TRAILS REPORT

My Best Articles 2020 | #01 トレイル・カルチャーの未来を刺激する30人が選ぶ2020年のベスト記事(前編)

2020.12.23
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2020年も残すところあとわずか。今年も読者の方々はもちろん、ハイカーやランナー、メーカー、メディア、ショップの方々など、たくさんの人にお世話になりました。本当にありがとうございました。

みなさんのおかげもあって、楽しく充実した1年となりました。振り返ってみても、TRAILSではハイキング、トレイルランニング、パックラフティングをはじめ、さまざまなアクティビティを通じて、僕らなりの遊び方やその背景にあるトレイル・カルチャー (※) を発信してきました。

そしてこんなときだからこそ、「新たな旅欲」を刺激するような記事をアグレッシブに届けたいと思っていたりもしました。

たとえば、自分たちなりに当事者意識を持って環境問題について学び、試す『TRAILS環境LAB』、海外への旅欲をかきたてる『LONG DISTANCE HIKER』、クラフトビールが飲みたいがために走る『TODAY’S BEER RUN』という新連載も立ち上げました。北海道を舞台にしたTRAILSらしさあふれる『NIPPON TRAIL』や、信越トレイルのヒストリーを総括する『信越トレイル・ストーリーズ』などの特別な記事シリーズもリリースしてきました。

そんなTRAILSの1年間を締めくくるべく、去年から恒例となった『My Best Articles 2020』を、今回から3回にわたってお届けします。

マイベスト記事を選んでくれたのは、僕たちTRAILS編集部がリスペクトし、独自の編集観点で選出させていただいたTRAILS的感性でイケてる人々。メーカー、ショップ、メディア、書店、編集者、ハイカー、ランナー、旅人、クライマー、クリエイター、トレイルの作り手の方々など、総勢30名です。

まずは、#01と#02で30人それぞれのベスト3の記事を紹介、#03で集計結果をもとに記事ランキングTOP10を発表します。



2020年のマイ・ベスト・アーティクルを選んでくれた30人



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土屋 知哉(Hiker’s Depot)



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■ 第1位
信越トレイル・ストーリーズ | 地域の人がつくる 〜信越トレイルは地域の人々によってつくられた〜
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「トレイルの管理団体と話す機会をいただくときに、『どうすればハイカーが歩きに来てくれますか?』と外部にばかり目が向いてしまっている質問を受けることがあります。禅問答のようですが、それに対する明確な答えがこの記事にあります。まず地元に愛されること、それしか無いのです。2019年に北米最古の長距離トレイル、バーモント州ロングトレイルを訪れて学んだこととこの信越トレイルの歩みは同じ。地元に愛されないトレイルは決してハイカーも歩きにいかないし、後世に残ってもいかない」(土屋)

■ 第2位
LONG DISTANCE HIKER #03 舟田靖章 | 日本人初のトリプルクラウナー

■ 第3位
リズ・トーマスのハイキング・アズ・ア・ウーマン#28 / 北米ハイキング・カルチャーの 最前線のハイカーたちは、どこへ向かっている? ※全2回



尾日向 梨沙(編集者 / ライター)



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■ 第1位
TRAILS環境LAB | 松並三男のSALMON RIVER #05 命を無駄にしない川鮭の食べ方の模索
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「川鮭の運命を初めて知りました。こうして日本の寒村で当たり前に行なわれているけど知られていない風習を伝え、食や命の循環を考えるキッカケを作ることは大切。さらに川鮭を美味しく食べる実験までするとは、リスペクトです!」(尾日向)

■ 第2位
PLAY!出社前に遊ぼう # 06 | TRAILS × 篠健司・佐々木拓史(patagonia) 地球を救うためにできること

■ 第3位
信越トレイル・ストーリーズ | 地域の人がつくる 〜信越トレイルは地域の人々によってつくられた〜



上田瑠偉(プロトレイルランナー)



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■ 第1位
井原知一の100miler DAYS #03 | 家族との生活(AC100)
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「今年、私の家族に娘が誕生し、アスリートであるだけでなく父としての役割も増えました。 この記事を読んでこれからの生活にワクワクすると同時に、トレーニングをしながら家族の時間を大切にするヒントを得ました」(上田)

■ 第2位
摩周・屈斜路トレイル (MKT) | スルーハイキング・レポート(前編・後編)

■ 第3位
リズ・トーマスのハイキング・アズ・ア・ウーマン#29 / 「with コロナ」のハイキング ※全2回



春日 潤也(モデル / B.S.K.Kプロデューサー)



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■ 第1位
TRAILS環境LAB | 松並三男のSALMON RIVER #01 山・川・海とヨコノリ履歴書
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「松並三男さんの記事のタイトルの最後に横乗り履歴書って書いてあって気になって読んだ。横乗りや釣りが好きってところから環境問題についてこれから書いていくって流れで、すごく松並三男さんに興味をもつキッカケとなった記事なので1位。もちろんシリーズ全部を読んで環境問題は自分の知らないことだらけだと痛感」(春日)

