷は、成長の証とも言えるかもしれない。
次男(太路)は、長男(陸)に続き地図に興味を示した。地図のデザインがそうさせるのか、人間の本能なのか、兄の真似なのか。よくわからないが、確実に強い関心を示している。
長男(陸)のそれに気づいたのはニュージーランドの旅で、彼が4歳0ヶ月のことだった。今回、次男(太路)の場合は、それより2年4ヶ月も早く気づくことができた。早く気づいてあげることで開かれる可能性があるはずだ。親として少しだけ成長したのかもしれない。
旅という生活の実験で見つけた小さな知恵
ウィルダネスの中では、都会で暮らす現代人の多くが、焚き火の火を火を熾すことすら簡単ではない。人類最大の発明で、もっとも長く蓄積してきたはずの知識と経験なはずなのに。
普遍的なウィルダネスにおける生活の知恵。これは現代人が学ぶ機会が少くなりつつある、苦手教科とも言えるかもしれない。だからこそ、大自然の中ほどスパイシーな生活の実験の場はないと思う。
数千キロ以上も離れた異郷の地で、自分たちの家で暮らすように、家族4人で生活をしながら旅をする。
これだけの量の洗濯物が出るのだから、普段の暮らしと大差ない。サウナは最高の乾燥機になる。
人生初のサウナが病みつきに。普段は誘ってもいかないけど、どうしたのだろうか。
普段はアイロンなんて絶対にしない。こういう丁寧な作業をできている時は、幸せなことが多い。
家族には何となくの役割分担があることが多い。結局、あの場所では父親は脇役でしかない。
一見ちっぽけなTIPSも、家族連れのハイカーからすれば、大自然を家族で旅にでる上でのかけがえのない知恵となるかもしれない。
全4回でお届けしたFAMILY HIKING(ファミリー・ハイキング) の第1章はLAPLANDが最後となります。これらからも僕たちは、家族で大自然の中を歩き続け、旅という生活の実験を続けていくつもりです。
そして、この “ 旅という生活の実験で見つけた小さな知恵 ” がきっかけで、大自然の中を家族で旅をするという素晴らしい行為をする人たちが、少しでも増えてくることを願っています。
WE ARE JAPANESE UL FAMILY HIKERS.
僕たち家族にとって、 ” 旅とは、生活の知恵をアップデートするための楽しい実験 ” だった。さて、次はどこに実験しにでかけようか。
<FAMILY HIKING>
#01 #01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) はじめての海外ファミリー・ハイキング
#02 Portland (4歳4ヶ月) 2回目の海外ファミリー・ハイキング
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