TRAILS REPORT

My Best Articles 2019 | #01 トレイル・カルチャーの未来を刺激する30人が選ぶ2019年のベスト記事(前編)

2019.12.21
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2019年も残すところあとわずか。今年も読者の方々はもちろん、ハイカーやランナー、ギアブランドの方々など、たくさんの人にお世話になりました。本当にありがとうございました。

この1年を振り返ってみると、TRAILSでは、ハイキング、トレイルランニング、パックラフティング、BCXC(BCクロカン)など、さまざまなアクティビティを通じて、僕らなりの遊び方やその背景にあるトレイル・カルチャー(※1)を発信してきました。

また、TRAILS INNOVATION GARAGE(※2)の立ち上げ、新たなZINE(※3)のリリース、ファミリー・ハイキング、雪の釧路川のパックラフティングなど、あらたな試みもたくさんありました。

そんなTRAILSの1年間を締めくくるべく、今回から3回にわたって『My Best Articles 2019』をお届けします。

選んでもらったのは、僕たちTRAILS編集部がリスペクトし、これからのトレイル・カルチャーをそれぞれの形で刺激してくれるのではないかという期待から、独断と偏見で選出させていただいたTRAILS的感性でイケてる人々。メーカー、ショップ、ハイカー、ランナー、旅人、クリエイター、メディアや書店の方々など、トレイル・カルチャーの未来を、それぞれの最高の個性をもって刺激してくれるであろう30名です。

そんなワクワクする未来を見せてくれる方々に、2019年の記事から今年のマイベストを選んでもらいました。

お願いしたい方々は他にもたくさんいましたが、今回、超多忙ななかで協力をしてくれた最高な30名の、個性と感性が感じられるセレクトをお楽しみください。

僕らとしては年末テストの気分。選んでくれた記事には、じっくり時間をかけた企画も、衝動的に一気に走り抜けた企画もいろいろありますが、とにかく30人がいいと思った記事とその理由は、本当に嬉しい内容ばかり。

まずは、#01と#02で30人それぞれのベスト3の記事を紹介、#03でその集計結果をもとに記事ランキングTOP10を発表します。



2019年のマイ・ベスト・アーティクルを選んでくれた30人



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北野 拓也(Sky High Mountain Works)



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■ 第1位
IN THE TRAIL TODAY # 07 | コルシカ島・GR20の岩場を歩く1週間のセクションハイキング
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「国内外問わず大の島旅好き、しかもこれまでにマウンテンランニングレースやクライミングで訪れていたヨーロッパの地中海の島旅レポートときたら熟読しないわけにはいかない。近いうちに訪れたいと思っていたサルデーニャ島とコルシカ島は、まさにタイムリー!」(北野)

■ 第2位
TRAIL TALK #007 Tomokazu Ihara / 井原 知一(前編) ※全2回

■ 第3位
MY TRIP BOOKS | 20人の旅人が選ぶ「旅欲を強烈に刺激した本」 #01 ※全4回



清瀬 恵子(otopukeknit)



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■ 第1位
フォロワーゼロのつぶやき 中島悠二 #09 時間はタオルにしみこむ
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「数々の魅力的なトリップレポートやギアレビューのなか、朴訥とした語り口や写真から伝わる中島さんのまなざしはとても心地よく、ふっと吹いた風のようで。旅にでたくなります」(清瀬)

■ 第2位
SKI HIKING | #01 BCクロカンの誕生とそこから広がる旅の世界 ※全4回

■ 第3位
NIPPON TRAIL #06 北加伊道・クスリの道 〜【前編】旅のテーマを探りに、道東の屈斜路湖へ ※全2回



土屋 智哉(Hiker’s Depot)



