My Best Articles 2024 | #02 トレイル・カルチャーの未来を刺激する30人と、読者が選ぶ2024年のベスト記事(後編)
『My Best Articles 2024』の#02は、前回の15人同様、個性あふれる最高な15人が登場!
スルーハイカー、ガレージブランド、フライフィッシャー、トレイルランナー、山小屋オーナー、編集者をはじめ、多彩な顔ぶれ。これからのトレイル・カルチャー (※) をそれぞれの形で刺激してくれるであろう方々です。
前回はベスト3に選ばれていなかった記事もセレクトされています。1位の記事の選出理由は、いずれもその人らしさが表れている内容。15人それぞれの視点や感性も、ぜひお楽しみください。
2024年のマイ・ベスト・アーティクルを選んでくれた30人
マイベスト記事を選んでくれたのは、僕たちTRAILS編集部がリスペクトし、独自の編集観点で選出させていただいたTRAILS的感性でイケてる人々。メーカー、ショップ、メディア、書店、編集者、ハイカー、ランナー、旅人、クリエイター、トレイルの作り手の方々など、総勢30名です。
では、後編に登場するそれぞれの方のベスト3の発表です。記事タイトルをクリックすると該当記事をご覧になれます。
松田 正臣 (mark)
■ 第1位
take less. do more. 〜 ウルトラライトとMAKE YOUR OWN GEAR by グレン・ヴァン・ペスキ ※全3回
「ここ数年、日本でもガレージメーカーの隆盛が著しい。そうしたムーブメントのルーツにはMYOGの精神があり、それを体現するのがこの記事に登場するゴッサマーギアのファウンダー、グレン・ヴァン・ペスキだ。」(松田)
■ 第2位
信越トレイルクラブ × アパラチアン・トレイル・コンサンバンシー 友好トレイル協定レポート #01
■ 第3位
井原知一の100miler DAYS #20 | 食べる生活(Wasatch 100)
三浦 卓也 (HARIYAMA Productions)
■ 第1位
SKI HIKING | トニー、サニー、ノブのBCクロカン・トリップ あまとみトレイル2DAYS ※全5回
「このTRAILSのプロダクトには、プロトタイプビルダーとして製作に関わった身として、あのバックにどうやって板を取り付けたの?と興味津々でした。
多少の外付けは想定していましたが、まさかスキー板を取り付けるとは笑
あるものでどうできるか、固定概念に囚われない、柔軟な発想はULの醍醐味ですね。」(三浦)
■ 第2位
take less. do more. 〜 ウルトラライトとMAKE YOUR OWN GEAR by グレン・ヴァン・ペスキ ※全3回
■ 第3位
MYOGer NIGHT | メーカームーブメントの新たな系譜となるか。2020年代のMYOGerたちによる熱狂 ※全2回
尾日向 梨沙 (Stuben)
■ 第1位
SKI HIKING | トニー、サニー、ノブのBCクロカン・トリップ あまとみトレイル2DAYS ※全5回
「最近BCクロカンにハマっているので、計画編から興味深く読みました。
とても真似できない内容でしたが、発想のお馬鹿加減も相まって、お好み焼きのくだりでは爆笑。大人になってもこんな旅ができるのは素晴らしいと思いました!」(尾日向)
■ 第2位
It’s a good day! #09 | 車とシカとドンチューウォーリー
■ 第3位
トレイルメンテナンスツアー2024 | 仲間のハイカーたちが支える信越トレイル
涌井 健策 (Number)
■ 第1位
アイスランド縦断ハイキング 575km / 18 days by ホイットニー・ラ・ルッファ #01
「写真や映画、そして人づてに色々な話を聞いているアイスランド。でも、そこを歩いた記録というのは読んだことがなかった。
この記事は写真もよいのだが、やはり歩く、走る目線で土地をとらえたレポートを読むと、その場所が自分ごととして捉えられるようになる、ということを再確認させられた。#02のツンドラでテントを張っている写真が素晴らしい。」(涌井)
■ 第2位
トレイルメンテナンスツアー2024 | 仲間のハイカーたちが支える信越トレイル
■ 第3位
SKI HIKING | トニー、サニー、ノブのBCクロカン・トリップ あまとみトレイル2DAYS ※全5回
福地 孝 (ALTRA)
■ 第1位
ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT ~ ウルトラライトとMYOGがつくる熱狂