■ 第2位
NIPPON TRAIL #07 【番外編・源流テンカラ釣行】 摩周・屈斜路トレイル + 釧路川 HIKING & PACKRAFTING

■ 第3位
TODAY’S BEER RUN #01 | ミッケラートウキョウ (渋谷)



松島 倫明(WIRED)



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■ 第1位
信越トレイル・ストーリーズ | 加藤則芳のあゆみ 〜反骨精神とロングトレイルという希望〜 ※全2回
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「コロナが僕らに突きつけたのはWanderlust (旅する欲望) の在り処だ。ホモ・サピエンスは大地を移動することで愛や文明を育んできた。加藤さんが掲げた『希望』は、2020年を経た僕らにこんなにも刺さる」(松島)

■ 第2位
井原知一の100miler DAYS #01 | 走る生活(HURT100)

■ 第3位
TODAY’S BEER RUN #01 | ミッケラートウキョウ (渋谷)



池尾 優(編集者 / ライター)



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■ 第1位
TRAILS環境LAB | 松並三男のSALMON RIVER #06 自然豊かな川を守るための鮭の育て方の模索
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「松並さんの “とにかく現場に通う” 一貫した姿勢と、自然と (でも必然的に) 繋がっていく人生にみるみる引き込まれました。海、川、山、人間の密接な関わりを俯瞰できて、他人事ではないなと実感。今後も楽しみです」(池尾)

■ 第2位
パックラフト・アディクト | #29 アムステルダム運河・デイトリップ

■ 第3位
PLAY!出社前に遊ぼう # 07 | TRAILS × 川越翔平(GOAT EQUIPMENT) ジャンキーパック



千代田 高史(MoonlightGear)



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■ 第1位
リズ・トーマスのハイキング・アズ・ア・ウーマン#24 / スルーハイカーは冬に何をしているの? ※全2回
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「いま手にしているものをすべて持ったまま……と考えるのではなく、積極的に不必要なものを分別し、それを捨てられるか? ということが大事だということがわかる記事。なにが自分にとってやりたいことなのか、優先すべきものが体現できている人は、結局ハイカーじゃなくても魅力的」(千代田)

■ 第2位
摩周・屈斜路トレイル (MKT) | スルーハイキング・レポート(前編・後編)

■ 第3位
パックラフト・アディクト | #35 オランダのラウテン・アー川でバイクラフティング



松本 和也(BLUELUG)



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■ 第1位
TODAY’S BEER RUN #01 | ミッケラートウキョウ (渋谷)
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「一生懸命走っていろいろなことからエスケープ。ランニングの一番の目的は? と聞かれると乾杯する前の助走です! とやっぱり僕は答えます。だって美味しいもんね。健康と欲望のマリアージュ。未成年諸君、これぞ、大人の遊び! 覚えておいてね!」(松本)

■ 第2位
LONG DISTANCE HIKER #03 舟田靖章 | 日本人初のトリプルクラウナー

■ 第3位
PLAY!出社前に遊ぼう # 07 | TRAILS × 川越翔平(GOAT EQUIPMENT) ジャンキーパック



間借り本屋店主(tsugubooks)



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■ 第1位
信越トレイル・ストーリーズ | 地域の人がつくる 〜信越トレイルは地域の人々によってつくられた〜
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「笑顔の写真に、ぐっとくる。その人が生きてきた証が顔に刻まれているような、深い笑顔とでも言おうか。好きで『続けてきたこと』や『研究してきたこと』を持ち寄って、ひとつの場所をつくり育てていく。そうやってつくられた場所は、豊かであるに違いない。“信越トレイルを支える人々” の人生の一端に触れることで、“信越トレイル” やその周辺地域の魅力を感じられる、さすがTRAILSという記事」(間借り本屋店主)

■ 第2位
フォロワーゼロのつぶやき 中島悠二 #17 トレイルエンジェルぽい

■ 第3位
LONG DISTANCE HIKER #04 深町和代 | 女性ひとりでJMTスルーハイキング



笹渕 紘平(環境省)



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■ 第1位
NIPPON TRAIL #07 摩周・屈斜路トレイル + 釧路川 HIKING & PACKRAFTING 〜 ※全3回
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「私が担当する阿寒摩周国立公園のトレイルなので、これを1位に選ばないわけにはいかないでしょう! 火山、温泉、アイヌ文化などさまざまな魅力のあるトレイルなので、みなさん、ぜひ歩きにきてください!」(笹渕)

■ 第2位
信越トレイル・ストーリーズ | 加藤則芳のあゆみ 〜反骨精神とロングトレイルという希望〜 ※全2回

■ 第3位
TRAILS環境LAB | 松並三男のSALMON RIVER #05 命を無駄にしない川鮭の食べ方の模索



五十嵐 雅人(ワンダーフォーゲル)



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■ 第1位
フォロワーゼロのつぶやき 中島悠二 #17 トレイルエンジェルぽい
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「日常のささいなこと、些事を、たんたんと語る、その語り口が、心地よいなあと思って読んでいたら、だんだん妙なことになってきて、よくわからないものを残して去って行った。すごい」(五十嵐)

■ 第2位
TOKYO ONSEN HIKING #02 | 倉戸山・丹下堂

■ 第3位
TODAYʼS BEER RUN #02 | ⻨酒倶楽部 ポパイ (両国)



桑原 慶(Run boys! Run girls!)