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■ 第1位
ジェフ・キッシュのHIKER LIFE with PNT | #01 パシフィック・ノースウエスト・トレイルという僕の仕事
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「今年度一位に選んだのはジェフ・キッシュの新連載1回目です。北米のハイキングコミニティの実情はなかなか既存の大手アウトドアメディアからは伝わる機会がありません。また新興勢力である他のウェブマガジンでも手をつけることができない分野。しかし、多くの長距離自然歩道をかかえる日本がそれを今後どう活用していくのか? これからのハイキングシーンを考えると、先輩でもあるアメリカがどのようにトレイルを維持管理運営しているかという内情を知ることはとても大事。それをやれることがTRAILSの他にない強みの一つだと感じています。

そしてインタビューではなく、本人の言葉で語れる新連載というスタイルも魅力的。スルーハイカーであり、トレイルコミニティの理事もやり、トレイル運営に関わる、そうした生き方を可能としているのは “自分が” という思いではなく、多種多様なあり方を丁寧に受け止められる心持ちがあるからでしょうね。そうした人柄も伝わってくる連載1回目でした」(土屋)

■ 第2位
IN THE TRAIL TODAY # 07 | コルシカ島・GR20の岩場を歩く1週間のセクションハイキング

■ 第3位
TRAIL TALK #007 Tomokazu Ihara / 井原 知一(前編) ※全2回



谷口 京(写真家)



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■ 第1位
FAMILY HIKING | #01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) はじめての海外ファミリー・ハイキング ※全4回
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「自然と旅を愛する、すべてのパパとママにおすすめしたい記事。現地カルチャーの紹介とともに、夫と妻・父と母それぞれの視点と旅のアドバイスが綴られていて、深い共感と旅への渇望を誘います。広い世界の未だ見ぬ地平へ。自分も家族で冒険したくなりました」(谷口)

■ 第2位
パックラフト・アディクト | #20 ロシアのパックラフトの旅 <後編>次々と現れる急流に挑む ※全2回

■ 第3位
フォロワーゼロのつぶやき 中島悠二 #10 韓国ソウル、上と下



尾崎 光輝(Jindaiji Mountain Works)



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■ 第1位
TOKYO ONSEN HIKING #01 | 三頭山・三頭山荘
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「いつもTRAILSでは海外のトレイル事情や日本各地のトレイルレポートを楽しく読ませてもらっているよ。でも僕がやられたな、と思ったのはTokyo Onsen Hikingだね。実は僕がやりたいと思ってた企画なんだよ! ローカルトレイルはもっと取り上げられても良いと思ってるんだ。よし、今度は一緒に企画会議しよう(笑)」(尾崎)

■ 第2位
パックラフト・アディクト | #22 多摩川クエスト <前編>御岳 to 羽田のはじまり ※全3回

■ 第3位
TRAIL TALK #007 Tomokazu Ihara / 井原 知一(前編) ※全2回



池尾 優(編集者/ライター)



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■ 第1位
FAMILY HIKING | #01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) はじめての海外ファミリー・ハイキング ※全4回
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「子が生まれてからはフィールド遊びはキャンプ一択となり、旅先や方法が限られてしまった(と感じてた)。なのに、この記事の旅はどうだ。家族でウィルダネスを歩くことの素晴らしさたるや! 背中を押してもらいました」(池尾)

■ 第2位
NIPPON TRAIL #06 北加伊道・クスリの道 〜【前編】旅のテーマを探りに、道東の屈斜路湖へ ※全2回

■ 第3位
パックラフト・アディクト | #22 多摩川クエスト <前編>御岳 to 羽田のはじまり ※全3回



千代田 高史(MoonlightGear)



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■ 第1位
パックラフト・アディクト | #25 グランドキャニオン <前編>一通のメールから始まった人生最高の旅 ※全2回
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「“自分でも行けるかもしれない” トレイルレポートの記事というものの面白さはそう思った瞬間から価値が全く違うものになると思う。日本ではなく海外の地でも旅をしたいと思う人にとってこの記事は筆者のレベルと意気込みと、そしてその旅の総括を含めてとてもバランスよく、“冒険をする” という素晴らしさを伝えてくれる内容になっていると思った。パックラフトをやらない人にも、ぜひ見てみてもらいたい」(千代田)