「当日は私自身がその場にいたので、改めて記事として見返すことで、当日の雰囲気を思い出した。
ウルトラライト・バックパッキングの黎明期を彷彿とさせるような、良い意味で「異様な」雰囲気があり、参加者全員がそれぞれの目的を持って集まり、良い熱狂を感じることができた。
これこそがウルトラライトバックパッキングの本質と思える良いイベント。グレン氏の変わらない情熱も嬉しい。」(福地)
■ 第2位
私的ロング・ディスタンス・ハイキング考 | #01 ロング・ディスタンス・ハイキングのきっかけ
■ 第3位
トレイルメンテナンスツアー2024 | 仲間のハイカーたちが支える信越トレイル
高橋 康太 (一二)
■ 第1位
take less. do more. 〜 ウルトラライトとMAKE YOUR OWN GEAR by グレン・ヴァン・ペスキ ※全3回
「自分たちのための服をつくり始めたことがきっかけで、何故かメーカーとして生きていくことになった自分たちの人生と、グレンさんがGossamer Gearを始めるまでのエピソードは、スケールは違えど同じような想いがあって、感慨深く読みました。」(高橋)
■ 第2位
TRAIL FOOD #11 | パックラフティング × トレイルフード by 小川竜太
■ 第3位
SKI HIKING | トニー、サニー、ノブのBCクロカン・トリップ あまとみトレイル2DAYS ※全5回
森 卓也 (蔦屋書店)
■ 第1位
take less. do more. 〜 ウルトラライトとMAKE YOUR OWN GEAR by グレン・ヴァン・ペスキ ※全3回
「年齢を重ねると無駄を省くことを憶えるので、それをギアで追求したグレンさんの思考の流れにとても共感しました。頭と手と生活が一体となっている生き方は、ハイカーだからこそ得られる幸福だと感じました。」(森)
■ 第2位
アイスランド縦断ハイキング 575km / 18 days by ホイットニー・ラ・ルッファ #02
■ 第3位
アパラチアン・トレイル (AT) | #05 トリップ編 その2 DAY7~DAY17 by Daylight(class of 2022)
三浦 務 (CAJ)
■ 第1位
ドイツ・リーザー川 火山群の渓谷を漕ぐハンモックキャンプ & パックラフティング | パックラフト・アディクト #79
「古城をめぐりながら、パックラフトで渓谷を下り、森の中にキャンプ地を見つけ一夜を過ごす。
歴史と文化、それに入林権や自然享受権の保証がある、大陸ヨーロッパらしい旅だなと憧れました。」(三浦)
■ 第2位
井原知一の100miler DAYS #21 | 家族との生活(The Leadville Trail 100 Run)
■ 第3位
信越トレイルクラブ × アパラチアン・トレイル・コンサンバンシー 友好トレイル協定レポート #01
千代田 高史 (MoonlightGear)
■ 第1位
take less. do more. 〜 ウルトラライトとMAKE YOUR OWN GEAR by グレン・ヴァン・ペスキ ※全3回
「Gossamer Gearのグレンさんの記事は、やはりULファンとしてはダントツに面白かった。
特に#02のMYOGからの流れでGossamer Gearが出来上がっていく軌跡の話は、個人的にグッとくるものがあった。魂がこもった道具というのは人を魅了していくんだなと。」(千代田)
■ 第2位
TOKYO ONSEN HIKING #19 | 高取山・鶴巻温泉 弘法の里湯
■ 第3位
MYOGer Works | GARAGEに集うMYOGerたちが自作したギア ※全2回
ハミルトン・シールズ (Mikkeller Tokyo)
■ 第1位
LONG DISTANCE HIKER #19 川野直哉 | リタイアによって見えたロング・ディスタンス・ハイキングの自由
「60 歳を過ぎたら、みんなハイキングをすべきです!新しいことは始めるのは、いくつになってもできるんです。
これはとても大事なことだから、覚えておきましょう。私も、そのときにちゃんと覚えていられるといいなと思います。」(ハミルトン)
■ 第2位
SKI HIKING | #14 【MOVIE】八幡平 BCクロカン・トリップ 2DAYS
■ 第3位
パシフィック・ノースウエスト・トレイル (PNT) | #06 トリップ編 その3 DAY17~DAY22 by Zoey(class of 2022)
桑原 慶 (Run boys! Run girls!)