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■ 第1位
TODAY’S BEER RUN #01 | ミッケラートウキョウ (渋谷)
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「ランニング界隈にあるここ数年の気分を切り取った良企画! ナビゲーターの黒川くんとは、2014年にポートランドで一緒にブルワリー巡りをしたあとStumpRunnerのグループランに参加したりして、その時のことを思い出しました」(桑原)

■ 第2位
井原知一の100miler DAYS #01 | 走る生活(HURT100)

■ 第3位
パックラフト・アディクト | #29 アムステルダム運河・デイトリップ



土井地 博(BEAMS)



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■ 第1位
PLAY!出社前に遊ぼう # 05 | TRAILS × 山川幸雄(JSB) JSB・ULコーヒー(松屋式ドリップ)
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「PLAY!出社前に遊ぼう、という言葉がまずささりますね。コロナ禍における働き方や暮らし方が大きく変化する上で、特に仕事前の時間の過ごし方として参考になりました。山川さんのお言葉にも強く共感しました」(土井地)

■ 第2位
井原知一の100miler DAYS #03 | 家族との生活(AC100)

■ 第3位
NIPPON TRAIL #07 【ギアレビュー】 摩周・屈斜路トレイル + 釧路川 HIKING & PACKRAFTING ※全2回



岩井俊樹(CITAN Hostel)



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■ 第1位
TRAILS環境LAB | トレイルズなりの “ 大自然という最高の遊び場の守り方 ” を STUDY (知る) × TRY (試す) で模索する
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「農作物であるコーヒーを扱う職業柄、環境問題は身近なトピック。『自分たちなりに勉強し理解する、自分たちが当事者の一端となり試してみる』この姿勢を自分も見習いアクションを起こしていこうと思わせてくれた記事でした!」(岩井)

■ 第2位
井原知一の100miler DAYS #05 | 食べる生活(からすてんぐ100)

■ 第3位
TODAYʼS BEER RUN #02 | ⻨酒倶楽部 ポパイ (両国)



佐々木 拓史(patagonia)



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■ 第1位
井原知一の100miler DAYS #05 | 食べる生活(からすてんぐ100)
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「昨年に続きトモさんの記事を1位に選んでしまった……。ファットアダプテーションという先進的なことを実践し、意識高い食生活をしているかと思いきや、お酒を絶ち、ご飯を漫画盛りして食べているところが意外すぎて、年齢やステージ、目指しているもので、食生活って変わるんだな、としみじみ」(佐々木)

■ 第2位
TRAILS環境LAB | 松並三男のSALMON RIVER #05 命を無駄にしない川鮭の食べ方 の模索

■ 第3位
LONG DISTANCE HIKER #05 鈴木拓海 | 4回のスルーハイキングで見つけた旅の価値

* * *

今回の#01では、15人のマイベスト記事をお届けしました。12/25 (金)には、#02を発表! ガレージブランドやスルーハイカー、ランナーの方々から、クラフトビア・パブ、書店、編集者まで、さらに幅広い方々も登場します。次の15人のマイベスト記事もお楽しみに!

※ トレイル・カルチャー:TRAILS(トレイルズ)は、トレイルカルチャーという言葉が未だ日本に存在しなかった2014年1月に、“本当におもしろくて、役に立つ、他にはない、リアルな情報” を合言葉に、インディペンデントでとんがったメディアを作るべく、日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンとして産声をあげました。それから約6年、有名無名を問わず世界中のコアな人たちにコンタクトをとり、Webメディアとしては異質とも言える、企画と編集に過剰にこだわる時代錯誤なスタイルを続けています。

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トレイルズ

トレイルズ

佐井聡(1979生)/和沙(1977生)
学生時代にバックパッカーとして旅をしていた2人が、2008年にウルトラライトハイキングというスタイルに出会い、旅する場所をトレイルに移していく。そして、2010年にアメリカのジョン・ミューア・トレイル、2011年にタスマニア島のオーバーランド・トラックなど、海外トレイルでの旅を通してトレイルにまつわるカルチャーへの関心が高まっていく。2013年、トレイルカルチャーにフォーカスしたメディアがなかったことをきっかけに、世界中のトレイルカルチャーを発信するウェブマガジン「TRAILS」をスタートさせた。

小川竜太(1980生)
国内外のトレイルを夫婦二人で歩き、そのハイキングムービーをTRAIL MOVIE WORKSとして発信。それと同時にTRAILSでもフィルマーとしてMovie制作に携わっていた。2015年末のTRAILS CARAVAN(ニュージーランドのロング・トリップ)から、TRAILSの正式クルーとしてジョイン。これまで旅してきたトレイルは、スイス、ニュージーランド、香港などの海外トレイル。日本でも信越トレイル、北根室ランチウェイ、国東半島峯道ロングトレイルなどのロング・ディスタンス・トレイルを歩いてきた。

[about TRAILS ]
TRAILS は、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ情報を独自の切り口で発信していきます!

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