■ 第2位
FAMILY HIKING | #01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) はじめての海外ファミリー・ハイキング ※全4回

■ 第3位
リズ・トーマスのハイキング・アズ・ア・ウーマン#22 / ULブランド創業者3人のミニマリズムの思想 ※全3回(Gossamer Gear, Six Moon Designs, Mountain Laurel Designs)



松本 和也(BLUELUG)



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■ 第1位
FAMILY HIKING | #01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) はじめての海外ファミリー・ハイキング ※全4回
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「こんな豪快で気持ち良い家族を見たことない。気づいて、工夫して、考えて行動して。僕たちにとっての一世一代の大冒険が彼らにとっては家族旅行。家族の豪快な旅の記録は自宅で微睡む僕を鼓舞してくれました」(松本)

■ 第2位
パックラフト・アディクト | #22 多摩川クエスト <前編>御岳 to 羽田のはじまり ※全3回

■ 第3位
TRAIL TALK #007 Tomokazu Ihara / 井原 知一(前編) ※全2回



間借り本屋店主(tsugubooks)



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■ 第1位
FAMILY HIKING | #01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) はじめての海外ファミリー・ハイキング ※全4回
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「週末に急に思い立って行く一人旅と、気のおけない仲間とのハイキングのたのしさを、知っている。この一見私的な “佐井家の旅の記録” は、その先を、見せてくれた。小さな子をもつ家族がハイキングに行くためのハウツー本でもあり、何事も諦める必要はないという誰かを励ます物語でもあり、制約があるからこそ広がるアイデアを見られるビジネス書でもある」(間借り本屋店主)

■ 第2位
NIPPON TRAIL #06 北加伊道・クスリの道 〜【前編】旅のテーマを探りに、道東の屈斜路湖へ ※全2回

■ 第3位
MY TRIP BOOKS | 20人の旅人が選ぶ「旅欲を強烈に刺激した本」 #01 ※全4回



佐伯 雅視(北根室ランチウェイ)



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■ 第1位
HIMALAYA MOUNTAIN LIFE | GHT敗退記 – 2018
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「根津さんの、ネパールほぼ横断のプロジェクトは壮大で成し遂げてほしい。自分も今年ネパールに行き、標高2500mくらいに住む人々の村々を訪れる旅がとても楽しかった。歩くことが即生活の一部であった。1日の生活がゆったりと流れてゆく姿を見て、日本は何でこんなにせわしないのかを感じて帰ってきた」(佐伯)

■ 第2位
パックラフト・アディクト | #15 雪の釧路川・ギアレビュー (前編) 小川と根津のヘッドウェア・グローブ・フットウェア ※全3回

■ 第3位
リズ・トーマスのハイキング・アズ・ア・ウーマン#18 / アメリカにおけるロング・ディスタンス・ハイカーのイベント



三浦 卓也(HARIYAMA Productions)



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■ 第1位
THANKS & ABOUT | TRAILS INNOVATION GARAGEでできること
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「めちゃくちゃ楽しそうな場所じゃないか !!! 記事を読んで一人盛り上がりました。TRAILSの世界観につつまれて、いろんなものとつながれる。まさにメディアの真骨頂ですね」(三浦)

■ 第2位
パックラフト・アディクト | #22 多摩川クエスト <前編>御岳 to 羽田のはじまり ※全3回

■ 第3位
FAMILY HIKING | #01 Newzealand (長男4歳0ヶ月) はじめての海外ファミリー・ハイキング ※全4回



桑原 慶(Run boys! Run girls!)