■ 第1位
It’s a good day! #09 | 車とシカとドンチューウォーリー
「鹿を弾いたドライバーと、それを止められなかったハイカーと、彼をひろった別のドライバー。そしてハイカーは生きるためにピザを食べる。そんな素敵なお話。
昨年知床をドライブしてたら、道の真ん中に超巨大な鹿が鎮座していて、その脇を結構ビビりながらそろそろと徐行して通り抜けたことを思い出しました。」(桑原)
■ 第2位
MYOGer NIGHT | メーカームーブメントの新たな系譜となるか。2020年代のMYOGerたちによる熱狂 ※全2回
■ 第3位
SKI HIKING | トニー、サニー、ノブのBCクロカン・トリップ あまとみトレイル2DAYS ※全5回
春日 潤也(モデル / B.S.K.Kプロデューサー)
■ 第1位
TOKYO ONSEN HIKING #19 | 高取山・鶴巻温泉 弘法の里湯
「手軽さもあって目的もあって、計画の段階から楽しそうな企画だなっ!
記事の中のランチメニューの『ラーメンボム』が気になり、釣りの時に実践しました。お腹パンパンになりますw」(春日)
■ 第2位
フライフィッシング雑記 田中啓一 #08 某月某日K川にて
■ 第3位
HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2024 #01 注目のハンモック10ブランド ※全2回
尾崎 光輝(Jindaiji Mountain Works)
■ 第1位
take less. do more. 〜 ウルトラライトとMAKE YOUR OWN GEAR by グレン・ヴァン・ペスキ ※全3回
「”2010年のグレンさんの来日はULの黒船でした。山に持っていくお酒な何が良いですか?との質問に対して『日本酒です。それは最もカロリーが高いからです』と答えたグレンさん。ヒップパッドや落ち葉メソッド等、衝撃を受けました。経営から退いた今でもギアデザイナーとしてパンクな姿勢と貫き続けている。グレンさん、僕たちは皆、あなたの息子です。」(尾崎)
■ 第2位
ULTRALIGHT GARAGE MAKER MOVEMENT ~ ウルトラライトとMYOGがつくる熱狂
■ 第3位
HAMMOCKS for Hiker | ハンモックユーザーレビュー by TRAILS research (前後編)
四角 友里(MOUNTAIN DAISY PRODUCTS)
■ 第1位
LONG DISTANCE HIKER #19 川野直哉 | リタイアによって見えたロング・ディスタンス・ハイキングの自由
「『リタイア』に至るまでの葛藤や思考の整理、変化していく心の持ちよう。川野さんの体験がとてもリアルで、立ち止まることで見えてきた景色、得た自由……心の振り幅が大きければ大きいほどに、得たものの大きさも感じます。
PCTの道中で“ハイカーに映画に誘われた”というエピソードも、じんわり尾を引きました。」(四角)
■ 第2位
トレイルメンテナンスツアー2024 | 仲間のハイカーたちが支える信越トレイル
■ 第3位
開発ストーリー #04 | UL黎明期のバックパックの実験的なデザイン思想にインスパイアされた『Simple × Classic × Super Ultralight』
舟田 靖章 (トリプルクラウナー)
■ 第1位
LONG DISTANCE HIKER #19 川野直哉 | リタイアによって見えたロング・ディスタンス・ハイキングの自由
「たまたま運良くスルーハイキングできた私ですが、努力だけではコントロールできない領域にスルーハイキングが左右されていることを、歩くほどにヒシヒシと感じました。
どのスルーハイカーにとってもリタイアは他人事ではありません。成功失敗ではなく、楽しんでこそハイキングなのだと思います。」(舟田)
■ 第2位
MYOGer NIGHT | メーカームーブメントの新たな系譜となるか。2020年代のMYOGerたちによる熱狂 ※全2回
■ 第3位
トレイルメンテナンスツアー2024 | 仲間のハイカーたちが支える信越トレイル
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これで、前回の#01とあわせて、僕たちTRAILS編集部がリスペクトする30人それぞれのベスト3が出そろいました。
12/27(金) は、今年の最終回として、読者投票も踏まえ、選んでくれたすべての記事をランキングにして『2024年の記事TOP10』を発表します。
どの記事がランクインするのか? はたしてTOP3は? みなさんお楽しみに!
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