TRAILS REPORT

HAMMOCKS for Hiker | ハンモック・キャンプ 〜宿泊道具としてのハンモック〜

2021.05.19
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TRAILSとハイランドデザイン (ハイカーズデポ) が立ち上げたイベント『HAMMOCKS for Hiker』(※)。

このイベントを通じて制作してきた、さまざまなコンテンツを凝縮した『HAMMOCKS for Hiker』の「ダイジェスト版」をお届けする、4回連続のハンモック記事の第2回目。

今回のテーマは、『ハンモック・キャンプ』だ。

毎年イベントの前に、僕たちは事前にテストと実験を行なっている。TRAILSとハイランドデザインを中心に仲間を集め、いち早く新作ギアを試したり、新しい遊び方の実験をしたりしてきたのだ。

今回は、テスト&実験を繰り返してきた「ハンモック・キャンプ」の過去記事だけを集めて、今までの試行錯誤を一気にダイジェストでお届けしたい。

「ハンモック・キャンプ」で掲げたテスト&実験は、以下のように多岐にわたる。初期の頃のハンモックとタープの野営セットの探索から、寒い時期の防寒対策、斜面でギアのハンギング実験、山のなかでのハンモック適地の探し方など。

今までの僕たちの「ハンモック・キャンプ」を辿っていただきながら、あなた自身のテーマを探して、ぜひ山のなかで、自分のスタイルの実験に役立ててもらえればと思う。

HAMMOCKS for Hiker:2016年に、TRAILSとハイランドデザイン (ハイカーズデポ) が立ち上げた、ハイカー向けのハンモックイベント。ハイキング向けのハンモックを出すメーカーが集まるイベントとして、国内最大規模。ハイキングと野営を前提としたハンモックにフォーカスしているのが大きな特徴。ハンモックメーカーが一堂に会し、数多くのハンモックを実際に体験することができる。毎年5月に山梨県の『月尾根自然の森キャンプ場』で開催 (2020年はコロナのため中止。2021年は秋開催を検討中)。

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毎年恒例のハンモック・キャンプの風景。


CAMP (その1):「ハンモック・ウイルス」にヤラれた初回キャンプ。


■ Article1 ハンモックキャンプ 2016
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記念すべき第1回の『HAMMOCKS for Hiker』に先立って行なわれた、初回のハンモック・キャンプのレポート。僕ら自身が明らかに「これから何かが始まる」という熱にうなされていたことがわかる、不必要なまでにディープでロングなレポートになっている。まさに初夜の宴会。

ハンモック、タープ、ウッドストーブを手当たり次第に集め、この時集まった7人のハイカーが、全員異なるスタイルを試した。

今でこそ他のメディアやショップで、さまざまなハンモックが多く取り扱われるようになったが、この2016年の時点では、ハイカー向けのハンモックをここまで幅広く網羅し、実際のテストを行なった記事はなかった。

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ひたすらウッドストーブを試しまくったハンモック・キャンプ。

この記事では、内容はもちろんのこと、事始めに特有のあやしげなグルーヴ感を感じ取ってもらえると嬉しい。


CAMP (その2):寒い時期に行なった、ハンモックの防寒実験。


■ Article2 ハンモックキャンプ 2017
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2017年の第2回の「ハンモック・キャンプ」では、ハンモックの防寒実験を行なった。

ハンモックの天敵は「背面の冷え」。その対策方法はいろいろあるが、「人体実験」のごとく、あえてまだ寒い時期の山に入り、自分たちの身をもってテストしてみた。

実験した方法は、ハンモックを上下とも覆うようにスリーピングバッグをかぶせたり、スリーピングマットを敷いたり、アンダーキルトを使用したり、Pea Podと呼ばれるすっぽりと覆うハンモック用にスリーピングバッグを使用したりと、メンバーによってさまざま。

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個性あふれるハンモックシステム。

最近では、春夏だけでなく、秋冬でもハンモック・キャンプを楽しんでいるハイカーも多く見かけるようになった。自分のギアを少しずつアップデートして、シーズンを問わずハンモック・キャンプができるようになると、またハイキングの楽しみ方が広がるはずだ。


CAMP (その3):ハンモックで野営するための、ギア・ハンギングの実験。


■ Article3 ハンモックキャンプ 2018
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この時の実験テーマは、「ギア・ハンギング」。つまり、ギアを地面に置かずに、いかに吊るしておけるか、というチャレンジだ。

ハンモックの強みは、テントと違って、地面が斜めだったり、べちょべちょ・ごつごつの不整地でも、設営できることだ。そのときに、ギアを地面につけずに吊るしておくハンギングのTIPSを身につけておくと、ハンモック・キャンプの幅がさらに広がる。

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ギアを吊るしてしまえば、地面が斜めだろうが、濡れていようが関係ない。

ギア・ハンギングは、それほど難しいスキルは必要なく、長めのガイラインとカラビナを用意し、ちょっとしたロープワークを覚えておけばできる。また本体の下に張るギアスリングなどの、ハンモック専用のギアを投入するのも有効だ。


CAMP (その4):身近な山でハンモック適地をハンティング。


■ Article4 ハンモックキャンプ 2019
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2019年は、「ハンモック・キャンプ」をあらためてリアルなハイキングの文脈で捉えなおすべく、身近な山を実際にハイキングしながら、ハンモック適地をハンティングする実験を行なった。

このときのハンモック・ハイキングで、「ハンモックは、ハイキングをより自由にしてくれるものだ」という、シンプルな答えを再確認することができた。

もちろん、今までにテスト&実験してきた、ギア・ハンギングのTIPSも大活躍した。

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1泊2日のトリップを通じて、あらためてハンモックが、ハイキングの旅を拡張してくれるギアだと実感した。

この記事を読んでもらいながら、あなたが普段よく行く山域の地図をよーく眺めてみてほしい。トレイルからちょっとだけ外れたところにも、ハンモック適地を見つけられるはずだ。

[MOVIE] ハンモック・キャンプ

ハンモックのシリーズ記事の第2回目の今回は、「ハンモック・キャンプ」というテーマで、宿泊道具としてのハンモックの特徴から使い方、楽しみ方までを、僕たちのハイキングやキャンプを通じてレポートした。

次回からは2回にわけて、メーカーおすすめのハンモック&周辺ギアを紹介する。

定番製品から新製品まで、さまざまなギアを紹介するので、ぜひ購入時の参考にしてほしい。そして、自分なりのハンモックの楽しみ方を見つけてみてください。

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佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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