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■ 第1位
ハイカーが参加する信越トレイル延伸プロジェクト presented by TRAILS
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「日本を代表するロングトレイルの延伸プロジェクトに、ハイカーが関って考える機会を提供しつつ、それをストーリーとして伝える。フィールドとアウトドアを愛する人とメディアがとても素敵に関わり合う企画だと思いました」(桑原)

■ 第2位
ハイカーの信越五岳(SFMT)100mile | #01 ハイカーとして100マイルを走って旅したい ※全4回

■ 第3位
TRAIL TALK #007 Tomokazu Ihara / 井原 知一(前編) ※全2回



土井地 博(BEAMS)



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■ 第1位
HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2019 #01 注目ハンモックと周辺ギア ※全4回
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「今年やりたいことの1つとして挙げていたのは、森の中でハンモックで読書することでした。バタバタしてて実現には至りませんでしたが。この記事を読んで周辺ギアなども買い揃えたいと、さらに熱があがっちゃいました」(土井地)

■ 第2位
SKI HIKING | #01 BCクロカンの誕生とそこから広がる旅の世界 ※全4回

■ 第3位
TRAIL TALK #006 JEFF KISH / ジェフ・キッシュ(前編) ※全2回



まるやまみ(ものづくり人)



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■ 第1位
フォロワーゼロのつぶやき 中島悠二 #11 部屋の入り口
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「山や旅のことが淡々とした感じで綴られているけど、それがまた逆に想像させられて膨んで、ちょっと後ろ向きな部分とか。タオル1枚で山旅の時間をまるごと感じる。特にこの回が好きでした」(まるや)

■ 第2位
パックラフト・アディクト | #15 雪の釧路川・ギアレビュー (前編) 小川と根津のヘッドウェア・グローブ・フットウェア ※全3回

■ 第3位
TRAILS × Hariyama Productions | 新入荷! 島根madeの柚子とお米を使ったクラフトビール『銀山街道ALE』



佐々木 拓史(patagonia)



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■ 第1位
TRAIL TALK #007 Tomokazu Ihara / 井原 知一(前編) ※全2回
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「今や100マイルのカリスマとなってしまったトモさんを初めて知ったのは8年くらい前に書かれた彼のブログだった。御嶽の記事も信越の記事もサロ門の記事も表現力が突出してて、最高に面白くて虜になった。そんな彼が最高じゃない普通の日々があったのか! と知られざる過去を楽しく読みました」(佐々木)

■ 第2位
ハイカーの信越五岳(SFMT)100mile | #01 ハイカーとして100マイルを走って旅したい ※全4回

■ 第3位
ハイカーが参加する信越トレイル延伸プロジェクト presented by TRAILS

今回の#01では、15人のマイベスト記事をお届けしました。立て続けに明日に#02を発表! バックパッカー・ホステルやランナーの集うビア・パブの方々から、某大手アウトドア誌編集者まで、さらに幅広い方々も登場します。次の15人のマイベスト記事もお楽しみに!

※1 トレイル・カルチャー:TRAILS(トレイルズ)は、トレイルカルチャーという言葉が未だ日本に存在しなかった2014年1月に、“本当におもしろくて、役に立つ、他にはない、リアルな情報” を合言葉に、インディペンデントでとんがったメディアを作るべく、日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンとして産声をあげました。それから約6年、有名無名を問わず世界中のコアな人たちにコンタクトをとり、Webメディアとしては異質とも言える、企画と編集に過剰にこだわる時代錯誤なスタイルを続けています。

※2 TRAILS INNOVATION GARAGE:5周年を迎えたウェブマガジンの次の5年『TRAILS 2.0』。そのフラッグシップとなる “自分の旅をハンドメイドするためのリアルな場” が、2019年7月末にスタート。(さらに詳しくはコチラ

※3 ZINE:トレイルで遊ぶことに魅せられたピュアなトレイルズたちの日常の中で発生した、 “ 些細でリアルなトレイルカルチャー ” を発信するハンドメイドのコミュニケーションツール『ZINE – IN THE TRAIL TODAY』。2019年は、2週間で行く『SECTION HIKING』world trail編 vol.2をリリースした。(さらに詳しくはコチラ

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WRITER
トレイルズ

トレイルズ

佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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